「コンプライアンス宣言」

今年の8月8日に、教育長より
「不祥事の未然防止の徹底について」
の文書が発出されました。

新聞報道でも周知の通り、
強制わいせつ、体罰問題など、
教職員の悪質で重大な信用失墜行為が
続いていることによるものです。

その中で、各学校において職員研修会を
実施するよう指示があり、それを受けて、
本校では8月26日に私から
コンプライアンス講話を行いました。

その後、8月29日には、
市町村教育長・県立学校長緊急合同会議
が持たれています。

しかし、そのような取組にもかかわらず、
未だに教職員の懲戒事案が
無くならないということで、
12月14日付に、県教委から、
所属長によるコンプライアンス宣言を
実施するよう通知がありました。

これは、

「コンプライアンス推進に向けた校長自らの『決意』を、
自らの言葉によって作成し、県に報告するとともに、
所属内の全職員に対して直接説明を行う」

という取組です。

早速「決意」を作成し、
職員への説明を行いましたが、
このブログでもその内容を
公開しておきたいと思います。

なぜなら、決意表明とは、学校の内側だけでなく、
外に向かって発信することであり、
それにより、責任の所在が明らかになり、
より強固なものになっていくと思われるからです。

では、以下に、宣言文をあげておきます。

<コンプライアンス宣言>

教職員の懲戒事案が後を絶たない状況です。
職員の不祥事問題は、
個々の職員に回帰されるものではなく、
学校組織の問題として捉えなければなりません。

それは、不祥事を学校教育荒廃の発露であると
非難する世間の風潮があるからということではなく、
そもそも、公務員としての自覚や、
職場への帰属意識、職務に対する使命感、プライドが、
職員の行動を決定する要因であるからです。 

つまり、不祥事を起こした個人の自覚が無かった、
というなら、それはとりもなおさず、
そのような職員を生み出してしまった組織の問題、
管理者の責任と捉えなければなりません。

私は、花巻北高校の校長として、
地域や社会から信頼され、
未来に生きる逞しい生徒を育てる使命感を持った、
学び続ける職員集団をつくるため、
次のことに取り組んでいくことを宣言いたします。

一 
学校がチームとして機能するために、
職員間の同僚性が築かれ、
分掌や世代を超えて繋がりあい、
重なり合う職場づくりに努めます。


法令の正しい理解、更新すべき新しい知見、
様々な事例研究など、
あらゆる場を捉えて研修等の啓蒙活動を実施し
リーガルマインドの醸成に努めます。

一 
「責任感と使命感を持ち、岩手らしさにこだわり、
現場主義に立つ教師、高い志を持ち、
岩手の復興人づくりを生徒目線で行える教師」
(岩手県コンプライアンスマニュアル)
という岩手の教師の目指す姿を踏まえ、
社会に発信・参画していくような、
地域に開かれた学校づくりを目指します。


教師の日々の教育活動が正当に評価され、
生徒、保護者、地域から信頼、尊敬されるために、
教師が多忙化・多忙感から解放され、
明るく健康な職場が実現するよう、
学校運営の見直しや執務環境の改善に取り組みます。

平成28年 12月 16日
岩手県立花巻北高等学校
校長  下町 壽男



 

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