悲願の「介護人材の育成事業」スタート 

昨日、特別養護老人ホーム久慈平荘と
大野高校が連携した
「介護人材の育成事業」がスタートしました。

これは、昨年の夏頃から、
久慈平荘の施設長の野田さんと私が
あたためていた悲願の構想でした。

この事業を企画するにあたり、
私が町に提案した目的は次の4つです。

(1)洋野町の高齢化、人口減少を支える、
 介護マインドを持った生産年齢世代を育成すること。

(2)大野高校が洋野町及び地域の介護施設と連携し、
 地方創生のエンジンの役割を担うこと。

(3)介護人材の裾野を広げる特色ある学校づくりにより、
 高校の活性化を目指すこと。

(4)将来の人口減少社会における地方創生を実現するための
 ロールモデルとして発信・提示すること。


強調したかったのは、単に、「介護初任者研修」の資格を
福祉系への就職のアドバンテージにすることや、
「特色ある学校づくり」の意図で学校存続への
布石を行うということではなく、

未来へのビジョンを持って、
新しい学びを提供する学校づくりと、
それに連動した地域の活性化を
目指そうということでした。

以前、このブログで、
プレスインタビューの中で抱いた私の思いを、
次のようにまとめました。

●学校とは学びの場である。
 そして、そこは地域に開かれていなければいけない。

●学校という組織の中だけで議論していれば
 このような発想は生まれなかった。
 他職種との共創によって、新しい価値が生まれた。

●「嫌老」という言葉がでている。
 へたをするとそれが社会現象になり文化になる。
 若年層のマインドを整える取組みを
 社会が総がかりで行わなければならない。

●年代を超えた学びの場を築くことは、
 学校という「箱」の存続より価値がある。

●高校のミッションが「生きる力」を育てることとすれば、
 大野高生の「生きる力」には
 「地域社会と関わっていける力」が含まれる。

●「介護初任者研修」は介護のノウハウを
 学ぶだけではなく、介護マインドを育てるという
 教育目的も含まれている。
 将来高校の必修科目にすべきものともいえる。


つまり、大野という地域が、
「介護」を旗印にまとまっていこうということ。

そのためには、「資格」というより、
共生社会を生きる者としての
「介護リテラシー」を身につけるということを、
地域の共通の思いとしたかったのです。

これは、施設長の野田さんも共有する考えで、
今後、大野型CCRC構想の一つとして
位置付けていこうというプランも抱いていました。

画期的なことは、町のバックアップを要請しながら、
生徒に無償で行うこと。

そして、カリキュラムの中に入れないことで、
本校だけではなく地域の人と共に受講する
学びの環境をつくるという2点です。


実現の道のりはそう簡単ではありませんでした。

高校の職員のコンセンサスを得て生徒に提示し、
県教育委員会と相談し、
地区懇談会で地域への説明を行い、
PTA、同窓会、大野高校を守る会などの
応援組織と作戦会議を重ね、
そして、町長との面会の場を設置し、
更に町の総務課や福祉課との打合せを経て
町の理解をいただきました。

しかし、年度末に町の予算の段階で、
状況が二転三転するという中で、
私が勤務している年度内で、事業を確定して
広く県にアピールすることはできませんでした。

そのような中、久慈平荘はじめ、
関係の皆さんの努力によって予算を獲得し、
ついにこの度、実現にこぎつけることができました。

本当におめでとうございます。

陰ながら応援していきたいと思います。

久慈平とのアライアンス01

久慈平とのアライアンス02

※ 写真はPTA会長の長川氏からいただきました。


 

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