「生徒総会と万葉植物園」

今日は生徒総会でした。

20170509生徒総会

私の冒頭の挨拶は以下の通りです。




学校では、
「皆で協力しあって」
「一つになって」
ということが強調されますね。

それはとても大切なことです。

でも、そのことによって、
それぞれの人が持っている個性や、価値観、
自立性や創造性が
損なわれることがあってはいけないと思います。

単に、命令や強制、恫喝によって
一つの方向に従わせていく組織は、
決して知的な集団とは言えませんね。

そうではなく、そういった
それぞれがもっている個性や価値観、
得意技を認め合いながら、
でも、文化祭や体育祭などの学校行事や
応援活動などの場では、
全員で盛り上げていこうというムードが
自然発生的に作られたり、

リーダーになった人に対して、
その人を支援していこうという
輪をつくっていくとか、

頑張る人の気持ちに
応えようと思うような学校が、
知的な集団であると思います。

今、「知的」という言葉を出しました。

人事コンサルティング、
教育コンテンツ作成などに携わっている
安達裕哉さんと言う方がいらっしゃいます。

彼は「知的な人とそうでない人」の特徴を
5つの側面からまとめています。

それを紹介したいと思います。

1 異なる意見に対する態度
知的な人は異なる意見を尊重するが、
そうでない人は異なる意見を
「自分への攻撃」とみなす。

2 自分の知らないことに対する態度
知的な人は、わからないことがあることを喜び、怖れない。
また、それについて学ぼうする。
そうでない人はわからないことがあることを恥だと思う。
その結果、それを隠し学ばない。

3 人に物を教えるときの態度
知的な人は、教えるためには
自分に「教える力」がなくてはいけない、と思っている。
そうでない人は、教えるためには
相手に「理解する力」がなくてはいけない、と思っている。

4 知識に関する態度
知的な人は、損得抜きに知識を尊重する。
そうでない人は、「何のために知識を得るのか」が
はっきりしなければ知識を得ようとしない上、
役に立たない知識を蔑視する。

5 人を批判するときの態度
知的な人は、
「相手の持っている知恵を高めるための批判」をする。
そうでない人は、
「相手の持っている知恵を貶めるための批判」をする。


知的である、というのは単に頭が良い、
ということではありません。

自分自身の弱さとどれだけ向き合えるか、
人の苦しみや弱みを自分事としてとらえられる
優しさを持っているかということではないかと思います。

さて、花巻北高校は知的な集団でしょうか。
花巻北高校が知的な集団になるために、
そして知的集団であることを確認するために、
この生徒総会があるのかもしれませんね。

どうぞ、今日は活発な意見を出して、
学校をもり立てていってください。





今回の生徒総会で私が注目していたのは、
本校の万葉植物園の復興整備計画です。

昨年私が赴任して以来
その動向が気になっていました。

今回の生徒総会では、何人かの生徒から、

「万葉植物園の管理というが、花壇の整備、
つまり敷地内の美化活動に終わっているのではないか」

「万葉植物園は、万葉集にでてくる植物が
隠れている場所だったと聞いている。
そんな昔の姿を取り戻してくれることを期待している」

などといった意見がだされていました。

万葉植物園の復興整備はもちろん
生徒会執行部だけで行えるものではありません。

ではどうするのか。

そのヒントは、私は、昨年の
「マルカンプロジェクト」にあると考えています。

つまり、執行部がどれだけ組織の「外」に働きかけ、
ダイナミックな運動を展開できるかではないか。

生徒のため、花北のため、
今か今かとお呼びがかかるのを待っている人が
必ずいるはずだと私は思っています。

その存在に気づき、そして一歩踏み出す。

すると、もしかしたら大きな動きが
巻き起こっていくかもしれません。





 

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