「常微分方程式」(井ノ口順一)

昨日、盛岡地区の数学部会の総会と
研究会があったのですが、
そこに講師として招かれていた、
筑波大学の井ノ口順一先生に
是非お会いしたく、
19時過ぎの懇親会終了時間めがけて、
大野から盛岡のサンセールまで駆けつけました。

井ノ口さんとは昔から、
いろいろな場で
おつきあいさせていただいております。

以前、彼から宿題を与えられ
「Stirling 数とBell数」
というレポートを書いたのですが
その冒頭に、彼がどんなに凄いか!
書いておりますのでご覧ください。
(ハチャメチャですが!)

「Stirling 数とBell数をあなたに」

彼はトップクラスの数学者ですが、
実は、小中高における教育にも造詣が深く、
昨年、彼が勤務していた山形大学で、
夜明かしして、アクティブラーニングを中心に
学習論や授業論を熱く語り合ったのも
懐かしく思い出されます。

また、盛岡三高時代には、
SSHの数学班(タイリングアート)の指導や、
三校合同発表会の助言者として、
協力いただきました。

因みに、タイリングアート研究の数学班は
東北地区発表会で優秀賞を受賞しています。

そういうわけで、昨日は井ノ口さんと
その仲間たち7人で、楽しく懇親を行いました。

このとき、井ノ口さんから、7月25日発行の、
出来立てホヤホヤの著書

「常微分方程式」(日本評論社)

をいただきました!

常微分方程式

数学とは何か、の答えの一つとして、

「数学とは自然現象を支配する
物理法則を調べる道具である」

とまとめることができると思います。
この本は、まさにそのような構想を基に
書かれています。

そして、0章から8章まで、
工夫された章立てになっていて、
高校生・大学生・教員、様々なレベルに応じて、
いろいろな読み方ができるようになっています。

私は今日、1章から8章に飛んで読みました。
これだけで、微分方程式の
概観を知ることができます。

とはいえ、もちろん本格的な数学なので、
読み進むには覚悟が必要です。

さて、
SSHの会議に行くと、
数学の研究をもっと行って欲しい
ということをよく言われます。

実際に行われている数学研究は、
パズルやゲームのシミュレーション、
図形に関するトピックスなどの
手軽なネタが多いのですが、
私は、そういう研究発表をするより、
じっくりと微分方程式の基本を
2年かけて勉強するほうが
よほど将来の力になるのではと思います。

その意味では、
この本は、テキストとして、
画期的なものだと思います。

SSH高などの生徒に、
活用することで、
本当に骨太の科学者に数学者を
生みだすことができると思います。

また、高校の教師がこれを基に
指導するのであれば、
教師の力量も相当高くなるでしょう。

いつか、やってみたいなあ。
もう一度、微分方程式の理論を
静かに勉強してみたい。


 

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