センター試験④

センター試験も目前になってきましたね。
これまで、何度かセンター試験の
話をしてきましたが、
私がこれまで述べてきたことは、
現在のセンター試験の作題は、
解く技能だけでなく、
読解力を見ようという形になっている
ということに、
もっと着目すべきであるということです。

そして、解法パターンを
たくさん覚えることだけが
数学の力ではなく、
与えられている問題の文脈から、
解法の流れに乗っていける力、
すなわち思考力と判断力を
身につけて欲しいというメッセージが、
センター試験の問題から
発信されているように思うのです。

従って、そのような力をつけるには
「~を見たら~のパターン」という、
分解練習と技能偏重型の
問題演習だけでは
限界があるということです。

例えば、センター試験にありがちな、
次のような問題を作ってみました。

センター試験平方完成

この問題は、

「~と変形できる『ので』」

に注目すべきです。
「ので」という接続助詞(かな?)は、
以下に記述される事象の原因や理由、
根拠などを表すものですから、
当然、直前に変形された式に
答えを導くカギがあると考えるわけですね。

そこで、
グラフがx軸と異なる2点で交わる
⇒頂点のy座標<0
とつなげていくわけです。

これが文脈判断による解答です。

一方、
「異なる2つの実数解を持つ」
という文言に着目し、
「それが出たら 判別式>0」
と反応して解いていくのが、
パターン分解型の解法
といえると思います。

これは、せっかく平方完成した
流れを無視した解答ですね。

もちろん、様々な公式や解法パターンを
マスターしておくことは大切ですが、
しかし、それは万能ではありません。

センター試験では、
このようなパターンを、
引き出しから取り出しさえすれば
片付くものではなく、
読解して文脈から様々な判断して、
解決に向かえるような
練られた問題が作られています。

そして、それは、
恐らく数学固有の話ではなく、
すべての科目について
言えることではないかと思います。

 

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