数学教室2月号

「数学教室」2月号が届きました。
私の連載「数学という名の自由の翼」
も11回目を数えました。

数学教室2月号


今回は、先月に続いて、偏差値の話です。

偏差値という統計手法には罪はないけれど
それを金科玉条にして行われる教育に
問題がある、

という視点で書かせていただきました。

ところで、
最近の話ですが、東大を受験する生徒の
添削を受け持っていたところ、

数学の問題が解ける以前に、解答の
書き方が全くできていませんでした。

担当の先生に、
この解答の作り方を根本的に直さないと
まずいよ、という話をすると、

その先生は、
「えっ、でも模試の偏差値は60あるので
だいじょうぶじゃないですか」

とおっしゃる。

そこで、私は、なるほど偏差値は罪だなあと
思いました。

なぜなら、偏差値が60というその模試は、
東大オープンや東大実践などでしたので、

彼の偏差値は60とはいっても
実際の得点は100点満点中の30点を
切っているのですね。

数学の問題を解く技能が無くても、
周りの生徒がもっとできていなければ、
それでよしとするのが
偏差値信仰の問題ですね。

偏差値ばかり追い求めると、
教科の内容がわかることよりも、
人に勝つか負けるかだけを基準に
勉強するようになるのではないかと
不安を覚えるのは、私だけでしょうか。

 

コメント

コメントの投稿

  • URL
  • コメント内容
  • password
  • 秘密
  • 管理者にだけ表示を許可する

トラックバック

トラックバックURL: http://simomath.blog.fc2.com/tb.php/657-bcbd8620