一流と三流の違い

以前、バスケットボールのある有名な監督から、
部活動を行う選手の取組み方について、
三流、二流、一流に分けて
次のような話をうかがいました.

●三流選手の楽しみは、手を抜く、さぼる、
 楽をして練習や試合をするというものです。
 そこには努力(練習)をしないで、
 試合を楽しみましょうという考えがあります.

●二流選手の楽しみは、試合の勝ち負けや
 良いプレイをしたら喜び、悪いプレイをしたら
 落ち込むなど、目先の結果や外発的な
 やる気や報酬から行動するというものです。

●一流選手の楽しみは、上手くなること、
 チャレンジすること,ハードな練習を
 乗り越えること。自分のスポーツが好きで、
 楽しんで、面白がる。
 自分の目標を決めて達成しようとすることです。
 自分との闘いができる、自分に打ち勝てる選手
 つまり内発的なやる気を持った、
 自立した選手であり、こんな選手が成功するのです。


以上のような考えは、部活動だけでなく、
日々の学習にもよく当てはまることだと思います。

ここで,「選手」を「授業を受ける生徒」
(以下簡単に「生徒」)と置き換えて、
次のように読み替えてみましょう。

●三流生徒の授業姿勢は、手を抜く、さぼる、
 居眠りをするというものです。
 そこには努力をしないで、ラクをして
 授業をやり過ごそうという考えが見られます。
 つまり彼らの満足(楽しみ)は、
 できるだけ何もしないということです。

●二流生徒の授業姿勢は、
 テストで良い結果が出れば喜び、
 誰かに成績が負けたといって落ち込むなど、
 目先の結果や、居残り学習などのペナルティ、
 叱責などで行動が決定していくというものです。
 つまり、彼らのやる気は罰則や報酬など
 外発的要因によって生まれていると考えられます。

●一流生徒の授業姿勢は、
 理解することへの欲求を持つこと、
 難問にチャレンジすること、
 そして、その科目の内容を楽しみ、
 面白がる姿勢を持っていることです。
 わからないことに対して
 わかりたいという気持ちを持ち、
 自分に打ち勝つ内発的なやる気を持った
 自立した生徒、こんな生徒が成功するのです。


日々の授業を充実させるためには、
一流生徒の授業姿勢を身につけることが必要です。

しかしそれは、生徒の能力や努力を待つのではなく
そのような生徒をつくる授業の構築が
教師に問われているのだと思います.

つまり、

一流のコーチは、そのスポーツの楽しさを教えます。
コーチがそのスポーツを愛していることが
選手に伝わり、選手もそのスポーツが好きになります。
なぜ、この練習が必要なのかを
選手にきちんと説明します。
そして、生徒に自ら考えさせることを大切にします。


三流のコーチは、目先の結果や成績にこだわり、
成績がままならないと、時に、生徒の前で
暴君のように振る舞います。
基本的に、生徒の能力を信じていないので、
課題やドリルを繰り返したり、
練習時間を増やすことで結果を得ようとします。
生徒に考えさせず、
理屈抜きで自分の手法を押し付けます。

これは、授業における教師の姿勢にも
同じことがいえるのではないでしょうか。

一流の授業者とは
教材観を持ち真摯に生徒に向き合う。
教えることに情熱を持っている。
単に、教科書の問題を淡々とこなすのではなく、
深い教材研究に根差した、
しっかりとした教材観を持って、
生徒が明日も勉強したくなるような気持ちに
させるような授業を行う
(行おうと努力する姿勢がある)。
生徒に考えさせ、発信させる取組みを
行う。

つまり、一流の授業者は、教科も生徒も
どちらも大好きな人のことだと思います。


 

コメント

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2014/ 09/ 03( 水) 11: 16: 33| | # [ 編集 ]
 
お久しぶりです! 頑張っていますね。
私の拙いブログが、少しでも何かの役に立てばこの上なく嬉しいです。
最近思うのは、
不完全な自分、欠点がある自分を自覚し、
でも、それも含めて、そんな自分を好きになることが
大切なのではないかということです。
自分に足りないことがあるってことは、もっと自分が勉強できるっていうことなので
それは、幸せなことだ、と私は思っています。
年老いても、いつも新鮮に、新しい勉強に向き合いたいと思っています。
2014/ 09/ 03( 水) 20: 32: 58| URL| しもまっち# -[ 編集 ]
 

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