「数学科における『深い学び』について」

今、金沢のホテルで、
明日のスライドを作っています^^。

というのは、つい先日、
「数学科における深い学びとは何か」、
「パワフルな問いの具体例を」
といった受講者からの事前質問があったとの
連絡をいただいたので、
それに対するスライドを追加しようと思ったからです。

せっかくですから、反転型にして、
今、私が考えている
「数学科における深い学び」について、
このブログにもあらかじめ
まとめておきたいと思います。

<数学科における深い学びとは>

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現在、文科省はアクティブ・ラーニングの
キャッチフレーズとして
「主体的、対話的で、深い学び」と謳っている。

「深い学び」という言葉は、
アクティブ・ラーニングが進展する中で、
「活動ありて学びなし」「這いまわる経験主義」
といった疑問や危機感が、
現場サイドからの声として出始め、
アクティブ・ラーニングはディープであるべきとの
合意が形成されていったからではないかと推察している。

では、「深い学び」とはどのようなものであるか。

私は、これを、大学入試や模擬試験の偏差値に
評価軸を求めるようなものではないとしたい。

また、基礎・基本に習熟した先に、
初めて「深い学び」が起きるものでもないとも考える。

私は「深い学び」を導くキーワードとして
以下の3点をあげておきたい。

1 モチベーションとインタレスト

やる気と興味を喚起するような教材を工夫する。
興味関心が増幅することで、
自ら発展的に学ぶ態度が育まれる。

2 有用性と活用

現在習っていることが、
自然現象や社会現象に現れていることを示す。
また、数学が社会の中で役に立つこと、
数学の良さを伝える。

3 つながりと発展性

現在学んでいる内容と、
小中で学んだ既習事項とのつながりを示す。
また、それがどのように応用されるかという
発展的な学びを展望する。

更に、歴史的な背景を垣間見せること、
他教科の内容との関連を示すこと、
別解を考えたり、断片的な知識を構成して
新しい知見やアイデアを生み出すことなどが考えられる。



そういうことを踏まえて、「深い学び」ではなく
ちょっと表現を変えてみたいと思います。

「深い学び」→「深く豊かな学び」→「○○○学び」
最後の○○○は当日お話します。

 

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