「国際教育に追い風が吹いている」

昨日は、東北地区国際教育研究大会があり、
仙台市のアエルに出張でした。

国際教育東北01

私はなぜか、
県の高校教育研究会国際教育部会の
会長をしていて、
来年度、花巻市で全国大会を開催するという
大役を仰せつかっております。

そんなわけで、事務局の2人とともに
初めて参加しました。

午前中は、複数の高校を横断したチームによる
課題研究のプレゼン、
午後は、国際教育に取り組んだ
実践事例の研究発表と、
ワークショップが行われました。

国際教育東北02

国際教育東北03
生徒のプレゼンの様子。

ワークショップでは、
国際教育が推進されない理由は何か、
国際教育を進めるために必要なことは何か、
などというテーマで
グループセッションをしたのですが、
話し合いながら、
「生涯にわたり主体的に学び続ける人づくり」
「共生社会における生きる力の涵養」
という方向に議論が収斂されていきました。

私がアクティブ・ラーニングの研修会や
講演で行っていることと同じだなあと
しみじみと感じました。

国際教育東北07
●学校で国際教育が進まない理由

国際教育東北06
●国際教育で行いたいこと・身につけたい力

ワークショップのファシリテーターの
石森広美先生は、国際教育というフィールドで、
30年近く実践し、
多方面に発信されている方なのですが、
今、アクティブ・ラーニングの進展にともなって、
ようやく周りが自分に追いついてきたと
感じておられるかもしれませんね。

アクティブ・ラーニングの進展は、
「生徒をアクティブに」という軸で
学びを行ってきた人たちにとって
追い風となっています。

だから、そんな彼らには、
アクティブ・ラーニングがやってきたといって、
騒ぎ立てる必要はないのです。

「ようやく、私の時代がきたわね。ほっほっほ」

と静かに笑っていればいいのかもしれません。

私もこれまで周囲から

「そんなことしていると学力が下がる」
「先生も物好きだね」
「暇ですね」
「基礎基本を教え込むことが大切なのに
遊んでいていいのですか」

など、さんざん言われ続けてきました。

でも、今、そのように言ってきた人たちが
「アクティブラーニングってどうすればいいの」
と焦っていたり、

あるいは開き直って

「そんなブームはけしからん」

という方向にもっていこうとしているように
感じることがあります。



戦時中に行われた禁演落語について
こんな話があります。

昭和16年、浅草の本法寺に、
「はなし塚」が建てられ、
時局にそぐわない53もの落語(廓噺など)が
葬むられました。

落語家が演じられるのは、
お国のために尽くす話や、
軍人をたたえるものなどに限られました。

そして戦争が終わります。

「はなし塚」から禁演落語が解き放たれ、
自由に噺ができるようになりました。

すると、それまで、「戦線便り」「出征祝い」
などのような噺ばかりしていた噺家は、
何を話せばいいのか困惑します。

でも、そんな中でも、
「語りてえことを語って何が悪い」と、
警察にしょっぴかれながらも
自分を変えずに語ってきた噺家は、
不自由なく落語を語り、
庶民から喝采を受けます。


アクティブ・ラーニングとは、
時節に併せて授業の手法を
「アクティブラーニング」
というものに変えること
と考えているならば、それは戸惑うでしょう。

なぜなら、変えるものは手法ではなく、
実はマインドだからです。

私は、(今進展されている日本の)
アクティブ・ラーニング(のムーブメント)とは、
教授型という方向に、
過度に曲がってしまった学びを、
本来の学習者主体の学びに
とり戻そうということ、

それは、簡単に言うと
「教師目線から生徒目線へ」
「主語を教師から生徒へ」という、
視点を変える運動ではないかと思います。

というか、

私は、そのように解釈しようと思っています。




今回参加して感じたことは、一言、
「まさに出会うべくして出会ったなあ」ということ。

特に、石森広美先生との出会いは
一番の収穫でした。

石森先生には11月に行われる
岩手県の国際教育の研修会と、
来年の全国大会でのワークショップでの
ファシリテーターを、その場でお願いし
快諾していただきました。

エキサイティングな会が実現できそうです。

国際教育東北08LT
今回の東北研究大会フルメンバーで写真撮影

国際教育東北04
オマケ。花北の3人で食べた昼食はやはり牛タンでした。






 

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