臼井名津子さんと進路実現の本当の意味

最近、とても嬉しいことがありました。
4月23日に全校生徒対象に、
保健講話が開催されるのですが、
その講師が、臼井名津子さん(ロク企画)なのです!

臼井さんは、管理栄養士であり、
NR・サプリメントアドバイザーであり
そして、ドクターズレストランGreen*Greenで
栄養管理をするほか、隣接する病院、フィトネスジム
で栄養指導を行っております。

そして、数年前から、アスリート、児童生徒、市民、女性等の
様々な団体に対して、食のアドバイスや、メタボ、ダイエット
などについて、講演会やセミナーの超人気講師として
大活躍されております。

岩手県の体育協会とも深く関わっていて、
岩手県体育協会スポーツ医科学委員会委員、
紫波町体育協会学術顧問、いわてスポーツ栄養研究会会員など、
多数の役職を務め、
また、今年度から2016いわて国体にも
選手強化などで関わっています。

昨年度も、毎日のように県内あらゆる場所で、
講演やセミナーを行っており、
ホームページで少し調べましたが
あまりにも多くて調べ切れませんでした。

さて、

ここまで、臼井先生の活躍ぶりを紹介してきましたが、
なぜ、私が何より嬉しいのかというと、
彼女は、盛岡三高の同窓生で、

しかも私が担任した生徒なのです!

かつての教え子が、母校で講演するということ、
そして、それを間近で聴くことができるのは、
まさに教師冥利、担任冥利であります。

私は臼井さんが高校3年生のときに書いた
将来の進路についての作文を今でも持っています。
それにはこのようなことが書かれています。
本人承諾の上紹介します。


私は、将来は管理栄養士の資格を取得し、日本の子どもの
体づくりや、食生活を指導する仕事に就きたいと考えています。
また、食べることの大切さ、楽しさを子どもたちだけでなく
若い父母に伝えたいので、管理栄養士の資格とともに調理師の
資格も取得し、自分の立てた献立を実際の調理とともに
教えたいと考えています。


なんと! 彼女は、高校時代に書いた目標が、
今、そっくり実現しているのです!

彼女の作文は、更に続きます

先日、私は、友人の話を聞いて愕然としました。
「今日の朝ごはん、おかずがなかった」これは、
私のお弁当の品目が多いという
友人の話から始まりました。
すると、他の友人達からも、
口々に「母親がちっとも食事をつくらない」
「おかずやお弁当の中身は全部冷凍」
「おかずはいつも一品だけ」という現状を聞きました。
彼らは現状には満足していないものの、
半ば諦めていました。
彼らの多くは運動部に所属していたので、
もし、もっと彼らが良い食生活をしていたら、
部活動でより力が出せただろうなと残念に思いました。


以下、文章は、主婦が楽しく食事を考えて作れる提案を
していきたいという方向で話が展開していきます。

高校時代、どこの大学に入るかではなく、
これほどまでに自分のやりたいことを持ち、
その思いを、具体的に表現できるほど深く考え、
行動していたからこそ、今、彼女は進路を実現し、
こうして、母校の後輩たちの前で講演を行う
ことができるのだと思います。

特に進学校の教師は、進路指導というと、
大学に何人いれたかという出口指導にとらわれがちです。
「自分のクラスから35人も国公立大学が出た」とか
「東北大を10人出した」などなど。

また、進路とは直接関係ないけれど
「自分の受け持つクラス全員が1年間無欠席を貫いた」
なんていうのもあります。

これらは、どれも輝かしいかもしれないけれど、
穿ってみると、全部「担任である自分の手柄」
といっているようにも聞こえてしまいます。

だって、クラスから35人国公立大に進もうと、
個々の生徒にとっては何も関係ないわけだし、
もっといえば、大学に入ることはゴールではなく
スタートでしかないのですから。

本当の進路実現とは、どこの進路先だろうが、
高校を卒業してから、どんなキャリアを身につけ、
自分の力で考え、課題を乗り越え、発信して、
生き抜いて成功をつかんでいるか
ということに尽きると思います。

現代は、ポスト大量生産型社会であり、
大学に入ればベルトコンベア式に良い就職先が
担保されるわけではありません。

そもそも「良い就職先」などというものは、
最初からどこかに準備されているものではなく、
自分で作り出していくものである
というのが、知識基盤社会における定見です。

だから、自分の人生を輝かせ、
そして、他人や社会を幸福にすることは、
どこの大学かどころか、大学卒、専門学校卒、
高卒などの学歴に依存するものではないと
私は確信しています。

だから教師は、卒業後の彼らの生き方をもっと見つめ、
評価すべきだし、彼らが社会で使える力を、
高校の授業で身につけることを考える必要があると思います。

盛岡三高の参加型授業のポリシーはそこにあります。

私の職場を見ると、生徒や社会の役に立ち、そして、
自分の「生」を楽しんでいる人が沢山います。
私は、そういう輝いている人を、年齢、学歴、
性別などと関係なくいつも尊敬しています。

長文にお付き合いくださりありがとうございます。
 

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