健常者の常識・学校の常識

最近、某会議で、

「発達障害の子どもは
たった一人で学校をぶっ壊す。
彼らを引き取ってくれる場所がないか」

という発言を聞いてあ然とした。

これが教育に関して
責任のある方の言葉だろうか。

私は耳を疑った。

我60間近にし耳を疑う。

そんな中、昨日、
ふれあいランド岩手で、
マザーバードの貞末さんによる映画、

「僕は写真で世界とつながる」

の映画上映会が行われた。

私は貞末さんからのご案内もいただき、
夫婦で参加した。

僕は写真で01

貞末さんの記事は、
こちらにありますのでご覧ください。★★

貞末さんは、映画というツールで、
障碍や差別、格差などについて、
社会に問題提起をされている方だ。

その真実を伝えようとする
真っ当でブレない姿勢、
そして理不尽な権力志向に
毅然と立ち向かう勇気と行動力、

そして、彼女の発信する
力強い言葉の数々に
私は思わず姿勢を正さざるを得ない。


貞末さんは、上映にあたり、
こんなことを話した。

主人公の米田祐二さんは、自閉症である。
しかし、彼は社会に迷惑をかけていない。
むしろ、健常者といわれる
我々の「常識」が彼らに
多くの障害を与えているのではないか。

「健常者のふりかざす常識」とは何だろうか、
私はしばらく考え込んでしまった。

例えば、冒頭に述べた
「発達障害はたった一人で学校をぶっつぶす」
という言葉や、
その場に醸し出された
コンセンサスのような空気。

もしかしたら、私がこんなことを書いて
発信することに対する批判や、
目に見えない圧力がかかることだって、
今の世の、
「健常者の常識」なのかもしれない。

話しは変わるが、
先日、ある高校で行った
アクティブラーニングの講演で、
教師のマインドセットを
変えていかなければならない
という話をした。

その中で、今学校で
常識と思っていることを
疑ってみるべきではないか
ということを提起した。

例えば、

「生徒は学校や教師のいうことを素直に聞く存在」
を疑わないという常識、

「提出物を出さない生徒にペナルティを与え、
とことん追い込む」という常識。

「授業以前に、服装頭髪などの
規律をしっかりする」という常識

「勉強と部活動の文武両道こそが大切」
という常識

「夢を早く持つこと。
思いが強ければその夢は叶う」という常識

「学習時間をしっかり確保するために
家庭学習時間調査を行う」という常識

「携帯スマホを教室内で使うのはもってのほか」
という常識

「話す人の顔を見ましょう」
「人が話している時は私語を止めましょう」
などを標語にして徹底するという常識

そんな例をあげていたら、
聞いていた先生方の顔色が変わったので、
あわてて話題をそらしたのですが。


自分のことを棚に上げて
言うことになるかもしれないが、

「学校でしか通用しない常識」
「学校でしか通用しない知識」
を大人の教師たちが整理できずに、
生徒にアクティブラーニングなんて言っても、
説得力はないと私は思う。


昨日は、映画を観て、
米田さんと彼を取り巻く家族や仲間、
そして映画作りをしたスタッフの方々の
思いに感動しながら、
健常者の常識、学校の常識について
思いめぐらせた一日だった。

僕は写真で02
ナレーションと音楽を担当した
Chiharuさんのミニコンサートもありました。



 

コメント

コメントの投稿

  • URL
  • コメント内容
  • password
  • 秘密
  • 管理者にだけ表示を許可する

トラックバック

トラックバックURL: http://simomath.blog.fc2.com/tb.php/1026-2e8705d6