政治経済の授業動画と少人数教育について思うこと

今日は、3年生の政治経済選択クラスの
授業の動画撮影をしました。
授業者の佐々木先生は初任の先生ですが、
初任者研修で盛岡三高の授業動画を観て刺激を受け、
意欲的に自身の授業改革に取り組んでいます。

自分の高校時代に経験した授業スタイルに拘泥せず、
いいと思ったものをすぐに取り入れ、
行動に移すことはとても素晴らしいですね。

本日の授業のダイジェスト版をご覧ください。




観賞のポイントは、教師がどういうパフォーマンスを
しているかではありません。
生徒が主体的に活動しているかどうかです。

さて、ここで少し長くなりますが、
最近私が思っていることを述べたいと思います。

それは、5月28日に行われた、
「今後の県立高校地域検討会議」
で発言した内容でもあります。

本校は、今年度より、岩手県総合教育センターの
社会科のアクティブラーニング型授業の
研究協力校になっています。

そのこともあり、私は、今年は大野高校から
21世紀型の新しい学びの場を提案していきたい
という大きな野望を秘かに抱いております。

その21世紀型の学びとは何か。
それは、グローバルとか
ICTとかという見方もあるけれど、
私が今思っているのはそんなことではありません。

今後拍車がかかる少子高齢化社会、
人口減少社会に応じた新しい学び、
いわば「どんとこい少子化社会型授業」です。

これから嫌でも必ず人口減少社会はやってきます。
2060年には人口の65歳以上の層が4割を占め、
2100年には日本の人口が4800万人に
激減するともいわれています。

このような中、我々が次世代への
持続可能な社会を築いていくというのであれば、
これまでの常識、価値観、制度、手法など、
あらゆることを俯瞰しながら、
批判的に見直していかなければならないはずです。
自分の生きている時だけ幸せであればいい
というのであれば別ですが。

そのような状況の中で、学校現場や教育行政が、
効率性、スケールメリットという
これまでの産業主義型社会の価値観に縛られて
学びを語っているようでは、未来は暗いと思うのです。

私は、今こそ、少人数型学習を
どう構成するかというアイデアを、
みんなで創出していかなければならないと思っています。

先日、ある人から、学校存続のネックとして
「少人数化は、人間関係が固定化して
教育的に問題がある」
という意味のことを言われましたが、私は、それは、
「学び」の形がどう変化しようとしているかを理解せず、
「教師―生徒集団」という、一元的な見方で
教育を扱おうとしているように思えました。

例えば、10人学級で、ペアを作ると、
その組合せは何通りでしょう。
10C2×8C2×6C2×4C2×2C2=113400通りにもなります。

つまり、組合せ方によって、様々なバリエーションの
学びを構成することが可能であるし、
そこでいろいろな人間関係が育まれると私は思います。

むしろ、大規模校の方が、上からコントロールされた
機械的なグループ分けが中心になりがちで、
画一的で固定化した人間関係になるようにも思えます。
まあ、すこし言い過ぎではありますが。

私が考える「学び」における未来型プロジェクトは、
例えば、年代を跨いだいくつかの少人数グループを構成し、
それらのグループどうしクロストークさせたり、
ICTを取り入れ、空間を乗り越えた共同体を形成するなど、
いくつかのアイデを持っています。

もちろん、そんな絵空事のようなことは、
「今」を考えれば無謀かもしれません。
しかし、大野高校は人口減少問題に、今まさに直面し、
地域にとっては死活問題ともいえる事態です。

そういう中であればこそ、様々な工夫を凝らし、
大胆な改革もできよう。

そして、それが、そう遠くもない将来の、
新しい学びを提供する一歩になるのなら、
喜んでその改革の旗を掲げたい。

 

コメント

youtubeのページ若干整理しました。で、4か月ぶりにアップのでご紹介します。
https://www.youtube.com/watch?v=qpJykgaeJOA
2015/ 06/ 07( 日) 20: 52: 27| URL| スズキトオル# -[ 編集 ]
 

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