古新さんとの出会いで思ったこと

今日は、昨日出張で盛岡に来られていた、
コスモボックス代表取締役、
映画監督の古新さんとお会いしました。

新幹線の時間までということで、
宮沢賢治の「注文の多い料理店」
出版の地である「光源社」で、軽くお茶と、
お昼をHotJaja でじゃじゃ麺を。

cony04.jpg

cony03.jpg

cony02.jpg

盛岡にお客様がいらっしゃったときの
おススメコースの一つです。


光源社でコーヒーを飲んでいたら、
私の周りにポケモンが現れたらしいです
(写真提供・古新さん)。

cony01.jpg

そっか。私の顔が
くしゃみをこらえているようなのは、
ビードルがいたからだったんですね^^

ところで、今日、彼と話をしていて、
はたと気づいて膝を打ったことがありました。

それは、高校で行われる芸術鑑賞についてです。

多くの学校では、
「音楽」「演劇」「古典芸能」をローテに、
プロの方をお呼びして公演しています。

私は、ここ数年、
そんな芸術鑑賞に疑問を抱いていました。

それは、

①生徒から集めるお金が
 1人1000円以上と高額であること。

②そんなに集めても、総額100万円程であり、
 ステージ料として大幅に不足していること。

③なので、近隣の学校と共同で開催することになるなど、
 いろいろな面で制約を受け、
 学校の独自性がそこなわれること。

④「例年通り」という名の下、興行主を決定すれば、
 結局そこに丸投げの形になり、
 学校としての目的や意義を考えることを
 放棄してしまっていること。

⑤現在は学校で公演をしなくても、
 個々に芸術に触れる機会は多いと思われること。

⑥「いいものに触れて啓発される」かもしれないが、
 常に受動的であるだけでいいのか。

などです。

特に「業者丸投げ」によって思考停止になることや、
常に「受動的」であることについては、
芸術鑑賞だけでなく、
キャリア講演会などについても
言えるのではないかと思います。

さて、古新さんは、学校や企業での研修で、
映画+ワークショップというように、
「鑑賞」という一方向的な場の提供だけでなく、
その後に、参加型のアクティブティ
(アクティブ・ラーニング)を融合させるような
コンテンツを提供しています。

私は、この話を聞いて、
「これではないか」と膝を打ったのです。

これまでの丸投げ型の
「芸術鑑賞」と「キャリア講演会」をスクラップする。

その代り、それを融合させた
新しいコンテンツをビルド(コンバイン)する。

例えば、

「海外で活動している音楽家による
国際理解のミニ講座と演奏会」

とか、

「演劇鑑賞した後に、それを振り返る
創作活動を取り入れたアクティブラーニング」

など。

私がそこに求める演者の特性とは、
アーティストや芸人のプロフェッショナリズムより、
むしろコーディネート力や、学校教育に対する
問題意識を持っていることと考えます。

そのような人(集団)であれば、
これまでの芸術鑑賞にかけた金額で、
芸術鑑賞と参加型の学び(アクティブラーニング)
の両方を提供してくれるかもしれません。

また、理想を言うと、企画の段階から学校と連携し、
学校(生徒)とともに創り上げていく形になれば、
ワンショット型のイベントという「点」の取組ではなく、
持続し、転移可能な「線」の取組に
なりうるのではないかとも思います。


私は、ここ数年、同窓生や他職種の方々と
交流を深める機会が多く、
その中で、メジャーではないけれど
素晴らしい芸術活動をしている人たちを
目の当たりにしました。

また、教育の根っ子に働きかけるような
独特のコンテンツを開発し、
発信しているクリエイティブな人たちが
たくさんいるということも知りました。

そういう方々と協力すれば
きっと素晴らしいものが、
格安で提供できるのではないかと思うのです。

私が昨年度勤務していた大野高校では、
芸術鑑賞のために1人毎年1000円集めても
45万円程度の金額でした。

これではどこも呼べないということで、
種市高校と合同で行っていました。

もちろん合同で行うことに価値はあると思います。

でも、45万円あれば、
自分たちが知恵と工夫を出し合うことで、
素晴らしいイベントを創りだすことは可能です。

昨年度、そんなことを考え、
先生方にもしばしば提起をしていました。

まあ、ただでさえ忙しいのに
そんな無謀なことを言うなという声も
聞こえてきそうです。

でも、高総文祭をあんなに感動的に仕上げる
岩手県の先生方ならば、
きっと凄いものを創って、
広めていけるのではないか
という希望も私は抱いています。

 

コメント

コメントの投稿

  • URL
  • コメント内容
  • password
  • 秘密
  • 管理者にだけ表示を許可する

トラックバック

トラックバックURL: http://simomath.blog.fc2.com/tb.php/1246-9e05b90c