「終業式での挨拶」

21日に終業式があり、
一昨日から冬季休業に入っています。

とはいっても、課外授業がありますけどね。

特に、受験前の3年生、
この年末を充実させて欲しいですね。

終業式での私の挨拶を思い出しながら
以下にまとめておきたいと思います。




2016年も終わろうとしています。
今日はここで、この1年間何があったかを
振り返るのではなく、
これからの1年間をどう生きるかという、
未来志向の話しをしたいと思います。

皆さん、今一番欲しいものって何ですか?

それはすぐ口に出して言えますか?

昔、私は、「若さのチェックテスト」
というものを考えたことがあります。

それは、20秒で10個以上
欲しいものが言えれば若い人である、
というものです。

やってみましょうか。

20秒は長いので、10秒で5個にしましょう。

「モノ」ですよ。
「愛」とか「優しさ」とかはだめですよ。

そしたら昔、「1万円、10万円、100万円・・・」
と言った生徒がいましたが、
お金もナシにしてくださいね(笑)。

(10秒ワーク)

言えましたでしょうか。

なぜ、欲しいものがいっぱい言えた人が
若い人なのかというと、
若いということは
「欠乏している状態にある」ということだからです。

「足りない」「満ち足りていない」ことを自覚して、
「その差を埋めようともがいている」

これが若い人の定義ではないかと私は考えました。

さて、ここで「劣等感」についての
話しをしたいと思います。

皆さんも含め、誰もが皆、「劣等感」を持っています。

若い人であれば特にそうかもしれませんね。

なぜ「劣等感」を持つか。

それは「自分が欠乏していることを埋めよう」
つまり、「明日は今日よりよくなろう」という
「More than yesterday」の意識を持っているからです。

人は、少しずつでも自分を更新していこう、
進歩したいという欲求を持って生きています。

そして、いつかはこうなろうという
「目標」を抱いて日々過ごしています。

つまり、明日は今よりも
少しでも良くなった状態とすれば、
現在は未来に比べて劣っている状態です。

その差分によって
「劣等感」が生まれるわけですね。

ここでいう「劣等感」とは
「どうせできない」「やっぱり自分はダメだ」
という「劣等コンプレックス」とは違います。

劣等感を持つことは、
今より、より良く生きようと
思っているからだとすれば、
それは健全であることの
証ではないかと私は思います。

私はこうなりたい、という「明日の私」のイメージを
「自己理想」と呼びます。

自己理想に比べれば、
「今日の私」は不十分なところだらけです。
だから「劣等感」を感じ、
それを補うために努力しようとするわけです。

「私は大谷選手にはかなわない」と思うのは
「劣等感」ではないですね。
そうではなく、近くにいる友人に対して
「私はあの人にかなわない」
などと思うのが「劣等感」です。

それは、その人と自分との差を考えて
コンプレックスを抱いているのではなく、
その人の中に「未来の自分の目指す姿」を
見ているからなんですね。

このような、「劣等感」に注目して
人間の行動を分析したのが、
19世紀から20世紀に登場した
オーストリアの心理学者
アルフレッド・アドラーという人です。

最近、アドラー心理学はブームになりましたので
皆さんの中で知っている人もいるでしょう。

私も以前、オンライン講座で
アドラー心理学を学んだことがあります。

アドラーは、その人の過去が
自分を決定するという「原因論」ではなく、

「その人がどこに向かおうとするか
という目的で現在が決定する」

という「目的論」を採用しています。

私は「目的がその日その日を左右する」
という言葉を好んで使っています。

アドラーは

「私はどこからきたか、ではなく、
私はどこに行くか」

という問が大切であると言っています。

さて、ではここで皆さんに、
このアドラー心理学のテイストともいえる
「幸せの方程式」を紹介したいと思います。

「幸せの方程式」とは、
「なりたい自分=なっている自分」というものです。

大学に合格したいと思っていて、
それが実現すれば、
方程式が成り立ったことで、ハッピーですね。

では、この「幸せの方程式」を成り立たせるための
一つの秘策を教えましょう。

それは、年末や年初めに、
「なりたい自分」の目標を100個書きだすことです。

私が昔書いたサンプルを持ってきました。

(見せる)

「なりたい自分」を考える、という問いかけによって、
自分の生き方を客観視することができます。

そして、本当にやりたいこと、
やりたくないけれどやらなければならないこと、
やりたいと思い込んでいるけれど
本当はやりたくないこと、

などが整理されていきます。

そのような中で、問題の所在が明確になり、
様々な行動の関連性に気づき、
自分の目的が
明確になっていくのではないかと思います。

更に、それを書きだすという表現活動によって、
自己内対話が促進され、
その結果、ヒラメキが生まれたり、
やる気がでてくるかもしれませんね。

また、書きだして記録に残し、
それを人に伝えれば、
後戻りできない状況に
自分を追い込むことになり、
思いを行動につなげるための
原動力にもなると思うのです。

私は

「体重75kgを達成する」

とは書かずに

「この12月に遂に体重75kgを達成しました!」

というように

「時期を限定し、過去形で書く」

ことを実践し、
7割近くを達成することができました。

私は、この方法を実践することで、
ややもすれば見逃してしまう
日常のちょっとしたできごとに
価値を見出だすという、
「気づき」の感度を高めることが
できたかな、と思っています。

「気づき」の感度を高めることは、
偶然の出会いを必然のものとする力、

いわば運命を引き寄せることにも
つながるのではないかと思っています。

100個は大変かもしれないので、
50個でもいいので、
皆さんも年の初めに
「なりたい自分リスト」を作成して
「幸せの方程式」を実現して欲しいと思います。

2017年が皆さんにとって良い1年になりますように。



 

コメント

コメントの投稿

  • URL
  • コメント内容
  • password
  • 秘密
  • 管理者にだけ表示を許可する

トラックバック

トラックバックURL: http://simomath.blog.fc2.com/tb.php/1348-83729cc9