久慈平荘との連携(車椅子体験②)

岩手県立大学ソフトウェア情報学部に
進路が決定している
大野高校の福島優吾君が、
特別養老人ホーム久慈平荘の
協力をいただいて、
車椅子体験を継続的に行っています。

以前の記事はこちらです⇒★★

昨年末の話ではありますが、
12月20日に、福島君は沼井先生とともに、
久慈市内での実地体験を行いました。

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そのときの彼の感想を紹介します。


12月20日に車椅子生活環境を
さらに調査するため、
地元大野より人口や交通量が多い
隣り町の久慈市に行ってきました。

担当の沼井先生と交代で
車椅子に乗り押しすることにより、
以前経験した大野との比較もできました。

<感じたこと>
●街中の車道は交通量が確かに多いが、
 歩道が広く車道ときちんと分離されているので
 安心して通行できた。
 しかし歩道では自転車の放置が多く、
 通りにくい場所もあった。

●まちなか水族館や久慈駅、飲食店にも入ってみた。
 どこでも係や店員の方や周囲の人が
 とても優しく接してくれた。
 特に飲食店に入るとき入口が狭いと感じたが、
 店員の早い対応と入口のお客さんが
 席を譲ってくれたことには感動した。
 (後でお店の方、お客さんには
 「これは車椅子のための生活環境調査です」
 とお断りしました)

●施設設備も重要な要素だが、
 何より人々の意識が車椅子生活者にとって
 影響が大きいと感じた。
 自分は車椅子利用者が
 快適な生活ができるようになるための
 ソフトウエア開発を
 大学で勉強しこうと思っているが、
 一緒に生活するみんなの意識作りも
 大切なことだと感じた。
 人々の意識の変化で改善できる環境もある。

車椅子は今回も地元の久慈平荘からお借りしました。


実際に経験することで
見えてくるものがあるんですね。

ユーザー目線に立つことや、
コミュニティに飛び込んでいくことにより、
その研究はより深いところに
リーチされるはずです。

今、人工知能(AI)が急速に進展していく中で、
多くの仕事がAIによって代わられる
時代がきつつあるといわれています。

そのような中で、
AIが追いつけない能力として、
社会的知性(ソーシャルインテリジェンス)が
クローズアップされています。

社会的知性とは、他者を支援したり、
他者の目線に立ち共感したり、
その上で説得したり、説明したりする能力です。

福島君のように、ICTと共存しつつ、
地域の人々目線に立った
マインドが融合されることで、
研究が「自分ごと」となり、
新しい価値や、新しい分野の職業を
生み出していくことができるのかもしれません。

今後の彼の活躍が楽しみです。

 

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