「新入生エンカウンター」

高校は中学校と違って、様々な地域、
異なる学校から生徒が集まってきます。

だから初対面の人もたくさんいるかと思います。

学校が楽しい場所になるだろうか。
クラスで新しい友人ができるだろうか。

入学したてのこの時期は
そんな不安があるでしょう。

特に、同じ中学校から来た生徒が
少ない学校の場合は、
その人の悩みは大きいと思います。


中学校が一緒だった人は
その人間関係を継続したいと
思っているかもしれませんね。

部活動での人間関係を大切にしようと
思っている人もいるでしょう。

でも、楽しい高校生活を送るためには、
まずは、その基盤であるホームルームが
安心な場所にならなければなりません。

「対面同席五百生」
という釈迦の言葉があります。

あなたの隣に座っている人、
偶然何かの出会いがあって同席した人たち、
つまり『対面同席』している人は、
最低でも500回、人生を一緒に
過ごしているという意味です。

隣の席になった人、同じクラスのメンバーの人、
このような縁のある人は、釈迦の言葉で言うと、
これまで前世で何百回と
一緒に過ごしてきた仲間、
いわばファミリーなんですね。

私は、人間関係を特定の誰かだけに求め、
そこに垣根をつくって安住している人を
「我慢強い人」と言っています。

ここでいう「我慢」とは、
一般的に知られている
「自分の欲望を押さえて耐える」
という意味ではありません。

本来仏教でいう「我慢」の定義は、
自分を偉いと思い込み、
他者を軽んじることなのだそうです。

なので、私が思う「我慢強い人」とは、
自分や自分が所属する特定のグループに執着し、
その結果、自分たちを高く見て、
他者を軽視する心が生まれている人のことです。

さて、花巻北高校では、この時期、
新たな出会いのサポートと、
クラス内の融和をはかるために、
新入生エンカウンターを行っています。

今年度は、4月12日に行われました。

特に、専門家を招いて特別なことを
仕掛けるというものではありません。

クラスごとに、
担任がファシリテーターになって
ちょっとしたゲームを楽しむだけのものです。

だいたいこんな内容です

① ペアになってジャンケン大会
encounter-01LT.jpg
メンバーを変えたり、緩急をつけたり
クラスごとにいろんな工夫がされていました。


➁ 4人グループで50までカウントするゲーム
encounter-04LT.jpg
7の倍数と7がつく数字の時は
言葉を発しないというルールです。


③ ペアで質問しあう活動
encounter-05LT.jpg
こんな質問紙を共有します。

encounter-02LT.jpg
メンバーを変えながらどんどん行います。


encounter-03LT.jpg
あるクラスに行ったら、いきなり
自己紹介をすることになりました。


私は全クラスの活動を見学しましたが、
どのクラスでも、生徒の皆さんの
ほっこりとした笑顔、
そして、他者への思いやりの視線を感じました。

「半径3m以内に大切なものはぜんぶある」
これは宮崎駿さんの言葉です。

目の前の人を大切にし、
すべてのクラスメイトを同じように見られるようになると、
きっとあなた自身とあなたの周囲が変わってきます。

そして、かけがえのない友人や、
素敵な物語に出会うことが
できるのではないかと思います。



 

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