「社会と情報」の授業は
今月から「情報のディジタル表現」
に入りました。
でも高校で扱うのは
ほんの入り口の入り口。
1回目は10進数から2進数、
2進数から10進数の行ってこいを
やっただけですが、
講義15分の予定が、
オマケスライドを作って説明していたら
ついついノッてしまい、
30分近くになっちゃいました。
気をつけねば。
そのスライドなどから
いくつかをアップします。





この授業の中で行った
簡単なゲームを紹介します。
花巻の名所?を64個ピックアップした
次のようなスライドを提示します。

ある生徒に、この中から
任意に1個選んで紙に書いてもらいます。
それを私には見せないで
皆と共有してもらいます。
そして、私から
「あなたが思ったのは
真ん中から上側にあるか」
「あなたが思ったのは
真ん中から左側にあるか」という質問を交互に行い、
選んだ生徒に「yes/no」で
答えてもらいます。
すると6回の質問で思ったものを
言い当てることができます。
yes=1 no=0 とすると、
6回の質問に対するyes/noの応対パターンは
100111などという、6桁のビットパターンとして
表現することができます。
この6ビットのパターンが64か所の場所に
対応しているわけですね。
つまり、64個のデータは
6ビットの情報であることを示すという、
まあよくある他愛のないゲームです。
さて、この授業の後、ある生徒から、
このゲームは、Akinatorと似ている
と教えてくれました。
Akinatorとはweb上で
人が思った人物やキャラクターを、
いくつかの質問によって絞り込んで
特定するというゲームアプリのことです。
やってみたら面白い!
夭折の天才数学者
エヴァリスト・ガロアを思ったら、
19回の質問でずばり当てられました。
いろいろやってみて、
これは、膨大な人物データベースから
絞り込んでいくというより、
質問のpath(正解に至る質問ルート)を
覚え込んでいく学習型(人工知能型)の
プログラムではないかと思いました。
なぜなら、今話題の
カルロス・ゴーンでやってみたら、
「日本人?/人間?/40歳以上である?/
車に関係している?/
株について詳しいですか?」
という僅か5回の質問で当てられたので。
つまりこれは、トレンドワード
だったからだと思われます。
ということは、
昔からあるアプリなのだそうですが、
今でもやっている人が
多いということなんでしょうね。
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