ALに関する質問より

昨日、アクティブラーニング(以下AL)に関する
いくつかの質問についてアップしましたが、
FBやブログで様々な方からご意見をいただきました。

SNSの力って凄いなあ、
そして、「反転授業の研究グループ」って
すんげえなあと思いました。

本日、講演会の中で、その私見を
述べさせていただきましたが

ここで、まずは、このような質問に対する
私の3つの考え方を述べたいと思います。


一つは、ALが、たとえ、いくつかの矛盾や、
問題点を内包していようと、
しかし、目の前の子どもたちに直接関わる
立ち位置にいる教師の端くれである私は、
だからといって立ち止まるわけにはいかない
ということだ。
学校教育法で学力の3要素が定義され、
グローバル化はますます進んでいく中で、
たとえどんなにそれを批判する言葉を
持っていたとしても、否応なく、教師は、
生徒の意欲・関心・態度や、傾聴力、
コミュニケーション育成力などを評価し、
ALを推進していくことが今求められている。
であるなら、それは生徒に安心と希望を
与える方向に進められるものでなければ
ならないと思う。
だから私は、ポジティブにALを捉え、
旗を振りたい。

二つ目は、ALを自分の言葉で突き詰めて
考えているかどうかということである。
私は、ALとキャリア教育が、
構造的にとても似ているように思う。
どちらも、定義が漠然としている。
汎用性がない。つまりどの学校でも
同じマニュアルで、同じ方針で
行い得るものではない。
だから、自分たちの目の前にいる
生徒を見つめ、そこから
「私たちの学校のキャリア教育」
を考えるのと同様に
「私たちの学校のAL」を語り合い、
つきつめて考えていくことが大切である。

キャリア教育が、「働くとは何か」
「生きる力とは何か」を
自分の言葉で語れるかということを
軸とするならば、
ALは「学ぶとは」
「生徒にどういう力をつけさせたいか」を
自分の言葉で語れるかを
突き詰めて考えることだと思う。

そのように考えると、
ALに関する様々な質問は、
とたんに色褪せるのではないか。

ALを突き詰めて自分事として
考えている人にとって、価値のある質問
なのかを、むしろ問いたい。


最後に、今、アクティブラーニングを
行っている人たちへのリスペクトである。

例え今、知識をひたすら注入するような
一方的な授業を行ったとしても、
「学校教育法30条違反」として
逮捕されることはないだろう。
そう、ALは、たとえ文科省が旗を振っても、
所詮「できればやって」の世界なのだ。

人は、基本的に「できればやって」の仕事はやらない。
しかし、そういう中にあって、
「身銭を切ってでも」やり抜いている人達がいる。
世界にアクセスし、実践を学び、
職種を超えて情報交換し、
より質の高い教育を子どもたちに
提供しようとしている実践家達を
私は幸運にもたくさん知ってしまった。

そういう人たちとの共存と、
共同体が実はALなのかもしれない。

とすれば、そのような質問は、
やはり愚問なのである。


そういうわけで、後日、皆さんの意見を
踏まえつつ私見をまとめたいと思います。


 

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2015/ 06/ 24( 水) 11: 06: 38| | # [ 編集 ]
 

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