「アクティブ・ラーナーを育てる高校」

東京大学准教授の中原淳先生が編集された
月間高校教育増刊号の
「アクティブ・ラーナーを育てる高校」が発刊されました。

アクティブラーナーを育てる高校01LT


第1章で、私と中原先生の対談
「授業改革は学校改革に通ず」が
12ページにわたり掲載されています。

アクティブラーナーを育てる高校02LT

自分でいうのも何ですが、この本凄くいいです。

私は中原淳先生のブログ、「大人の学び」を科学する
の大ファンです。

http://www.nakahara-lab.net/

洒脱で軽妙な文章を楽しく読んでいると、
本質という名の、鋭い刃物に
ずばずばと切り付けられます。

そして、気がつくと、中毒の様に、
中原ワールドにのめり込んでしまいます。

この本では、中原先生はアクティブ・ラーニングを
組織論として捉えてまとめられています。

嬉しいですね。私とシンクロしています。

この雑誌、学事出版によると、
今月中に装丁を変えて、単行本化されるようです。

ところで、私は講演会などで、
「アクティブラーニングって何ですか」
という問いにしばしば出会うので、
こんなスライドを用意していました。

アクティブラーニングの様相LT


もはや、アクティブラーニングは、
授業手法を議論することから、
組織マネジメントという見方に推移しつつある
(しなければならない)と思っています。

つまりALは、「学校改革」をすすめるために
掲げられる旗であると考えています。

私は現在、国際教育部会と
家庭クラブに関わっているのですが、
そこには、先駆的なリーダーの方々いて、
曰く

「アクティブラーニングなんて、
何か新しいことのように言葉が踊っているけれど、
私(たち)はもう20年前からやっている」

などと語られます。

私しゃあ、そんなこたぁ、どうだっていいんでゲス。

だったら、それが
パブリックなものになっていったのでしょうか。

「私が、私が」とのし上がった人、
脚光を浴びる人材は生まれたとしても、
それが広く一般のものになり、
教育現場の文化や習慣に影響があったのかどうかに
私はフォーカスしたいのです。

私の中では、アクティブラーニングは、
新しい学び方をすすめるため、
組織を変えるため、
教師のマインドセットを変えるため・・、
そういうムーヴメントを起こすためのキャッチであり、
いわば「記号」みたいものに過ぎないと考えています。

そして、僕らのような
アクティブラーニングを語るものの使命は、
自分の学校だけが成果をあげるために頑張ることではなく、
ましてや自分が何者かにのし上がるのではなく、
学校を「アクティブラーニングを生み出す組織」
に変えるために、あらゆる知見を集め、実践し、
発信し、交流していくことではないかと思います。

この「アクティブ・ラーナーを育てる高校」を読むと、
そんな思いに拍車がかかり、
自分も何とかやってみようという気持ちがわいてきます。

是非ご一読を。

 

コメント

コメントの投稿

  • URL
  • コメント内容
  • password
  • 秘密
  • 管理者にだけ表示を許可する

トラックバック

トラックバックURL: http://simomath.blog.fc2.com/tb.php/1330-d2600a61