グループ活動について

昨日は、
神奈川県私立中学高等学校協会主催の
数学科の研修会でお話をさせていただきました。

アクティブラーニングの「そもそも」について、
数学におけるアクティブラーニングの
具体についてなど、
沢山のオーダーがあったことや、
参加者のモチベーションも様々だったので、
焦点が定まらず、
総花的な話になってしまいました。

うーん残念。

参加者の方から、
「グループワークになじめない生徒はどうするのか」
「アクティブラーニングでは教科書が遅れる」
という定番質問が出されるなど、
まだまだ不安の声が多いようでした。

でも、一つだけわかったのは、
講演の途中に、あるテキスト(内容はヒミツ)
を批判的に読む中で
「数学教師のマインドセットをどう整えるか」という、
パワフルな問いを準備して
グループワークを行ったのですが、
そこでは、非常に活発な議論が
展開されていたことです。

90分の中で、先生方が最も頭を働かせている
アクティブな時間だったように思いました。

私は、この光景を見ながら、
先生方自身が既にグループワークの
有効性を示しているではないか!
と感じました。

その風景をちょっとだけ紹介します。



この記事をFBにアップしたら、
教え子のSさんから
こんなコメントをいただきました。

先日、超バリバリの音大卒の先生が
「家庭科」の授業をやりました。
「班で、次の12個の食品・食べ物の内、
カロリーが低いものから順に予想して
並べていってください」との問い。

そうしたら、班内でにぎやかになって、
「こうじゃない?いやこうでしょ」など、
活発に「予想」が立てられる様子を
見ることができました。

その後、
「これから、特にスポーツをやる人や女子は、
カロリーを気にするだろうけれど、
「栄養素」という観点を考えれば、
カロリーだけではなく、
様々な添加物なども気にしながら
食品を見ていくことが大切になるよ」
というまとめでその授業は終了しました。

ウチは家庭科の教員免許を
持った先生がいないので、
その先生が担当することになっているのですが、
本職顔負けだなと思いました。

子どもたちが自分たちであーでもない、
こーでもないと予測を立て、
「当たった、外れた」と一喜一憂して、
それから、
「大事なことだからよく聞いてね」というまとめ。

予想させる、考えさせるという
「土台」があるからこそ、
最後の教師側の「まとめ」にも
子どもたちはきちんと耳を傾けるのかな、
と思った瞬間でした。

ちょっとしたことでもいいと思うんです。
子どもたちが主体的には話し合い、
考えたり、予想したりしていく時間を作ることで、
「身になる」。
ALはそういう為にあるんじゃないでしょうかね。


Sさんありがとうございます。
教師のパフォーマンスばかりが
目立つ授業が多い中、
生徒自身が学習する場をコーディネートする。
その免外の先生は、
学びについてのプロなんですね。

生徒の活動を経由するからこそ、
教師の説明はすんなり入っていき、
深めることができるということは
非常によくわかります。

今回の研修会でもそうでしたが、
「グループより個で学びたい
という生徒はどうするか」
「グループ活動では進度が遅くなる」
といったグループ活動それ自体の是非を
問題にする声が未だにあります。

でも本来議論すべきは、
そのグループ活動をどのように準備するか、
その活動の中でどういう問いを立てるか、
などという、
提供の仕方ではないかと私は思います。

教師がそういう視点に立って
学びを考えることが
「教授(注入)から学習」への
変化を促していくのだと思います。



 

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