全国学力調査の結果に思うこと

昨日、全国学力調査の結果が公表されました。

新聞(岩手日報)には
「中3数学全国下回る」
「中3数学弱さ露呈」
という見出しが大きく躍っていました。

しかし、私は今回の結果に
一定の成果を見ています。

そもそも、平均点を上回る、下回る
という見方は愚の骨頂。

子どもにつけさせたい学力は何かということと、
それに対する評価規準との関係を
論ずるべきであり、
他県に勝った負けたという相対的な方向で
評価することに何ら意味はないのです。

因みに、全国の標準偏差は約3点なので、
岩手県の得点はシグマの範囲に収まっています。

さて、
国立教育研究所のホームページから、
各都道府県データをちまちまと拾いながら、
5年前の、平成21年度のデータと比較する
図表を作ってみました。
学調06
どうでしょう。
東北六県で、岩手が+10.7ポイントと、
最大の伸び率を示しています。

新聞でも議会でも、
平均点を上回ったかどうかばかり議論されますが、
私は、正答率の向上もさることながら、
数学に対する態度に関してネガティブな結果こそ
問題視するべきだということを言い続けてきました。

この話は、ブログにも書いています。
記事はここです

今回、その部分も5年前のデータと比較してみました。
学調01

学調02

学調04


学調03


ついでに、自尊感情についても調べてみました。
学調05

素晴らしい! すべて、
東北六県で最大の伸びが示されています。


これは、数学の学力の向上が、
岩手の政策課題として取り上げられる中、
県の中学校数学担当指導主事を中心に、
個別訪問やセミナーなどを継続して実施し、
学校文化を変えてきた成果を如実に
示すものであると私は思います。

義務教育の指導主事はじめ、
中学校の数学の先生方の
地道で直向な取組みを
もっと評価すべきであると強く思います。


 

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