「みんなのための『教える技術』」

第97回全国算数・数学教育研究大会が
8月6日から7日まで、札幌市で行われます。

大会要項はここから。

私は、高校の分科会(学習指導法・評価)の
助言者を任されていましたので、
明日から札幌南高校に向かいます。

そして、7日は、17:00に分科会終了後、東京に飛んで、
8・9日の土日には、
「みんなのための『教える技術』」という、
インストラクショナルデザインの理論と実践の
研修講座に参加します。

今、世の中は知識基盤社会だ、
グローバリズムだ何だと喧しく、
そして、教育現場でも、やれアクティブラーニングだ、
観点別評価だと、耳タコな毎日なのですが、

私は、そんな中でこそ、教師の「せんせい力」
の向上が必要ではないかと思います。

「せんせい力」とは、
簡単にいうと「教える技術」なのでしょう。

でもそれは、生徒を、「学校ルール」に従わせ、
自分の掌に乗せるための
テクニックではありません。

コーチング、カウンセリング、心理学、
変化する社会の要請、民間感覚、
ICTテクノロジー、
時に起業家マインドなど、
様々な要因を踏まえ、
教師が、自ら学び、
自己を更新していくことが、
まさに「せんせい力」を
身につけることと思います。

私は、今、
授業や部活動はしていませんが、
生徒、保護者、職員、地域住民、
行政などとの対話が増えていく中で、
今こそ、自分の「せんせい力」を
磨く必要性を感じています。

実際、このような「せんせい力」に
最も敏感であるべきは
現場教師であるはずです。

しかし、現実には、このような研修に
飛び込む教師は
非常に少ないと感じています。

その理由の第一は、多忙化です。
日々の授業や担任の仕事、
大量の分掌の業務、
そして放課後も土日も長期休業も、
部活や課外授業に追われ、
汲々としている実態があります。

しかし、敢えて言うならば、
教育現場は、ある種特殊な空間で、
民間のように、職域や業務の変化に応じて、
身銭を投じてスキルを磨かなければ
生活を失ってしまう
という危機意識がありません。

また、初任者研修や免許更新研修などの
管制研修が用意されているので、
自分に欠乏しているものが何かを自ら考え、
スキルアップに勤しむことから
距離を置く人が多いとも言えます。

また、自分の高校時代の経験や、
自身の感性、パーソナリティだけで、
生徒は言うことを聞くし、
上手に生徒を指導しているはずなので、
わざわざ自発的に研修を行う必要性を
感じていないという人もいるかもしれません。

そういう私も、いつもこうして、
偉そうなことを言っていますが、
自分自身、若い頃そうでした。

根拠のない「全能感」を持って、
自信満々で君臨していたこともあります。

生徒から反発されて
結局「力(権力)」で押さえつけ、
傷つけた生徒もいました。

そのときの痛々しい経験を思い出すと、
今でも胸がうずき、叫びたくなります。

だからこそ、ダメだった自分を反省し、
自分が学んで得たこと、更新できたことを、
こうして発信することが
私の務めだと思っています。

口幅ったい言い方ですが、
教師こそ、自分が「足りない人間である」
という自覚から始まって、
それを克服する努力をし続ける姿を、
生徒や社会に見せることが、
今求められているのではないかと思います。

今回の研修講座では、
JMOOCでアドラー心理学を学んだ、
早稲田大学の向後先生から、
今度はナマで学べること、

職種の異なる参加者と意見交流できること、

反転授業の手法を体験できること、

主催されるキャリアクエスト代表で、
雅な生き方でジャパニーズ・グローバルを
体現されている齋藤先生にお会いできること、

などなど、楽しみいっぱいです。



 

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