ひろの『福幸』への希望

昨日、岩手大学人文社会科学部の
秋田淳子先生から、
岩手大学ひろの福幸プロジェクトの冊子、

「ひろの『福幸』への希望~食がつなぐ未来~」

が、お手紙とともに送られてきました。

ひろのふっこう01

「ひろの福幸プロジェクト」とは、
岩手大学人文社会科学部の
1年から3年の十数名のメンバーによって
行われる地域復興の取組みです。

この構成メンバーの中の4人が
大野高校の卒業生ということもあり、
洋野町とのコラボレイトが実現しました。

このプロジェクトは、
洋野町の食文化に学生がコミットし、
その魅力を世界に広く発信していくことを
目的としています。

素晴らしいと思うのは、
そこに暮らしている方々に密着取材する中で
記事が書かれているということです。

とかく、フィールドワークを伴う調査研究では、
アンケートや、ネット調べや、行政への取材などという
手っ取り早いワンショットサーベイ型の取組で
終わる傾向があります。

しかし、このプロジェクトは、
学生が地域に入り込み、
そこで生活体験を共にする中で、
共感という素晴らしい場を
生み出しているところが注目に値します。

つまり、フィールドの「内側」からのリサーチです。

ひろのふっこう02
おお。南さんが取材されています。

ひろのふっこう03
本校の卒業生の村田君は、
豆風鈴という大野にある素敵なお豆腐店を、
そこで働く彼の祖母の視点で書き出しています。

地元大野に貢献するために、
岩手大学人文社会科学部への
進学を選んだ村田君。

彼の文章から、
単に大野の食文化のアピールだけでなく、
世代間の連帯という、高齢化社会での
共生マインドの大切さを浮き彫りにしています。

私は胸が熱くなり、涙がでてきました。



岩手大学人文社会科学部と大野高校は
今年度、更に深く連携する予定になっています。

私が、昨年度この取組に期待したのは、
表層的な「連携」ではなく、
大野という地域、大野高校という学校、
そしてそこに存在する生徒に対して、
内側から接近して、
その内部に存在する
「彼らには見えない良さ」や逆にそこにある課題を
掘り出して欲しいということでした。

頭にあるのは
「エスノグラフィーとアクションリサーチ」
というフィールドワークの手法です。

彼らの取組みにエールを送りつつ、
今後の連携を
陰ながら応援していきたいと思います。

学生の主体的活動を支援し続ける秋田先生、
これからもよろしくお願いします。

ありがとうございました。




 

コメント

コメントの投稿

  • URL
  • コメント内容
  • password
  • 秘密
  • 管理者にだけ表示を許可する

トラックバック

トラックバックURL: http://simomath.blog.fc2.com/tb.php/1147-9bafa065