国富の喪失

私は、民間の企業人ではなく、教育公務員である。

教員や公務員は、企業人と比較し、
とかく批判されがちである。

まあ、私も数十年生きてきて、公務員、先生
の悪口ばかり聞かされてきたような気がする。

でも、私は一ついっておきたい。

教育公務員とは

全体の奉仕者であること。
公共の利益を先に考えること。
自分の利潤を追求しないこと。

教育公務員と民間企業人の行動原理の
違いはここにある。
そして、我々の誇りもそこにある。


さて、話は変わるが、昨日、
大飯原発差し止め訴訟の一審の
判決が出された。

その判決要旨を見て私は心を打たれた。

その中の「国富の喪失」の部分を紹介する。

被告は原発稼働が電力供給の安定性、
コストの低減につながると主張するが、
多数の人の生存そのものに関わる権利と
電気代の高い低いという問題を並べて
論じるような議論に加わり、
議論の当否を判断すること自体、
法的には許されない。
原発停止で多額の貿易赤字が出るとしても、
豊かな国土に国民が根を下ろして
生活していることが国富であり、
これを取り戻すことができなくなることが
国富の喪失だ。

原告は、原発稼働がCO2(二酸化炭素)
排出削減に資すると主張するが、
福島原発事故はわが国始まって以来
最大の環境汚染であり、
原発の運転継続の根拠とするのは甚だしく筋違いだ。


私は、教育公務員の端くれとして、
人類全体の本当の幸福に言及する、
格調高いこの文章に共感する。





 

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