「数学教室」1月号

「数学教室」1月号が届いておりました。
「数学という名の自由の翼」の連載も
足掛け3年、26回となりました。

数学教室1月号


そして、あと2回で終了となります。

今回は、ちょっと数学の話題を離れて、
以前、ブログに書いたことをリメイクしながら、
グループワークについてまとめてみました。

以下に、さわりの部分を紹介します。


最近、アクティブ・ラーニングの進展とともに、
「グループ活動だと教科書が終わらない、
グループ学習は騒がしく秩序が乱れる、
グループになじめない生徒はどうするんだ・・・」
などという声を聞くことが多くなりました。

それに対して、

「グループワークに慣れない先生も
多いかもしれないけれど、
できない理由を探すのではなく、
どうすれば教室という空間が、
良い人間関係を築く安全・安心の場にできるか、
日々工夫するのが教師の役割かもしれませんね」

などと応じてきました。

なぜなら、このような疑問を発する人の心の裏には、
「私はグループ活動が嫌いなのでやりたくありません」
という思いが見え隠れするからです。

もちろん、私は、グループワークを
積極的に行おうと考える派です。

グループワークなんか嫌だと思っている教師や生徒が、
経験してみたらとても充実し、自分が変わった、
と思えるようになって欲しいと思っています。 

白状すると、それは、私自身の経験でもあります。
私は、学生時代、黙々と一人で勉強していました。

グループでの学びあいなんて大っっ嫌いの
糞食らえでした。
クラスの中にいる、ポジティブでクリエイティブな人たちに、
ある種の羨望の気持ちを抱きながらも、
自分はそんな世界と距離を置いていました。

それは、自分の弱点や、失敗する姿を
人前にさらすのが恐かっただけなのでしょう。

もちろん、一人で黙々と勉強することは
大切なことで、それによって、
自分自身多くのものを得てきました。

でも、他者との協働によって、
新しい価値を創り出したり、
人への優しさや共感する力を身につけるなど、
自分の可能性をもっと広げることが
できたのではないかと今は思うのです。

現在、私は、校種、職種、年齢、国籍などを超えて、
多くの人たちと学びあう機会に恵まれています。

すると、かつて自分がガチガチに身にまとっていた
プライドや自意識過剰が無くなり、
自分が確実に変わってきたと実感しています。

私のような年齢になってからでさえそうならば、
若い人たちならなおさらではないかと思います。

そんな私の思いを子ども達にも味わって欲しいし、
アクティブラーニングブームを捉えて
全体のものとすることで、
教室をいじめのない安心な空間に変えていく
チャンスでもあると思っています。

ところが、最近、グループワークを
取り入れた授業を参観する中で、
ある種の違和感が芽生えてきました。

そして、グループワークの危険性について
気になるようになってきました。

それは、グループワークによって、
授業の雰囲気が暗くなったり、
人間関係を気まずくしてしまうような、
そんな悪いムードを助長するような
授業を目の当たりにすることが結構あったからです。

そこで、今回と次回の2回にわたり、
グループ活動について、
まとめてみようと思います。

今回は、3つの事例を紹介しながら、
私の抱く違和感について記してみます。


<以下省略>

続きは「数学教室」1月号で。

 

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