「生徒会誌が優秀賞!そしてなぜかエピステーメー」

花巻北高校の生徒会誌「桜雲」が、
岩手県高等学校生徒会誌コンクールで
第2位にあたる優秀賞に選ばれました。

桜雲2016LT


参加72校中、最優秀賞が大船渡高校の「銀杏」、
優秀賞は本校の他は
不来方高校と黒沢尻工業高校が受賞しました。

今回の「桜雲」の特長は、
ずばり特集記事「虹色の輪・和・環」にあります。

桜雲2016-03LT


「桜雲」には次のように記されています。

今年度の桜雲祭は
「虹色の輪」というテーマで開催されました。
「人とのつながり」「地域とのつながり」
「過去・未来とのつながり」というような、
自分と何かのつながりを考えていこう
ということで設定されました。

そこで、桜雲編集委員会ではそのテーマを引き継ぎ、
私たちの近くに潜んでいる
気がつきそうで気がつけない
「つながり」を探してみました。

私たちの生活は自分という
個人の存在だけで成り立っているのではなく、
さまざまな物事や人とのつながりによって
支えられ形成されています。

今の自分がこれまでに
つないでもらったことを思い出し、
それを友人や家族、そして明日の自分に
つないでいただければ幸いです。


例えば、第一部「七色のつながり」では、
部活動にある七色のつながりを、
次のように見事な視点でとりあげています。

:友がつながる(吹奏楽部)
:師がつながる(ハンドボール部)
:夢がつながる(アーチェリー部)
:道がつながる(剣道部)
:心がつながる(野球応援・野球部編)
:皆がつながる(野球応援・応援団幹部)
:親がつながる(メッセージ)



ところで、いきなり話は飛びますが、
私が大学生の時代に
「エピステーメー叢書」という凄い雑誌がありました。

書いてあることが、笑ってしまうほど難しく
意味不明なのですが、
それがまたカッコよくて、私も背伸びして
買って読んでいた(読んだフリ!)ことがありました。

エピステーメーとは私の中では
「知のトレンド」というようなイメージでした。

当時、友人で、カッコつけて、いつもこの本を携えて、
電車で読んだりする「嫌なヤツ!」がいました。

私も負けずに吉祥寺のジャズ喫茶で、
コルトレーンを聴きながら読む、
という荒業を仕掛けたことがありますが、
10分と持ちませんでした^^。


「科学」も「知性」も、
普遍的な真理の部分はあるものの、
時代によって、そのスタイルは変化していく、
つまり「時代の関数」とでもいうような、
動的なものであると考えられます。

ここで、一知半解であることを承知で、
恐れながら私の思いをちょこっと記します。

私の浅い理解ではありますが、
近代において、エピステーメー(知のスタイル)は、
表象(あらゆる事象を記号化する)から
有機性(仕組みや関連性を解明する)へと
変化していくということだと思います。

なぜ、いきなり、エピステーメー
なんてことを思い出したかというと、
生徒会誌の「つながり」の特集を読んで、
生徒会誌をつくる(創る)こととは、
1年間の様々な活動を単に記録することから、
その時代のスタイルに合わせたものとして
捉え直し、分析し、表現する
知的活動なんだなあと思ったからなのです。

もう少し具体的に述べます。

生徒会誌は、その年の1年間の
様々な行事や生徒の活動を
「文」や「写真」によって記します。

時系列によって、事象が整理され、語られることは、
その時代を客観的に浮き彫りにするでしょう。
それは記録としても価値があると思います。

でもそこに、今回の様に「つながり」を意識して
記事を構成していくことに、
私はより知性的で動的な一面を感じるのです。

つまり、「つながり」を意識することは、
事象を動的に見つめること、
その時代に横たわる何かしらの真理を
解明しようという態度とも思えるのです。


1年間の事実を総花的に述べる段階を
「表象」ということばで表すとすれば、
表象から「有機性」へと向かうキーワードが
「つながり」ではないか。

なんてね。

こんなことに、よくわからないくせに、
ミッシェル・フーコーのエピステーメー
なんて話を持ってきてしまっていいのかな。

後が怖いですね。

さっちゃんに思い切り突っ込まれそうです(汗)。


 

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