「家庭クラブ」は巡りあうべきものだった

今日は一日、花巻市の生涯教育センターで、
家庭クラブ連盟の総会並びに
指導者養成講座が行われました。

家庭クラブは生徒が主体的に運営する組織ですが、
今年度、花巻北高校が事務局を受け持っている関係で、
私は県の「成人会長」という役になっております。

決して聖人会長ではありません ^^

指導者養成講座は、きもの教室の講師の方々を招いて、
浴衣の着付け体験が行われました。

初めて着付けの様子を拝見しましたが、
その様式と所作に、日本の美意識、
雅の精神を感じました。

家庭クラブ01LT

家庭クラブ02LT


さて、この総会で挨拶を行うにあたり、
事務局長の牛崎先生からいろいろ教えていただいたり、
FHJのパンフレットを読んで勉強する中で、私は

「まさに巡り会うべくして巡り会った」

という思いを抱きました。

平成28年から続いているといわれる
家庭クラブの理念には、
私がアクティブラーニングの推進にあたって
述べている思いと重なる部分が多々あります。

だから、家庭クラブの「今」を見ることで、
アクティブラーニングの「その先」を
思い描くことができるのではないかと感じました。

では、その家庭クラブの理念とはどのようなものか。

それは、総会での挨拶の中に盛り込みました。
以下にその挨拶を記したいと思います。
(動画を自撮りしておこしました)

家庭クラブ03LT

突然ですが皆さん、
高校って何をするところだと思いますか。
何のためにあると思いますか。
つまり、高校の役割ってなんでしょう。

勉強するところだ、と教えられているかもしれません。
部活動を一生懸命頑張るところ、
あるいは、友達をつくる場
という人もいるかもしれませんね。

今、高校を「学びの場」だとしましょう。

では、皆さんは何のために勉強するのでしょうか。

試験でいい点を取るためですか?
あるいは、就職試験や大学入試のためですか。

もしかして、やらないと怒られるから?

でも、3年間学んできたことが、
テストや入試のためだけのものだとしたら、
少し寂しいと思いませんか。

私は、高校で学んだ内容が、その後の人生の中で
どんな力に繋がっていくのかということを
掘り下げたいなあと思います。

私は、高校の役割を、

「夢を実現するために、成功体験や失敗体験を積む場」

としたいと思います。

あるいは、「生きる力を身につける場」
でもいいかもしれません。

そのような場であるためには、
学校の授業で得た知識や技能を、
その直後のテストのためだけではなく、
家族や、友人や、地域社会のために
活用できるものしていくこと、
つまり、「テストのために覚えた知識」から
「生きて働く知識」に変えていくことが
必要ではないかと思います。

では、それはどのように実践していけばよいでしょう。

実は、その方法は、
「ホームプロジェクトと学校家庭クラブ活動」
の理念の中にちゃんと書かれているんですね。

FHJのパンフレットに、家庭科で学ぶ
「ホームプロジェクトと学校家庭クラブ活動」
の基本的な考え方として、

「生活課題を自分で見つけ、それを解決し、
生活を創造する能力を身につけること」

と書かれています。
そして、その能力を身につけるために必要な
4つのポイントが書かれています。

そのことを少し述べたいと思います。

➀ 日常の生活に関心を持ち、生活を見直す。

周囲を見て問題意識を持つということですね。
困っている人、社会的弱者への眼差しを持つことは、
人への優しさを生み出します。

また、広い視点で、高齢化、国際化、情報化、環境問題
などを考えることで、社会に参画する態度を生み出し、
リーダーシップを発揮する大人への成長が促されます。

② 生活の根底にある原理・原則について科学的に理解する。
③ 生活課題を解決するために、実際の生活の場で
  実践できる知識・技能を身につける。


実生活の中で活用されるような実践が求められています。
そのために、数学や理科で学んだことなども含め、
様々な教科の学びを、総動員して身近な課題を発見し、
解決していくことが求められています。

④ どうすればよいのか判断して意思決定し、
  よりよい生活を創造する。


自分で、思考し判断するということ。
つまり、「自らが主体となり、受け身ではない学習をする」
とまとめることができると思います。

➀から④のような学びは、
昨今では、「アクティブ・ラーニング」と呼ばれ、
すべての教科で行うこととされています。

また、ホームプロジェクトは個人の活動ですが、
学校家庭クラブ活動は、グループでの活動が主です。

つまり、友人や地域の方など、
他者と共同することにスポットが当てられています。

人は他者と競争ではなく共同して創造する、「共創」によって、
より賢くなり、より強くなります。

それは、地域やコミュニティを
活性化する力にもつながり、
更にいうと、グローバル社会、共生社会を生きるための
心構えをつくっていくものでもあると思います。

今、世界的に、授業や学習の在り方が
大きな転換期を迎えています。

そして、その学びの目指す方向は、
まさに家庭クラブの理念と合致していると私は捉えています。

皆さんの活動を、多くの人を巻き込んで、広く発信し、
発展させていくことで、
よりよい社会づくりのきっかけになっていくことを
私は信じています。

そして、成人会長として皆さんを支援し、
その成果を共有していきたいと思います。



 

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