震災遺構について学ぶ

一昨日は、2年生のSD総合の授業で、
宮古市の副市長である
名越一郎先生をお招きして講演会を行いました。

名越先生は、大阪出身で、
東大法学部を卒業後、平成12年に自治省に入省し、
平成19年の和歌山市財政局長、
平成22年に総務省消防庁総務課長補佐を歴任され、
震災後の平成23年から宮古市の副市長に就任しました。

震災復興は、もちろん地元の人間が
中心となり行うのですが、
より早い復興と安全・安心なまちづくりの実現のため、
総務省から優れた見識と判断力と行動力、
そしてグローバルな視点を持つ職員を被災地に配置する
という国の方針によって名越先生は就任されました。

さて、現在、2年生は、SD総合の時間に
ディベートを行っていますが、
後期から震災遺構維持の可否を
テーマに取り組んでいきます。

もちろん、ディベートという場面で、
論理的思考力や発展的対話力を磨くことが
一つの目標ですが、
現2年生が、昨年度から行ってきた
震災復興と防災についての延長線上の取組みとして、
今後の復興の在り方について
深い考察を行うということも大きな眼目です。

私はこの日、
中学校での講演会に行かなければならず、
冒頭の講師紹介をさせていただいた後、
講演を聴かずに失礼してしまいました。

後で聞いたところ、
先生から復興や震災遺構についての現状や課題、
展望、そして復興まちづくりのための合意形成
など非常に参考になるお話を伺えたとのことです。

ところで、盛岡三高の校訓の一つは「鴻鵠の志」です。

これは、12年前、
本校が創立40周年を迎えるにあたり、
生徒から出されて制定されたものです。

名越先生は、キャリアとして
国家全体のために高い志を持ちながら、
岩手に単身で4年間にわたり
復興に尽くされています。
その姿に、「鴻鵠の志」、「noblesse oblige」の
体現者としての先生の生き方を
垣間見ることができます。

今回の名越先生との出会いは、
「鴻鵠の志」を校訓とする三高生が今後自覚を持って、
学び、行動するためにもとても
貴重な経験だったのではないかと思います。

名越先生ありがとうございました。

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何とか最後の場面に間に合いました。
生徒から多くの質問が寄せられ、
名越先生は三高生の意識の高さに感心していました。


 

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