「充実の日本史AL研修会」

先週の金曜日に、
本校の日本史の教員である
木村総司先生と助川剛栄先生、
そして、昨年まで本校におられた
熊谷道仁先生などが発起人となり、
日本史のアクティヴ・ラーニング研修会
がもたれました。

以下のような内容です。

<関係者>
●仕掛人
熊谷道仁(警察学校副校長)
金子勇太(青森県総合教育センター)
鈴木徹(岩手県総合教育センター)
川村俊彦(花巻北高校副校長)
●授業者
助川剛栄(研究授業①)
木村総司(研究授業②)
●講師
下町壽男(AL研修講座)
●授業参観・懇談会
花巻北高校地歴公民科教員全員

<日程の概要>
●「研究授業①」13:05~13:55(2年BC組)
「古墳とヤマト政権 大陸文化の受容)
●「研究授業②」14:05~14:55(3年AB組)
「南北朝期・室町時代」
※授業は10分短縮50分(通常は60分授業)
●教科の研究協議15:20~16:50
●AL研修講座17:00~18:00
●懇談会 18:30~「花龍」


研究授業①は、史料の比較から
時代を読み解いていくという、
「深い思考を誘う」授業が展開されました。

また、論述問題では、
東大の入試問題を取り入れながら、

「書かれた史実を知識としてインストールする」

ことから、

「様々な見方、切り口から思考・判断し、
知識を構成する」

という方向に発展させていました。

私は、歴史オンチの数学教師なのですが、
助川先生の目指している授業は、
「分析と統合」という
数学における方法論と同根のものを感じ、
目から鱗が落ちる思いをしました。

もちろん、ペアやグループワークも行っていましたが、
それより、静かに深く思考が回転し、
内面化されていくという、
ディープなアクティブ・ラーニング
という授業ではなかったかと思います。


研究授業②は、
「学習者の主体的な学び」
「グループでの知識構成と発信」といった
「外化」にスポットが当てられた
授業だったと思います。

生徒が、自ら課題を見つけ、
自らの言葉で語りだすことで、
その知識は深化していき、
生きたものになっていくということが、
この活動からよくわかりました。

この授業で、木村先生は、
殆ど説明や解説を行いません。

しかし、外部指導者を活用して
発表者への即時フィードバックを行うことや、
入試問題に対応するまとめテキストを準備し、
タイミングよく生徒に提示するなど、
「教師のコーディネート力」が
非常に優れていると感心しました。

何より感心したのは、生徒たちが、

「教師の掌の上で、一斉に同じ活動を行っていない」

ということです。

しかし、にもかかわらず、
浮きこぼれやフリーライダーの出現は無く、
安全・安心な対話空間になっているのです。

私はこの授業から
「教授パラダイムから学習パラダイム」
という言葉を実感しました。

この授業の様子を、5分の動画に
まとめましたので是非ご覧ください。


お二人の授業、どちらも非常に参考になりました。

授業後には、授業者と、
校外からこられた先生方を交えて、
教科内容を中心とした研究協議が行われました。

なお、今回のゲストの金子先生と鈴木先生は、
8月5日に産業能率大学で行われる
第10回キャリア教育推進フォーラムで、
日本史と地理の「AL型授業」の講師をされます。

その後、私の方から、
アクティブ・ラーニング観をどう持つべきか、
というテーマで講座を行いました。

皆さんがアクティブラーナーなので、
非常に充実したディスカッションを持つことができました。

その後、「課外授業」ということで、
「花龍」に場所を移して、懇親を深めました。

AL日本史懇親会03

日本史AL研修会02

AL日本史懇親会04

AL日本史懇親会01




今回は、単なる研究授業ではなく、
校外の先生方などをお呼びしたり、
教科内容だけでなく、
アクティブラーニングについての研修を組み込んだり、
そして最後に交流の場を持つという、
本当に充実した内容でした。

きっと、今後、更に発展し、
持続していくものになると私は確信していいます。




 

コメント

ひたすら時間の無駄と思いました。よく理解していない生徒同士が学び合っても、所詮、与えられた資料以上のことは学んでいないように見えます。それをはるかに越える知識と経験を持つ授業者が、卓越する話術と熱意を豊富な経験をもって語った方が、はるかに生徒はよく理解することを、私は40年の教職で体験してきました。アクティブラーニングは善で、講義は悪であると言わんばかりの近年の風潮には共感できないこともあるということを認めてほしいのです。アクティブラーニングを推奨する先生と、授業で勝負したいものです。
2016/ 08/ 02( 火) 10: 12: 58| URL| ミルク 3# -[ 編集 ]
 

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