「ブレイクスルーの『窓』」

京都大学の総長で、
ゴリラの生態研究の第一人者としても知られる
山極壽一氏の入学式の式辞がとても素晴らしく、
心が打たれました。

式辞はここから→★★

式辞の中で、山極総長は、
大学は世界や社会に通じる「窓」としての
役割を果たさねばならないとし、
WINDOW構想を立ち上げています。

それは次の様なものです。

Wild and Wise
International and Innovative
Natural and Noble
Diverse and Dynamic
Original and Optimistic
Women and Wish

まさに未来を拓くためのキーワードですね。

私は特に「Wild and Wise」が気に入りました。

このようなものを見ると、
私は無性に自分のものをつくってみたくなります。

ま、へたっぴいでも
Original and Optimisticの精神でね^^

というわけで、高校教育において
カリキュラム・マネジメントを進めるための
「ブレイクスルーの窓」を考えてみました。

What から Why

「何をするのか」から始めると、
往々にして前例踏襲が基本となり、
やらされ感、多忙感が増し、
新しい価値を生み出すことができません。

Whatからではなく、whyからスタートする。
つまり「なぜを掘り下げる」ことから
行事やカリキュラムを見つめ直していくことが
PDCAをまわす基本ではないかと思います。

因みに、米国ランド研究所のスタッフの
サイモンシネックは、TEDカンファレンスの中で、
「Why」から「What」に向かうアプローチを
「ゴールデンサークル」と名づけています。

以前私のブログでそのことを書きました。

ブログ記事はこちら→★★

Input から Intake

知識とは自分の中にインプットされた
情報や事実の断片の集合が、
相互につながり、編み直され
「自分事」として腹落ちする過程であると思います。

マネジメントとは、管理職が上から
特別な手法を注入することではなく、
まず、組織のもつ強みや課題を全体で共有し、
それを各々が「自分事」として
問い直していくことが必要ではないかと思います。

Negotiation から Narrative

ネゴシエーションとは合意や調整を得るための
交渉力や説得力のことで、
AI(人工知能)に負けない社会的知性の
一つのファクタとしてクローズアップされています。

もちろんそれを大切にしながらも、
更にこれからは「対話と傾聴」によって
他者をエンパワーする
「ナラティブアプローチ」が必要ではないかと考えています。

Discipline から Diversity

Disciplineとは、組織に対して
従順で有用な個人を育てることを目標とした
規律や訓練のこと。

学校や軍隊や監獄の共通する
メカニズムであるとも言われています
(ミッシェルフーコー)。

そして未だに多くの教師のマインドセットの中に
それは根強く存在しているように思います。

教育におけるダイバーシティ、
つまり多様な個性を受け入れ、
多様な価値観の中で考えることは、
問答無用の規律や価値観の強制といった
Discipline型教育の批判でもあると思います。

ところで、脱線ですが、ダイバーシティの説明には、
ソロモンの立体が良いのではないかと気づいて、
その絵を描こうと思ったら、
身近にありましたよ。

速攻で写真を撮ってみました。

solo01.jpg
正面から見ると台形

solo03.jpg
側面から見ると三角形

solo02.jpg
上から覗くと円

視点が変わると、多様な見方ができます。
そんな多様な視点を受け入れることによって、
実態に近づくことができます。

Organization から Open Innovation

学校改革は、組織の内側だけで
解決しようという閉鎖性と、
教育行政からの上意下達性という
二つの側面があるように思います。

これからの学校は、組織内外の垣根を取り払い、
他校種、他職種との共同、連携によって
新しい解決の道を模索していく必要があると思います。

Win から Worth

「勝ち」から「価値」。
「競争」から「共創」の精神ですね。

組織の目標として、国公立大に何人入れるといった
実績や成果を単に羅列する前に、
生き抜く力を育む「人づくり」という価値に立ち返って
ゴールを設定することが、
カリキュラムマネジメントのポリシーではないかと思います


以上、英語が不得意なので、
突っ込みどころ満載ではありますが、
叩き台として取りあえず作ってみました。

皆さんの、「ブレイクスルーのWINDOW」
は何でしょう。
つくってみてはいかがでしょうか。





 

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