校歌を再現するアイスブレイク

今年の8月は、
宮城(東北高校)、
愛知(河合塾千草校)、
神奈川(港北高校)で
数学の授業を行う機会がありました。

私は、初対面のメンバーで
グループワークを行う場合、
冒頭にグループ内の融和のための
アイスブレイクを行っています。

例えば、「微分」の授業を行うとき、
「分」のつく算数・数学用語を
30秒で1枚の紙に
できるだけたくさん書きだす競争。

「微分」「積分」「分数」「分母」・・・

皆さんはいくつ書き出せますか。

昨年、仙台二高でやったとき、
あるグループから15個も出てきました。

ポイントは「1枚の紙に書きだす」ということ。
これで、グループの協力体制が生まれます。
そして、1人で考えるより、協力し合うことで、
気づきを共有できます。

「あっ、そうか『因数分解』忘れてた。
それじゃあ『素因数分解』もいいんじゃない」
「なるほど、『分散』かあ。
統計方面にもっとありそう」等々・・・。

さて、今年のアイスブレイクは
「校歌を再現する」というものにしました。

写真のような、校歌の1番から3番の歌詞を
文節ごとに切ってバラバラにしたカードの
どれか1セットを各グループに配ります。

校歌LT

1番が配られる班もあれば、
2番または3番のカードが配られる班もあります。
(これは大野中学校の校歌です)。

次のような活動を行います。

①前後の繋がりや構造に注目して
 グループで話し合い、カードを並べ替え、
 予想される校歌を再現します(2分)。
②各グループ内で1人代表
 (アイランドキーパー)を決め、
 それ以外の人は、他のグループを
 自由にまわってアイランドキーパーから
 説明を受け情報を集めます(1分)。
③知り得た情報を基に、再び、
 グループ内で検討を加えます(1分)。

尚、それぞれの歌詞の出だしは
提示しています。

皆さん、どうですか? 
正解は敢えて伏せておきますね。

以下、名古屋のSANNOフォーラムで
行った授業の様子を紹介します。

何と、6人一組30グループ
という中での授業でした。

アイスブレイク名古屋LT

<活動を終えて>
6人一組30グループという
大人数でのALは大変です。
そこで、急遽CT(クリエイティブチーム)
を結成して授業に入りました。
CTとは、京都精華大学の
筒井洋一先生から教わった手法です。

この活動は、校歌を再現する過程で、
例えば「青木山並み」に続くのは
「麗しく」ではないかという、
「横のつながり」を意識すること
(関数や微分の概念につながる)と、
全体が七五調で構成され、
最後は七七で結ばれるなどといった
「構造を考える」ことを目標としています
(グラフの見方につながる)。

まあ、数学的活動と無理やり
こじつけているわけですが(笑)。

また、活動の仕方として、
グループワーク後に
シェアをする時間を稼ぐために
(何せ30グループ180人なので)、
ワールドカフェ方式で、
アイランドキーパー(説明役)を決め、
他の人は自由に他のグループを覗いて
情報を仕入れるという方法をとりました。
1番の歌詞を構成しているグループが
2番や3番の歌詞の構成を見ることで
実は、気づきがあります。
1番から3番までトータルで見ることで
パターンが見えてくるんですね。


この授業の翌朝、名古屋を出発し、
そのまま神奈川県の港北高校でも
同じ活動を行いました。

港北高校での感想
(付箋紙での一言コメント)を紹介します。
●最初のアイスブレイクは
 班の団結力を高める良い手法だと思った
●アイスブレイクは
 誰でも導入できるもので良かった
●アイスブレイクでの
 和やかな雰囲気づくりが良かった
●オープニングでのアイスブレイクが
 とっつき易く次の課題に入っていき易かった
●アイスブレイキングが
 よい予備活動になっている
●ユニットのパターンが
 アイスブレイキングから同じなので
 後半大変スムーズになる
●授業に入るための
 アイスブレイキングが大変良かった
●アイスブレイクのお蔭で
 それぞれの意見を言いやすい状況ができていた
●オープニングアイスブレイクの
 校歌は今度使ってみたい
●校歌、日本のうた。五七調、
 七五調やはりよい
●校歌から法則性を導き出すのが面白かった。
 全国を調べたら何かでてくる
●校歌を推測する活動が
 一見数学と関係なさそうなのに
 繋がりがあることが面白かった


参加された皆さまありがとうございました。


 

コメント

コメントの投稿

  • URL
  • コメント内容
  • password
  • 秘密
  • 管理者にだけ表示を許可する

トラックバック

トラックバックURL: http://simomath.blog.fc2.com/tb.php/951-cc1c2f1b