3年工芸閉講式

今日は、3年生の工芸の閉講式でした。

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私は今年、工芸の授業を時々参観したり、
大野高祭や町民文化祭、
そして県の高校総合文化祭での
彼らの作品を鑑賞してきました。

本当に、市販してもいいような
素晴らしい作品ばかりでした。

これらの作品を見ても、
生徒達がこの3年間で
大きな成長を遂げてきたことがわかります。

そして、その成長は作品の精度を高める
技能的な面だけではなく、
創造力や、豊かな感情・情操といった、
心の成長も促されてきたのではないかと思います。

オックスフォード大学のマイケルオズボーン氏は、
人工知能が進歩することで、
多くの職業がロボットに代わられる
時代がやってくるという
ショッキングな未来予想を立てています。

その中で、彼は、
人工知能が人間に追いつけないものとして、

「手先の器用さ」
「創造的知性」
「社会的知性」

という3つの能力を掲げています。

この3年間、彼らが学んできた「工芸」は、

地域の人々が生み出し継承してきた
高度な技能を身につけ、

オリジナリティや芸術性という
創造的な知性を磨き、

地域の方々と触れ合い、
対話をしながら作品を仕上げていく、

という、まさに前述の3つの能力を
含んでいるといえると思います。

それはつまり、未来に伝え続ける
価値のある学びを、
彼らが行ってきたということでもあると
私は気づかされました。

閉講式では、そのような内容の挨拶を行いました。

そのダイジェスト動画はこちらです。



最後に、講師の方から
一言ずつコメントがありました。

その中で、最後にコメントした、
裂き織り担当の水上さんの言葉。

「失敗し、やり直し、そして最後は
あなたの人生という大きな作品を織ってください」


うーん。これはやられました。
しばらく動けなくなるほど効きました。

実は、この閉講式が始まる前に、
裂き織りを選択している男子4人
(私はイケメン4人組と呼んでいる。
めちゃダンスも上手い)
の様子をちょっと覗きました。

講師の水上さんは、いつも彼らを
我が子のような温かい眼差しで見守り、
指導されています。

そして生徒達もお母さんのように
慕っている様子が伝わります。

先生と生徒という、
「教え、受け取る」という関係ではなく、
生徒達が楽しんでくれることが
我が楽しみ、という雰囲気。

そんな彼らの作品には、
ちゃんと水上さんの
伝えたい思いが入っています。

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閉講式後、大野キャンパスを後にして、
送迎バスまで歩く道すがら、
ある生徒が

「ああもうおわっちゃったんだなあ」

と感慨深くため息をついていました。

そして、バスの前に来たら、
いつも送迎してくれる運転手のHさんが、
やはりいつものように笑顔で
温かく彼らを迎えてくれました。

そして、バスは
最後の工芸の授業を終えた彼らを乗せ
いつものように学校に向かっていきました。

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