宮古・田老訪問 その➁

昨日は、宮古市の崎山小学校で行われたシンポジウム

「被災地からの発信 復興の現状と今後に向けて」

に参加した。
コーディネーターの新妻先生(岩手大教授)から、
このシンポジウムを受けて、被災地の現状などを、
それぞれが発信して欲しいとの提言があった。

私は、都合があって、最後までシンポジウムに参加
できなかったけれど、私が感じたことについて、
何回かにわたって発信していきたい。

今回は、宮古市議会議員の北村さんと、
田老漁業協同組合の畠山さんの話から印象に残ったことを
記したいと思う。

○ 避難所の生活における防災計画には、女性の視点が必要。
 (本の読み聞かせや授乳スペース、団らん・・・)
○ 復興はハード面だけでなく、人口減少が進む中、
  若者を留めるような、街づくりの視点が大切
○ 田老では、958隻の漁船のうち881隻が流出、
  621台のワカメ昆布の施設が全滅、鮭の孵化場などの施設
  も全滅した。漁業はもう終わりだと思った。
  しかし、漁業を復興しないと地域も復興しないという思いで
  取り組んできた。
○ ワカメ・昆布の養殖からスタートした。なぜなら、
  それ自体が事業であることだけでなく、ワカメ・昆布は、
  加工や販売など漁業者以外の雇用も生み出すからである。
○ せっかく作っても、原発の風評被害で売れない。
  特に関西圏ではそれが顕著。我々が、日本の南の県を正
  しく理解していないように、関西や九州の人たちも、
  岩手も福島も東北としてひとくくりに見ているので
  はないか。また、田老のアワビの殆どが中国に輸出しているが、
  それも風評で売れなくなった。
○ 嬉しい話として、被災をきっかけに、漁業に着業してくれる
  若い人が出てきたことがある。話題として、16歳の3人組が、
  ワカメ昆布の養殖に取り組んでいる。
  これは、宮古市が若者の着業者に月10万円を給付するという
  施策を打ち出したから。国や県の制度は、複雑でやりにくい。
  それに対して、宮古市のこの施策は抜本的な英断でとてもありがたい。


私がこのシンポジウムで思ったことは、次のようなことだ。

復興は「輪」の考えが大切であるということ。

そして、それによって地域の文化を作るということ。

局所的な活動から、輪をつくり、つなげていくこと。
 
それは、被災地の内部にいる人間の力で生み出されるものであること。

結局は自社の利潤によって動く復興事業、
一時の満足を与えるだけの享楽施設、
行う側が自己満足するだけのボランティア、
それらは、その地域の文化を発展させないということ。

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そんなことを考えながら、

今、自分にできることを模索していこうと思う。




 

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