「最も大切なことは」

金沢高校で若手教師を組織しながら
学校改革を行っている寺西先生という
イノベーターがいらっしゃいます。

先日、彼からいただいたスライドを拝見していたら、

「最も大切なことは、
最も大切なことを、
最も大切なことにすること」


ということばに出会いました。

ちょうどこのとき、国際教育部会の
理事会の直前だったので、
私の冒頭の挨拶のなかで、この言葉を引用しました。

以下挨拶の概要です。




グローバルシティズンとか
アクティブラーナーという言葉が
叫ばれて久しいのですが、
その根底にあるのは主体的に生きる
人づくりであると思います。

昨年の国際教育研究大会高知大会では、
グローバルリテラシーのことを
「ジョンマン」(ジョン万次郎)スピリット
と呼んでいました。

つまり、そこには、
単に海外で活躍する人材育成を超えて
「主体性」「積極性」なども含んだ文脈で
グローバルリテラシーを
深く捉えていることがわかります。

しかし、現状を見たとき、グローバル教育というと、
未だに英語によるコミュニケーションスキル
というレベルに留まっているように感じられます。

「国際教育=英語科の領域」

とでもいうかのように。

同様に、アクティブラーニングも、
グループワークや課題解決学習などの
手法という考えに拘泥している人も
まだまだ多いですね。

「7つの習慣」という書籍で有名な
スティーブン・R・コヴィーは
このようなことを言っています。

「最も大切なことは、
最も大切なことを、
最も大切なことにすること」


教育を語るものとして最も大切なことは、
「最も大切なこと」を自覚し、
それを「最も大切なことにすること」
ではないかと思います。

グローバル教育やアクティブラーニングが
今日これだけ語られているのは、本質を見極め、
そこに根ざした実践を行おうという気運が
高まってきたからではないか、
それだけ、学校や教育を取り巻く社会が
成熟してきた証ではないか、
と私は捉えたいと思います。

そんな今、私たちに求められるのは、
そのような「最も大切なこと」を
矮小化して葬り去るのではなく、
「最も大切なみんなの宝」
にしていくことではないかと思います。


 

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