「センター100日前集会」

昨日はセンター試験の100日前
(実際は少しずれていますが)ということで、
激励集会が行われました。

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各クラスの代表と担任が、壇上で、
ダルマの目に漢字1文字を書き入れ、
その文字に込めた思いを述べていきます。

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例えば、ある生徒は「向」という字を選びました。

彼女はこのように述べます。

「向」には3つの意味があります。
一つは「向上心」を持って自分を高めていくことです。

二つ目は「机に向かう」ということです。
これは、机に向かって勉強する
という意味だけではなく、自分を見つめ、
自分に向き合う機会を持つということも意味します。

そして三つ目は「向かいにいる人への感謝」です。
「向かいにいる人」とは、
熱心に指導をしてくださる先生方や、家族の存在です。
先生や家族への感謝がなければ、
受験生として成立しません。

この3つの思いを込めて「向」という字を選びました。


とても感動的なスピーチでした。

私は、冒頭の挨拶で次のような話をしました。


よく人は

「『100日しかない』と考えるか、
あるいは『100日もある』と考えるか」

という問いを立てます。

でも、私はこのような問いには
あまり関心がありません。

なぜなら、センター試験なんて、
たかが通過点だからです。

皆さんには、それより先にある
大きな夢や希望を見据えることを
忘れてはいけないと思います。

「月とガスタンク」という言葉を知っていますか。
目の前に大きな「ガスタンク」がそびえている。
その遠く後ろに「月」が小さく見える。

ガスタンクは、目の前に迫った
乗り越えるべき課題です。

そして月は人生の目標や夢であり、
本当はとてつもなく大きいけれど、
遠くにあるから小さくしか見えなません。

人は、目の前にあるタンクに目が行き、
それしか見えなくなってしまいがちです。

皆さんはガスタンクに惑わされ押しつぶされ、
月を見失ってはいけません。

まあ、そういいつつも、
人には「きっかけ」「環境外圧」も必要です。

実は、先ほど皆さんの先輩の高橋英輝さんが、
リオと国体の応援のお礼にと本校を訪れました。

彼は、今日センター100日前集会があると聞いて
こんなことを言っていました。

「自分は、正直言うと、
センター100日前集会の翌日から勉強を始めた。
それまでは勉強していなかった。

でも必死で頑張って一般入試で岩手大学に進学し、
陸上を続けることができた。

そういう意味で、自分にとって
センター100日前集会は画期的な出来事だった。」


きっと、高橋さんのような人がいるかもしれませんね。
この集会が、皆さんの気持ちが動き出すための、
よいきっかけになることを期待しています。


さて、私が選んだ漢字は「鈍」です。

s-100日前集会


実は私は8年前の2008年に、
花巻北高校で3学年長をしていました。

このときのダルマの目入れ式で
選んだ漢字と同じものにしました。

2008年は、ノーベル物理学賞に
南部陽一郎さん、小林誠さん、益川敏英さん、
化学賞に下村脩さんといった
4人もの日本人の受賞があった年でした。

彼らの受賞は成果を追い求めたからというよりも、
研究者として自分を貫き
「頑固一徹」「鈍に徹して」
研究を行った結果ではないかと思います。

センターまであと100日などといわれると、
人は往々にして、急いでたくさんのことを
一気に片付けようとします。

また、他と比較して
一喜一憂してしまうこともありがちです。

それはいけません。

そうではなく、鈍に徹し、
一日一日を積み上げて欲しい。

今日やるべきことを見極めて、
それを淡々と冷静に行って欲しい。

周りに流されず、学ぶこと、
学問の面白さや深さに思いを向けて欲しい。

そんな意味を込めて
「鈍」という言葉を選びました。

受験は最終的には個人で行うものです。
でも受験はやっぱり団体戦でもあります。

この日は、ダルマに目が入り、
チーム花北に魂が入りました。

ここにいる3年生だけでなく、
職員、在校生の皆が
3年生に追い風を送る応援団です。

自分を信じて、これからの一日一日を、
丁寧に過ごしていって欲しいと思います。

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代表生徒と担任が選んだ漢字
A組 「万」「中」
B組 「勇」「心」
C組 「進」「花」
D組 「突」「点」
E組 「向」「友」
F組 「誠」「信」

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高橋学年長 「常」
木村進路課長 「決」
川村副校長 「鯨」






 

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