半径1m以内の人を幸せに

2学年講話LT

先日、2年生で行った講話では、
上のような内容で話をいたしました。

生徒のみんなの感想を見ると、
「目標を持って生きる」
「部活と勉強は一緒」
という話が一番印象に残ったようですが、
今回は、「半径1m以内の人を幸せに」
で話したことを、
以下にまとめてみたいと思います。

昨年の11月、ランニングをしていて、
膝を痛めてしまいました。
歩けない位痛くなったので、
病院に行くことにしました。
そこで、午後から休みをもらうので、
私の仕事を同僚の先生に
やっていただくようお願いします。
OKということで、校長先生から
休みの許可をいただきます。
そして、養護教諭の先生から、
いい整形外科を紹介してもらい出かけました。

病院では、受付の方に、カルテを作ってもらい、
いよいよ医師のK先生から診察を受けます。
もちろん看護師の方にもお世話になります。

次に、技士の方からX線撮影があり、
再び医師から注射などしてもらいました。
その後、別の方からリハビリの説明を受け、
今度は作業療法士の方から、
大腿四頭筋を鍛える体操を教わり、
更に別の方から、
電気治療を受けて治療が終了しました。
受付で、また別の方から
処方箋をいただき会計をします。
隣のビルにある薬局で、
薬剤師さんから処方を受け、
また別の薬剤師さんに
「おくすり手帳」をつくっていただきました。

以上で、この日の私の治療が終わったのですが、
家に帰りながら、この日、一体、何人の人に
お世話になったのだろうと考えてみました。

数えてみると、何と13人でした。

私一人の理不尽な膝の痛みによって、
実に13人もの人間が動員され、
よってたかって私の膝を治してくれたのです。

このことを考えたとき、

「自分は多くの人に世話になって生きさせてもらっている」

「世の中は多くの人で支えあって成り立っている」

ということをしみじみと感じました。

更にいうと、

「誰もが、どこかで誰かの役に立っている」

もっというと、

「世の中には役に立たない人は存在しない」

ということなのでしょう。

さて、私の膝が治った時(治らなくても)、
世話になった13人の人たちに
お礼をいうことはきっと無理でしょう。
では、私にできること、
私がやらなければならないことは何か。

それは、自分が、その13人の人たちと同じように、
他人のためにできることを考えて、
行うということなのかなと思います。

自分が他人の力になることは、
巡って、自分が世話になった人への
恩返しになると考えてみたいと思います。

それは、自分ができる些細な一歩でよいのです。
自分の近くの誰かに優しくすること、
その人のためになることを考え、実行すること、
これがもしかしたら、
社会や文化や習慣を変える
大きなものに繋がるかもしれません。

実は、このことは、まさに今、
大野高校で皆さんが行っていることです。

それは皆さんが互いに
「お疲れ様です」と挨拶を交わしあう習慣です。

すれ違う先生や友人に
「お疲れ様です」と声をかけることは、
たかが「半径1m以内の」
ちぽけな行動かもしれません。

実は、私が20年近く前に本校に勤務していた時、
女子のバスケット部がこの挨拶を始めました。
「ご苦労様」は目上の立場の人には
ふさわしくないので「お疲れ様」にしようと。

そうしたら、それが他の部にも広がっていきました。

そして、今や、挨拶が立派な学校として、
内外から高い評価を受けています。
皆さんの、ささやかな心遣いが、
伝統を作ったのです。学校文化を変えたのです。

どんな環境にいても、ちっぽけであっても、
自分ができる何かがある。
それは、自分の人生を豊かにするだけでなく、
誰かを動かしたり、
更に社会を変えることにもなるかもしれません。


このようなカンジでした。


みんなの感想から、その一部を紹介します。

目標を持って生活をしたいです。
部活に勉強、小さなことでも
自分なりの目標を考えて、
一日一日を大切にしていきたいと思います。
また、自分の周りにいる友達や家族、
先生、誰でも大切にしていこうと
あらためて思いました。
これからも皆に笑顔で接したいし、
自分の相手からされて嬉しいことや
誰かのためになることを
行動に移していきたいです

日頃から周りにいる人たちを支え、
幸せにしていきたいと思いました。
私は、今自分にできることは笑顔でいること、
気づかいができることです。
これをこれからもやり続け、周りの人を幸せにし、
支えていきたいと思いました。
私は、自分で考えようとしないので、
これからは考えることをいつでも行いたいです。

だめな自分、良くない自分も自分である、
という言葉がとても響きました。
どんな自分も受け入れて、
一回り大きくなりたいなと思いました。
また、部活動や勉強に対する楽しみ方のお話を聞いて、
勝ち負けだけを楽しむのはもったいないなと思ったし、
チャレンジすることを楽しめるような
大きい人間になりたいと強く思いました。
講話では、目標を持つことの大切さを
強くおっしゃっていたので、
毎日、小さいことでも目標を立てて
充実した毎日にしたいなと思いました。
それから、自分が誰かのために
何か良いことをすることが、
巡り巡って自分にも返ってくる、
ということを聞いたので、
普段から人のために動けるような
人間になりたいと思いました。

校長先生のお話は、
自分の過去にあったことをもとに話してくれ、
すごく良い話を聞くことができました。
自分は、「この世で役に立たない人間はいない」
という言葉が心に残っています。
自分もそう思いました。
自分はこの言葉を思い出しながら
頑張りたいと思います。

「いかに自分は多くの人に支えられて生きているのか」
この言葉を聞いて、
今、私が大野で卓球ができているのは、
親や先生、地元の方々、大野の方々、
県外の方々のたくさんの支えのおかげで
出来ていることに気づかされました。
部活動の一流、二流、三流の話を聞いて、
私は一流の選手になるために、
勝ち負けに左右されず、
自分の目標を達成するために
チャレンジしていきたい。


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私の言葉をキャッチして、
一生懸命メモをとる姿勢が素晴らしかったです。


皆さんのこれからの高校生活を
いつも応援しています。


 

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