人生は積分だ!

今日、算数パフォーマーの上野さんが
フェイスブック上に、
人生の積分方程式として、
こんな図を紹介されていました。

conv-02.jpg

「目で、舌で、耳で、手で、鼻で、
いろいろなものを堪能する事を、
時間で積分する。すると、人生ができる。」

という意味を込めて作ったそうです。

なるほど。

思わず笑ってしまいながらも、
本質をついているなあと感心しました。

昔、326(ミツル)という人が
「人生はかけ算」ということをいっていました。

どんなにチャンスが巡ってきても
自分がゼロならみんなゼロ、
みたいなカンジだったと思います。

上野さんは、五官で得た経験に
時間をかけたものの総和として
人生を定式化しているわけですね。

さて、私はそんな上野さんの
人生の積分方程式を見ていて
思い出したことがありました。

それは、2012年、私が教育員会で
授業力向上の仕事を
担当していたときのことでした。

都道府県の教員採用試験問題で、

convolution-01.png

という問題を解いていて、
ふと、この問題の背景は、フーリエ解析に登場する
合成積のことだなと思い、怪しい知識を確認しようと
ネット上を検索してみました。

そこで、東北工業大学教授の
中川朋子先生の研究室の
ホームページに辿りつきました。

なんと、そのページで、中川先生は、
合成積(畳み込み積分)を
人生に例えて説明しているんです。

その一部はこんなカンジです。

tatamikomi.png

いやあ、その説明の明快さに衝撃を受け、
中川先生の活動を
岩手の高校の先生にも紹介しようと思い、
先生が書かれたものを少し整理してまとめ、
数学のある研究会に
学習資料として提示しました。

事後承諾の形で、中川先生には
次のようなメールを差し上げました。

以前、「たたみこみ」の話で
メールいたしました下町です。
お忙しい中恐れ入ります。
5月19日に、岩手大学で、
学生・教員あわせて25名程の
学習会を行いました。
その中で、添付ファイルのような
資料を使わせていただきました。
(事後報告で申し訳ありません)
参加者から驚きと、感心の声があがりました。
岩手の高校の授業を見ると、
教師が自分の高校時代に授業を受けた
経験だけでの授業や、できないといって、
生徒のせいにしたり
安易に習熟度に分けて、
教師の立場で効率的に指導することばかりを
考える授業が多いことが気になっていました。
また、目先の偏差値を伸ばすために、
意味や概念を教えない授業や、
教師自らが学識を高めようとする
姿勢が持たれていない状況も感じておりました。

先生のページに刺激を受け、
高校の教師が、自分の授業を省察し、
専門性を高めていって欲しい
と思っているところです。
おかげ様でとても良い学習会になりました。
本当にありがとうございました。
今後とも先生のご活躍をお祈り致します。
取り急ぎお礼まで。
       2012年5月2日


中川先生から、次のような
快諾のメールをいただきました。

丁寧なご挨拶をいただきまして
ありがとうございます。
志の高い先生方の
お役に立ちましたなら幸いに存じます。
特に岩手県からは、本学へも
たくさんの学生が入学してくれますので
岩手の高校の先生方が
頑張ってくださることは
私どもにとっても勇気百倍です。
<以下略>


では、その畳み込み積分の
学習資料を紹介します。

こちらです⇒★★

本当にわかり易いです。
(学生アンケートはカットしました)


 

コメント

コメントの投稿

  • URL
  • コメント内容
  • password
  • 秘密
  • 管理者にだけ表示を許可する

トラックバック

トラックバックURL: http://simomath.blog.fc2.com/tb.php/1111-6408624e