「参加型講演会」

一昨日の14日、2年生を対象に、
JICA国際協力出前講座が行われました。
講師は、JICAから推薦された、
新(あたらし)江梨佳先生
という20代の女性です。

2011年から青年海外協力隊員として
マラウィ共和国に派遣され、
理数科教員として2年間活動、
現在は、ピコファクトリージャパン
という会社を起こされ、
フリーランスとして教育・科学・国際を軸に
講演やイベント企画などを
精力的に行っておられます。
また、気象予報士としても
ご活躍されている方です。

ダイナミックで、アクティブで、パワフルで、
素晴らしい講演会でした。

その様子を振り返ってみたいと思います。

講演会は14:00からでしたが、
その前に生徒と触れ合いたいとのことで、
午前中に来校されました。

そして、授業を参観され、
掃除中の生徒達にも積極的に声をかけて、
あっという間に生徒の輪の中に
入っていきました。

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ラボⅡの活動を参観。どの研究にも関心を持たれ、生徒との会話が弾んでいました。

講演の冒頭に
「聞くだけでなく、すべてを開いて、
吸収して楽しみましょう」
ということをお話されましたが、
まさにその通り。
90分間の
フルタイム・フルメンバー・フルアクティブの
「参加型授業」ならぬ、
「参加型講演」となりました。

まず、先生は、言葉だけでなく、
声、表情、身振りなどがとても豊かです。
アナ雪のエルサのパワーを出す
ポーズが何回も登場しましたね。

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非言語のコミュニケーションとして、
ノンバーバルコミュニケーション
という言葉がありますが、
言葉が通じない海外でも、
そうやって、現地の人々と「対話」
できるんだなあと膝を打ちました。

では、いくつか、
「参加型」の風景をご覧ください。

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机・椅子を撤去して、フロアに280人を
すし詰めの状態で臨場感を高めます。
マラウィでの授業は通常の40人規模の教室に
120人位入るとのこと。その体験でもあります。


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マイクを持ってどんどん生徒の中に入っていきます。

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現地の民族衣装を体験。1枚の長方形の布がスカートに。

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マラウィの生徒がブリキや廃材で作った、風力発電の装置を
現地から持ってきてくれました。それを、6人の生徒を使って再現します。


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圧巻!280人全員がどんどんステージに来て、現物に触れます。

江梨佳先生は、
高校での生物の授業で、
ある恩師との出会いが、
大学で生物学を専攻することに
繋がったと話されました。

その生物の先生から、
受験に出る生物の知識を教わったからではなく、
面白い科学の世界を見せてくれたこと、
興味をかきたててくれたことで、
生物学を勉強してみたいと思うようになった。
その先生のお蔭で、
知識がついたからじゃなく、
もっと続けてやってみたい
という気持ちが芽生えたことが、
大学に進む動機となり、
大学で研究し続ける原動力になった。


この言葉にはっと気づきました。
授業とは、学習者の
「行動(テストの点数などの成果)」
を変えることではなく、
「態度」を変容することである。
最近私が参加型授業を考えるときの
キーワードの一つです。

90分間の講演後そのまま帰らず、
生徒の有志達との懇談を希望されました。

十数人の生徒達と国際交流について
などの懇談を行ったのですが、
何と、16:20分から始めて終了は18:00過ぎ!

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100分近くも熱く、
そして楽しい時間を過ごしました。

丸一日学校にいて、
事前交流+講演+事後懇談
という形での講演会を行ったわけですが、
そのことによって、私達と、
深いところでのつながりが生まれました。

今回、江梨佳先生の講演を聴いて、
海外に行って活動しようと思う生徒が
生まれることは容易に予想をしていましたが、
実は、真っ先に、それは自分でした。

講演終了後、
今回の講演をプロデュースされた
熊谷彬衣さんが
会場にいらっしゃっていたので、
さっそく、シニアの海外ボランティアの
パンフをいただいたりしました。

そして、更に、夜は、先生方との
懇親会を、材木町の
ビアパブベアレンで盛り上がり
最後は盛楼閣で冷麺というフルコース。

凄いパワーですね。

この日は、一日、
「新 江梨佳」
というコンテンツを
丸ごと体験することで、
生徒だけでなく、
私自身とても大きなものをいただきました。

ありがとうございました。

 

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