マインドセット

昨日は、岩手の黒沢尻北高校で
アクティブラーニングの講演を行いました。

今回は、アクティブラーニング(AL)
を行うためのポイントとして、
「マインドセット」と
「パワフルな問を立てること」
の2つを特に強調しました。

さて、マインドセットとは何か。

辞書(コトバンク)によると、
「マインドセットとは、考え方の
基本的な枠組みのこと」

とあります。

しかし、私は、
「生きる力」などと同じように、
マインドセットもやはり自分の言葉で
定義してみようと思います。

ALもそうですが、
「自分の言葉で、自分事として考える」
ことなしに、
使えるもの、生きたものとして
定着することはありません。

例えばこれを、

「行動と経験、教育などによって
形成される思考パラダイム、
心構え、信念や価値観。」


としてみます。

こりゃだめですね。
まだカリ・マネ(カリモノ・モノマネ)
の段階ですね^^。

「自分の世界を広げ、
人生を切り開くために
どう思考、判断、表現(行動)
を一体的に行うかという、
様々な事象に応じて持つべきスタンス。」


ではどうでしょう。

少しは、自分が感じていることに
近づいているような気がしますが、
回りくどいですね。

ところで、「set」は数学用語では
「集合」のことです。

すると、マインドセットとは、Mind Set
つまり、「マインドの集合体
という考え方がしっくりくるような気がします。

大分以前、
Marilyn Price-Mitchellさんという
発達心理学者のホームページの
The Compass Advantageという図に興味を抱き、
英語の勉強をかねて彼女のHPを
必死に和訳していたことがありました
(現在挫折中。誰か訳してくれないかしら)。

8つのコンパス01LT


ああ、これってマインドセットだなあ
と思ったものです。
(彼女のホームページはこちらです)
http://www.mpricemitchell.com/

そんなことを思い出しながら、
とりあえず私の考える
ALを成功させる12個のマインドを
配置してみました。

12個のマインドセットLT


私は、アクティブラーニングとは、
アクティブラーニング型授業と
教師のマインドセットが伴ってこそのもの、
と主張するものです。
そして、そこに更に、

「育てたい生徒像を自分たちの言葉で語る」
「そこにいる生徒や
地域を巻き込んで推進する」

というカリマネ(カリキュラムマネジメント)
が入ることで、「学校としてのAL」が
実現すると思うのです。

マインドセットLT


私は、ALをマインドセット抜きに、
単に「学習定着率を高めるための授業の一工夫」
とするだけでは、
逆に、教材への深いアプローチが失われ、
教師の自立性・創造性が損なわれる方向に
進んでいくのではないかと懸念します。

あるいは、「学力調査の平均点を高める」とか
「模試の偏差値を上げる」という
旧パラダイム型マインドでALが進められ、
教師や学校が評価されるならば、
ただでさえ多忙な教師は
ますます疲弊してしまうのではないか、
などと思うこの頃でもあります。

私は、人からALの推進者などといわれ、
穴があったら入りたいわけですが、
AL推進が、そんな方向にならないために、
ささやかながら今あちこちで話をしている
といっても過言ではありません。


 

コメント

私が言うのもおかしいかもしれませんが、ありがとうございます!全ての管理職が、せめてうちの現場の所属長が(笑)下町先生のようなセオリーの持ち主になってくれることを、願ってやみません。
2015/ 09/ 12( 土) 17: 13: 46| URL| naki nakamura# -[ 編集 ]
 

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