ガムテバッグを見て思ったこと

昨日は、総合文化部の活動を見学しました。
生徒たちが、手芸やネイルアートなど、
様々な「一芸」を考え、創作活動を行っていました。

総合文化02

総合文化01

ガムテープを使って
トートバッグを作っている生徒がいました。
とても興味深かったので、
じっくりと見学しました。

総合文化03


ダンボールを型にして、ガムテープを、
粘着面が表になるように巻きつけて、
その上から、今度は粘着面を合わせるよう
にガムテープを貼っていきます。

総合文化06

最後に型を抜くと、見事!
素敵なバックができあがります。

総合文化05

柔らかい手触り、防水性もあり、そして丈夫。
見た目も皮製のようでもあり、
何より制作費はガムテープだけなので216円。
製作時間も30分ほど。いいことずくめ。

そして、彼女は、最初の作品を
母に贈ったところ、とても喜ばれたと、
笑顔で話してくれました。

そう。人を喜ばせて、自分も笑顔になるという、
それはそれは、大きないいこともありますね。

顧問の菊地先生が、この手法を
インターネットで見つけ、自ら実践して、
生徒に提示したとのこと。

「とにかくお金がないので、
お金のかからないものを探すことが一番です」
と先生はおっしゃっていました。

大野高校は小規模校なので、
部活動を支援するお金は十分ではありません。

お金が無いから、活動を制限する、
レベルを下げるという、
ネガティブな方向に考えるのではなく、
「負」の状況を受け入れつつ、頭を使って工夫し、
こんなにも素晴らしい作品の
創作を考えたことに、私は胸が熱くなりました。

そして私はこんなことを考えました。

生徒ができないから、計算ドリルを繰り返す、
単位を減らす、プリント学習でごまかす、
などというマイナス方向で考えるのではなく、
生徒が自ら学びたくなるような教材を開発する、
教具を作って見せる、
グループワークなどを取り入れて
生徒が主体的に参加する授業を考える、等々。

これもプロフェッショナルとしての
クリエイティビティというもの。

更にもう一つ考えたこと。

自分の短所をちゃんと見つめ、
それも含めての自分を受け止める。
その上で、行動や考え方を変え、
幸せをつくり出していくこと。

それと同じだな、と。

総合文化部のささやかな活動の中に、
教育や生き方に対する
いろいろなヒントがありました。

ありがとうございました。


 

コメント

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2015/ 07/ 29( 水) 20: 07: 55| | # [ 編集 ]
 
コメント胸にささりました。ご指摘ありがとうございます。本当に申し訳なく思います。私は、かつて、生徒と衝突もし、ときに暴君のように振る舞い、そしてその後自己嫌悪に陥ったことも何度もありました。そういう過去を引きずりながら、今こうして、罪滅ぼしの気持ちも抱きながら学校現場におります。「生徒のため、学校のため、地域のためが時に先生の首を絞めている」はとてもぐさりとくる指摘です。肝に銘じたいと思います。ありがとうございました。
2015/ 07/ 30( 木) 18: 00: 23| URL| しもまっち# -[ 編集 ]
 

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