Something Nice 金子みすゞ

先日、大野高校に、
金子みすゞ記念館の館長の
矢崎節夫様から本が贈られました。

みすゞ01

みすゞ02

「Something Nice」という、
金子みすゞの詩の英訳集です。

実は、昨年の同じ時期にも、
金子みすゞの3冊の詩集が、
館長の丁寧な手紙とともに
寄贈いただきました。

そのときの記事はこちらです⇒★★★

金子みすゞ記念館では、
東日本大震災津波の後、
「こだまでしょうか募金」をつくり、
福島、宮城、岩手の3県の小・中・高校に
詩集を贈る活動を行っています。

相当な冊数になると思われますが、
お手紙には、館長の直筆で
学校の宛名と署名が書かれてあります。

本当に尊い活動で、ありがたいですね。

今回贈られた「Something Nice」は、
金子みすゞの詩と、
その英訳が対になって書かれています。

本校の英語の菅原先生に見せたところ、
授業で使ってみたいとのことでした。

金子みすゞ記念館からの厚意にこたえるには、
生徒のために活用させていただくことが一番です。

みすゞは、26年という短い生涯の中で、
512編もの詩を作りました。

彼女の全ての作品に共通しているのは、
「『私とあなた』の自分中心の視点ではなく、
『あなたと私』のまなざし」と
矢崎館長さんは述べています。

彼は、福井市の公開講座で
次のような話をしています。

震災の時に流れていた、
ACジャパンの広告の
「こだまでしょうか」を例にとると、
この世の中に自分一人しかいなかったら、
『遊ぼう』とも『馬鹿』とも、
『ごめんね』とも言えませんよね。
私の言葉を聞いてくれ、
返してくれるあなたがいるからこそ、
こだまが成り立つんです。
人間は一人では生きていけないということ。
それは「大切なあなたがいて、私がいる」
というまなざしなんだ。
(参考・引用 福井新聞)


では、この「Something Nice」から
「私と小鳥と鈴と」の英訳版を紹介いたします。

Me, a Songbird , and a Bell

Spread my arms through I may
I’ll never fly up in the sky.
Songbirds fly but they can’t run
Fast on the ground like I do.

Shake myself though I may
No pretty sound comes out.
Bells jingle but they don’t know.
Lots of songs like I do.

Bell, songbirds, and me
All different , all just right.


私と小鳥と鈴と

私が両手を広げても、
お空はちっとも飛べないが、
飛べる小鳥はわたしのように、
地べたを速くは走れない。

私がからだをゆすっても、
きれいな音はだせないけど、
あの鳴る鈴は私のように、
たくさんの唄は知らないよ。

鈴と、小鳥と、それから私、
みんなちがって、みんないい。


 

コメント

このコメントは管理人のみ閲覧できます
2016/ 05/ 06( 金) 16: 47: 54| | # [ 編集 ]
 
デイビットさんは熊本にいらっしゃるんですね。貴重な情報ありがとうございます。
2016/ 05/ 06( 金) 18: 23: 27| URL| しもまっち# -[ 編集 ]
 
このコメントは管理人のみ閲覧できます
2016/ 05/ 06( 金) 21: 39: 16| | # [ 編集 ]
 
素敵な出会いでしたね。私もいつかお会いしたいです。
2016/ 05/ 08( 日) 06: 01: 09| URL| しもまっち# -[ 編集 ]
 

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