「学校マネジメントと授業マネジメントの親和性」

昨日は市立函館高校の教員研修会に呼ばれ、
授業参観、研究協議と講演を行いました。

本校から2人の先生も参加させていただきました。

明るくて素直な生徒、
そして、教員と生徒が
とてもいい関係を築いている学校です。

前日の夜、私が函館に行くことを、
私の尊敬する函館在住の
西谷優一先生にお話ししたところ、
急な話にもかかわらず、
駅まで迎えにきてくださいました。

五稜郭を案内していただいたり、
先生の経営する「数学工房」で
数学談議を楽しんだり、

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更に、とても雰囲気のいい食堂や
喫茶店に連れてっていただいたり・・。

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本当に大変お世話になりました。
ありがとうございました。

講演の方も無事終了。

90人近い先生方が参加され、
とても熱心な姿勢に心が打たれました。

途中のグループワークの様子を見ても、
先生方の意識の高さを実感しました。

終了後の校長先生との
アフタートークも盛り上がりました。

そして、夜の部の懇親会では、
函館の絶品料理に舌鼓を打ちながら、
本当に熱心な先生方とお話をすることができました。

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さて、

昨日の講演で、学校経営計画と
授業マネジメントについて少し触れました。

以下にそのことを少し記しておこうと思います。

学校経営計画なんて絵に描いた餅だ、
前年踏襲、例年通りで波風立てぬ、
と考える人がいるかもしれません。

でも私はそうは思いません。

経営計画とは、職員と生徒が一緒に船に乗り、
教育活動という航路を進むための「帆の掛け方」。

掛け方次第で、ゴールに最短で到着するだけの
陳腐なものになるかもしれないし、
エキサイティングで魅力的なコースが
生まれることもあるでしょう。

学校経営計画を策定するにあたり問われるのは、
「何を行うか」「前年度は何をやっていたか」といった
「WHAT」ではなく、社会全体の動向の認識や、
学校内外の多様なリソースに注目するなどといった、
作成する側の持つ見識ではないかと思います。

私は、亀井浩明氏(帝京大名誉教授)が
提起されていることを参考に、
図にあげるような11の見識をもとにしています。

図版③おまけ2


経営計画を立てたとき、ふと感じました。

それは、このような見識は、学校経営に限らず、
何かを計画する際の
普遍的な原則ではないかということです。

とすれば、授業も、このような視点に立って
設計すべきではないかと思いました。

私は数学の教員なのですが、
これまで授業計画というと、どんな教材を選ぶか、
年間指導計画と評価基準をどうするか、
課題はどのようなペースで出すか、
などといったことしか考えてきませんでした。

図版③おまけ

それはごく普通の視点のように見えます。

しかし、掘り下げてみると、
受験学力的な側面でしか学力を捉えていないことや、
教科書の内容をいかに効率的に伝えていくかが
前提になっているようにも思えます。

そこで、私はこの経営計画の見識と対比させて
「生きて働く楽しい数学の授業を行うための見識」として
図(の右側)のような柱を立ててみました。

図③改訂

つまり、学校マネジメントも授業マネジメントも、
同じ視点で考えられるべきものであり、
一方は、アクティブラーナーを創り出す組織に、
もう一方は、授業が「主体的、対話的で深い学び」
を生み出す場につながることが
期待されるのではないかと思うのです。


 

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