カリマネって?

先日、生徒会長と話をしていたら、彼は、このブログを
毎日みてくれているということでした。
先月、MSBの放送で、このブログが紹介されて以来、
生徒もずいぶん見に来てくれているようです。

ありがたいことです。


私は今、「カリマネ」の研修というものを受講しています。

「カリマネ」とは何なのか。

これは、学校用語なのですが、
何とか生徒にもわかるように説明してみようと思います。

生徒にわかるように説明しようとすることで、
きっと自分が理解できるのかな、とも思っています。
(人に説明することにより自分の理解が深まる
というのは皆さんも経験済みですね)


では。


皆さんは小学校から、その発達段階にあわせて、
国語、数学、英語、社会、体育など
様々な教科を学習してきました。

また、道徳や総合学習、文化祭などの学校行事も経験してきました。

各教科や、その学ぶ内容については、国で作っている
「学習指導要領」によって定められています。
また、学ぶために用いられる教科書も、国が検定を行った
ものを使うことが義務づけられています。

だから、数学は一生使うことがないから、といって、
数学を学ばないとか、体育は受験に関係ないからやらない
などといったことはできません。それは法律違反です。

さて、

国によって学ぶ内容が決められているとはいっても、
その学校ごとに「生徒をこのように育てたい」
という目標があるし、学校独自の課題もあるわけですので、
その目標の実現や課題の克服のために、
指導する内容や方法を学校独自にアレンジしていくことが必要です。

例えば、本校では、ほぼ全員が大学進学をするため、
文系・理系のコースを作ったり、
50分7コマの時間割にしたり、あるいは、SSH指定校として、
3時間連続の理科実験の授業を設定したり・・・。

このように、教科や総合学習などについて、
指導内容、評価の方法、年間の指導計画、
使用する教科書、日々の時間割などを決めることを
「カリキュラム編成」といいます。

Curriculumの語源は Currereで、

「人生の歩むべき、あるいは、歩んできたコース」

のことだそうです。(中村学園大学の田村知子先生の講義より)

では、このように、教育計画を決めて、その進度表にしたがって
淡々と授業を進めていけば、自動的に目標が達成されるのでしょうか。

ノーですね。

授業などを行いながら、もっと本校のスタイルにあった形に
変えていかなければならないことが見つかるはずです。
というより、そうしなければ、教師集団として失格です。

例えば、

授業は先生が一方的に進めるスタイルでいいのだろうか。

もっと教科どうしのつながりを考えてみてはどうだろうか。

テストにでることだけを念頭において授業をするだけでいいのだろうか。

大学や社会につながる内容を指導する必要がないだろうか。

生徒が授業に積極的に参加しているだろうか。


などなど。

今行われている教育計画が、本当に育てたい生徒をつくるものになっているか、
学校の目標や課題を満たす最良のものなのか、学校全体で、組織的に考えて、
よりベターな方向に改善し、成果を高めていこうとすること。
これが「カリキュラムマネジメント」です。

それは、単に、教科の単位数や、年間指導計画、時間割などを
検討するだけではなく、授業のあり方や、教師集団の意識などを
改革していくことも含みます。

例えば、盛岡三高で行ってきたカリマネをあげると、
「参加型授業」をスローガンにして授業改革を行ってきたり、
「SDプラン」で生徒が積極的に発信するような取り組みを
行ってきたことなどがそうです。

このような改革は、終わりはなく、生徒の意見や、地域の要請なども取り込みながら、

実態を把握し、計画し、実施し、それを評価し、改善する

という流れをサイクリックに継続し、学校の目標を達成していくのです。

盛岡三高はこれからもカリマネを充実させ、
進路や部活動の実績をあげるだけでなく、

学び甲斐のある楽しい学校、

将来、世の中で「生きていく力」がしっかり身につく学校

そして、生徒が三高に入学して良かったと思えるような学校

を目指していかなければなりません。



皆さんも一緒に考えていきましょう。

karimane18-3.jpg
 

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