国際教育部会総会並びに研究大会

昨日は、本校で
国際教育部会総会並びに研究大会が行われました。

50人近い参加者があり、
意義深い一日になりました。

さて、今回、講師にお招きしたのは石森広美先生です。

グループでディスカッションする場面を豊富に取り入れた、
聴衆参加型の素晴らしい講演会でした。

石森先生WS06

石森先生WS05

石森先生WS04

石森先生WS03

石森先生WS02


参加された先生方は、大きなお土産を
もらっていったのではないかと思います。

石森先生は、筑波大学をご卒業後、
東北大学大学院で博士号(教育学)を取得され、
現在、仙台二華高校の教員をされております。

日本国際理解教育学会、
日本グローバル教育学会の理事などを務められ、
全国各地を講演や研修会に飛びまわっておられる、
まさに国際教育のフロントランナーであります。

表彰歴を探ってみると、
文部科学大臣優秀教員表彰、
宮城県教育委員会優秀教員表彰、
東北大学総長賞、
日本国際理解教育学会賞等々
枚挙にいとまがありません。


私は、今年の7月に、仙台市で行われた
東北地区国際教育研究大会で、
石森先生の講演とワークショップを体験し、
強い感動と衝撃を抱き、
その場で、昨日の研究大会の講師をお願いし、
快諾をいただきました。

私が石森先生を是非講師に、と考えた理由は、
先生の華々しい実績や肩書によるものではありません。

私が石森先生にラブコールしたのは、
来年度本校が運営する国際教育部会の
全国研究大会が充実することが
期待されることはもちろんですが、

もう一つとして、優れた学識と知見、豊富な経験、
そして、子どもの生き方を変える実践力とパワーを持つ
先生とコラボレイトすることで、
私が目指そうとしているアクティブラーニングの推進が
より強固になるのではないかと考えたからでもあります。

アクティブラーニング推進のボトルネックは
「ALはグループワークなどの手法のこと」
「協働で問題解決をし発表させたりする活動のこと」
「ALは学習定着率を高める手段」
などといった現場教師の誤解です。

それによって、
「活動はあっても、大学入試に立ち向かえる学力が担保されない」
「教師は多忙化する」
「グループに馴染めない生徒はどうするのか」
などといった意見が表出されていきます。

国際理解教育も同様のことが見られます。

「国際理解教育は英語科の領域」
「海外で活躍する人材を育成することがグローバリズム」
「グローバルリテラシーとは語学力とコミュニケーション力」
といった、ステレオタイプな考え方が
いまだに教育現場に根付いている状況は否めません。

私は、国際理解教育の推進とアクティブラーニングの推進は、
少し想像力を働かせてみると、
軌を一にするものであるはず、と考えています。

例えば「グローバル人材育成推進会議」の
まとめの答申の中で提起されている
グローバルリテラシーの要素の一つに

「異文化に対する理解と日本人としてのアイデンティティー」

とあります。

私は、その文脈から、他者に対する共感と共創、
多様な意見を傾聴し新しい価値を生みだすこと、
他者を支援しエンパワーすること、
人への優しさを持つこと、

などの「社会的な知性」「創造的な知性」
を育てることがイメージされます。


私は、総会の冒頭の挨拶で、
「国際教育持続可能定理」として

「For All ⇔ For Excellence」

ということを話しました。

国際教育持続可能定理



これまで国際理解教育というフィールドから、
多くの優れた人材が生み出されてきました。

SGH校なども、そういう国際社会で輝く人材の育成が
成果として期待されているのかもしれません。

石森先生も、そんな国際理解教育の
トップランナーの一人であります。

しかし、私の問題意識は、
そういった、「とんがった」人やグループは生み出されたけれど、
それが果たしてパブリックなものに進展していったかということです。

国際理解教育もアクティブラーニングも、
これからの社会を生きるすべての人間が持つべき
理念でなければなりません(きっぱり)。

であるならば、トップランナーを走る人は、
自分の知見、経験をもとに、社会を掘り起こし、
広げていく使命があると思います。

私は、石森先生の、
国際教育の裾野を広めていきながら、
学校教育を揺り動かしていこうという
トップを走るものの使命感、溢れる情熱、
それを行動に移す実践力に
強いシンパシーを抱きました。

そして、石森先生の視線の先には、
生徒をアクティブラーナーにするための、
教師の意識改革や、組織づくり
というゴールがあるように思います。

これからも石森先生から
多くを学んでいきたいと思います。

ありがとうございました。



 

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