中村工房「森の詩」

もう大野高校にいるのも
今日が最後となりました。

昨日は、引継ぎ文書を整理しながら、
たくさんの方とお会いし、
お別れの挨拶をいたしました。

その中で、中村隆さんについて
書きたいと思います。

昨日、中村さんが学校に訪れてくれました。

中村さんは、20年前、
大野高校に勤めていた時の同僚で、
大野の「一人一芸の里」村づくり
2期生のスペシャリスト、
大野を代表するクラフトマンの一人です。

とにかく木工から電気工事から
何でもできる人なのです。

ベーシストでもあり、
当時、一緒に職員バンドを組んで、
文化祭ではベンチャーズや
ブルーハーツなどをやっていました。

私は彼に数学のアイデアを語り、
数学パズルを作ってもらったりしていました。

これは、当時中村さんにつくってもらった
ハノイの塔というパズルです。

4本ハノイ

素材はケヤキと松。
普通はバーは3本なのですが、
4本にしてもらいました。

世界に一つだけの4本ハノイの塔です。

4本のハノイの塔の手順を考えると、
とても面白いことが発見できますよ。

この他、手元にないのですが、
Σk(k+1)説明器や、
楕円のビリヤード台(ミニチュア)などのアイデアを、
大野木工で実現していただきました。

中村さんと話していて、
工房をどうしても見たくなり、
中村工房「森の詩(うた)」を訪問しました。

中村工房01LT

そこは、大野の美しい風景を見下ろす
丘の上にあります。

犬やネコが出迎えてくれました。

中村工房02LT


設計、製作、乾燥、塗装、出荷すべての工程を、
この工房内で行っています。

凄いのは、ロクロや乾燥機などの機器を
中村さんが自作されているところ。

しかも、特許を申請してもいいような、
世界に類のない最先端のノウハウが
取り入れられています。

中村工房03LT

中村工房04LT

中村さんと話していて、
「下町ロケット」の佃製作所を思い出しました。

このストーブにも驚きました。

中村工房07LT

大型トラックのタイヤホイール4個で作ったそうです。

3つのホイールを溶接して胴体を作り、
残りの1個で足の部分を作ったそうです。

100%完全燃焼で煙が出ず、
表面温度が250度で安定しています。

凄いなあ。

中村工房06LT

木目がカッシーニの卵形線のように
カッコよくでているボール(大)があり、
一目で気に入り買わせていただきました。

マンデルブロ集合の発散領域のレベルを表す
等高線も思い出してしまいました。

最後の最後に中村工房を
訪問することができて本当に良かった。

中村工房05LT


 

哀悼の意を込めて

小原誠先生の訃報を知り、
しばらく身動きができませんでした。

小原先生は、盛岡三高時代の
同僚であるとともに、
高校時代のハンドボール部の
仲間でもありました。

彼は、スキーの第一人者として、
シーズンが来ると、日本だけでなく、
世界を飛び回って活躍されていました。

まさに、余人をもって代え難い先生でした。

12月にフィンランドから帰国後、
体調を崩し、しばらく入院されていましたが、
様態が悪化し、
先日お亡くなりになられたとのことです。

2014年の5月、
私が盛岡三高に勤務していたとき、
高総体の壮行式で、
校長の代理で挨拶をする機会がありました。

そのとき小原先生のことを話しました。

こんな内容です。

(前略)
数十年前、私も皆さん同様、
盛岡三高の生徒でした。
私は、ハンドボール部の
キャプテンをしていました。
授業は休んでも部活には出るという、
部活少年でした。

私が入学した時、ハンド部は同好会でした。
なんでも、先輩が悪いことをして、
部から格下げになったというのです。

担任の先生から、
「下町、ハンド部だけは絶対入るなよ。
あそこは悪の巣窟だ」などといわれました。

そんな弱小クラブだったけれど、
いや、そうだっただけに、
私たちの代になってから、
本当に意地になって練習し、
部に昇格することができました。

もちろん、指導者もなく、
優勝を目指すようなチームでは
ありませんでしたが、
どんな強い相手にも食い下がれるような
チームになったのです。

そんなチームになれた最大の理由は、
私の一つ下の学年に、
今、生徒課長をしている
小原誠先生というスーパースターが
入部したからであります。

彼は、試合でのポイントゲッターは当然ですが、
それだけではありません。

彼が練習で一生懸命頑張る真っ直ぐな姿が、
先輩である我々の気持ちを鼓舞し、
「試合が終わってから後悔だけは絶対しない」
「自分ができることを全部やろう」を合言葉に、
全員が一つになったのです。

つまり彼の姿勢が、
部員全体の心構えを変えたのです。
(以下略) 
(5月14日高総体挨拶下書きより抜粋)



小原先生のプレーする姿は
今でもすぐ脳裏に甦ります。

「走る」「飛ぶ」「投げる」の全てが、
バネのようにしなやかで、そして力強い。

それは、素直で、真っ直ぐで、
竹を割ったような彼の性格そのものです。


教員になってもそれは変わりませんでした。
生徒のために直向に頑張る。
自分に厳しく、決して妥協しない。
一方、とても面倒を見の良い先生でした。

若い頃は、2人で痛飲し、泥酔した私を介抱し、
実家まで送り届けてもらったことも思い出されます。

小原先生は、私の後輩ではありますが、
尊敬する教師です。

昨日の火葬の後、
お二人の息子さんが、
「ありがとうございました」と会葬のお礼を、
笑顔さえ浮かべながらさわやかに行う姿を見て、
私は胸が張り裂けそうになりました。

彼らの気持ちを慮りながらも、
小原先生の真っ直ぐで、真っ当な生き方は、
お子さんにちゃんと受け継がれているんだなあと
強く感じました。


小原先生、どうか
安らかにお眠りください。

ご冥福をお祈りいたします。


 

黒鍵で弾く校歌

我が家にあるピアノは、
もう何十年も全く調律していない
ホンキートンクなのですが、
今日、本当に久しぶりに
弾いてみました。

大野高校校歌⇒花巻北高校校歌
(らしきもの)。

殆どの校歌は、ⅠⅣⅤのコードと、
ペンタトニックスケールなので、
だいたい私のような初心者でも
黒鍵だけ弾けばそれらしくなります。

音がはずれまくっていますが、
寝床芸ということで・・。







 

「未来企業」とヤクルトレディ 

離任にあたり、毎日、多くの方々から
いろいろな物や、
温かい言葉をいただき感謝しています。

先日、校長室に、ヤクルトレディのKさんから、
黒酢とヤクルトが、
お手紙とともに届けられていました。

ヤクルトさんお手紙LT

Kさんは、実は、私の教え子の奥様で、
ご出身は八戸なのですが、
ある意味大野人より大野に詳しい方です。

今年になってから、毎週1回、昼休みに
校長室に訪れてくれるのですが、
その度に、お子様のこと、生徒のこと、
育児のこと、大野のことなど、
Kさんと、とりとめもないおしゃべりをすることを
楽しみにしていました。

そのおしゃべりの中で、
Kさんに「未来企業」という本の
話をしたことがありました。

「未来企業」とは、
あのベストセラー「ワーク・シフト」の
著者リンダ・クラットンが、
その企業版として書かれたものです。

未来企業

世界の大きな変化の中で、企業の形や、
リーダーシップのあるべき姿を、
レジリエンスという視点に立ち、
イノベーションを起こしている
世界の企業の事例を紹介しながら
解き明かしていくという内容です。

文字通り、この本は、
企業の在り方を提示するものなのですが、
私はこれを、未来の授業や
学校教育に当てはめて読んでいました。

キャリア教育や学校経営に携わる教師が、
マインドセットを整えるための
必読の書であるように思います。

この話を始めると長くなりそうなので、
後で、まとめたいと思います。

さて、Kさんとの話に戻します。

この「未来企業」の第3部
「社内と社外の垣根を取り払う」に、
「ヤクルトレディ」が堂々と取り上げられています。

そこに書かれている部分から少し紹介しましょう。

先進国においては、人々が近隣の家を
定期的に訪問しあう機会は少なくなっている。

実際、多くの都市で、高齢者や障害者が
疎外感を抱き、近くに大きな店や企業が
あるにもかかわらず地域社会から
隔離されていると感じている。

日本の多くの都市では、長年にわたって
ヤクルトレディが近隣の高齢者を訪問してきた。

ヤクルトにとって、近隣に手を差し伸べる手段は
建物を建設することではなく、
多くの販売スタッフに明確な
目的のある活動をさせることだった。

ヤクルトレディを組織して地域に住む高齢者に
目配りをするという明確な使命を与えることは、
同社が地域社会とのつながりを強めるうえで
重要な役割を果たしてきた。

日本で進行している高齢化という問題は、
他の国にとっても他人事ではない。

今後数十年のうちに、他の先進国でも
日本と同じように高齢化社会が到来するからだ。

日本で高齢者介護の負担が、
国や個人にのしかかっている問題に対して
地域全体で解決すべきだという見方が
次第に広がっているのは驚くべきことではない。

実際、企業は高齢者や孤立している人々を
支援する役割をもっと担うべきだという
期待が日本中で高まっている。

<中略>

創始者の代田稔は、
本当の健康は身体的な健康だけでなく、
良い精神、健全な社会、文化的な幸福が
備わってはじめて得られるという思いで
乳酸菌シロタ株の飲料を開発した。

<中略>

ヤクルトレディは自転車や手押し車、
あるいは徒歩で担当地域を訪れ、
客と顔を合わせて地域内に住む高齢者が
無事に暮らしているかどうかを確認している。



Amazonは、テクノロジーの進展により、
ロボット化され、我々に商品を迅速に
正確に届けます。
それはとてもありがたいことです。

でも、Kさんは、商品と一緒に、
「真心」も運んでくれるヤクルトレディなんですね。

それはきっとAIが追いつけない社会的知性
という文脈において「崇高な仕事」
といえるのかもしれません。

Kさん、ありがとうございます。



 

教え子との対話

今朝、出勤前に、
20年前の大野高校の教え子の
K君とNさんがやってきました。

電光石火の転勤で驚いているのは、
私だけでなく、地域の人たちもです。

彼らからいただいた大野ジュース。

おおのジュース

おお。

ラベルが「ひろのまきば天文台」
ではないですか!

「超いいね!」

1年間という僅かな時間では、
できなかったことがたくさんありました。

教え子との懇談の場を
もっと持てばよかったと悔やまれます。

一昨日、教え子のN君と飲みました。

彼は、小学校のPTA副会長であり、
地域の子どもたちに、
ヨサコイソーランなどを指導しています。

彼は私にこんなことを話してくれました。

自分が高校を卒業するとき、下町先生が
「5年後の自分への手紙を書く」
という授業をやってくれたことが忘れられない。
そのときは、何とも思わなかったが、
そんなことすっかり忘れていた5年後に、
自分から手紙が来て驚き、
そしていろいろなことを考えた。
自分のその経験から、
今、小学校の子どもたちに、
「未来の自分への手紙」を書いてもらっている。


ああ。教育の力って凄い。

しみじみと思いながら、
逆に、教育の怖さも感じました。

そしてわが身を振り返って、
自分の無力さや不甲斐なさに
悔恨の情を禁じ得ませんでした。

過去はもう取り戻せない。

であるなら、前向きに生きる姿、
いつまでも成長しようとする姿を
子どもたちに見せる大人でありたい。

そして自分を乗り越えていく子どもを育てたい。



教え子との対話は、教師を成長させる。


 

「さよならランチ@かおりん」

今日は「かおりん」こと布施香さんから、
素敵なランチに呼ばれました。

沼井・赤穂先生も誘って、訪問しました。

かおりんさんの記事はこちらです。
かおりんこ⇒☆☆

もう一つ。
12月21日に大野高校で行った
「Future Session2015」の記事はこちら⇒☆☆

そのときのフライヤはこちら⇒☆☆

オリーブオイルソムリエとして、
多くの人々の心を揺さぶりながら、
全国で広範な活動を
展開されているかおりんさん。

そのダイナミズムの秘密は何なのか、
少し考えてみました。

かおりんさんのオリーブオイルを軸とした活動は、
決してニッチな市場を狙った、
「戦略」としての起業ではありません。

それは、彼女が、自分から売り込むということを
行っていないことからもわかります。

そうではなく、彼女の
オリーブとオリーブオイルによって
「世界を変える」という思いが、
ジャンルを乗り越え、
共感のネットワークを生み、
結果としてマーケットが形成されている
ということなのではないかと思うのです。

その思いとは、

オリーブで地域を元気に
オリーブで人と人を繋ぐ
オリーブで人間力を取り戻す


というシンプルで、力強いものです。

私は、かおりんさんから
オリーブやオリーブオイルの話を聞いていると、
ハッと気づくこと、なるほどと膝を打つこと、
そんだったんだと目から鱗が落ちることが
何度もあります。

それは、料理の味を引き立てることや
食と健康のことに留まりません。

他者支援、地域復興、ジャンル融合、人つながり、
自分を信じる力、
未来の働き方やライフスタイル等々。

また、オリーブの実を摘んで、
オリーブオイルを作る過程の話を伺うと、
個を大切にする教育の
ヒントを得たような気がしました。

目先の利益から出発するのではなく、
自らがかかげる理想や思いを強く信じて、
真直ぐに行動に移していく人は美しく、
そしてカッコいい。

大野で、そんなカッコいい
かおりんさんと出会えたことは、
本当にかけがえのない経験です。


さて、それより今日のランチです!


最初に出てきたピザを見て感激!
「しもまっち またね」
と書かれているではありませんか。

しもまっちまたねLT

感動で心が温まり、
また、その美味しさにウキウキと楽しくなり、
そして、かおりんさんの、
そんな優しさと心遣いに、
「落ち込んでいられない」
と奮い立ちました。

まさに、かおりんさんが
オリーブオイルでやろうとしていることは、
こんなところにも現れているんですね。

しもまっちまたね01LT

しもまっちまたね03LT
オリーブオイルをふんだんに使った
手羽元とブロッコリー

しもまっちまたね02LT
このパスタが泣かせる美味しさ。
みんな箸でずるずる食べました(^^)

しもまっちまたね06LT
トマトのスープにもオリーブオイルを垂らします


しもまっちまたね07LT
水切りヨーグルトと凄い蜂蜜


しもまっちまたね04LT しもまっちまたね05LT
イタリアで1年に2000本しか生産しないという
凄いオリーブオイルいただきました。
恐れ多いです。

最後に皆で写真を撮りました。
全員が入るために、動画モードにして
あとで静止画を作ろうと思ったのですが、
動画の方が和やかな雰囲気が
伝わると思ったのでそのまま流します。





本当に堪能しました。
かおりんさんありがとうございます。

そして、カッコいい旦那様のマッシ―さん
ありがとうございます。

 

超グルメな送別会

昨夜は久慈市の弥次喜多で
超グルメな送別会。

次々と繰り出される、
現地調達の、新鮮な海鮮中心の
美味しい料理の数々にノックアウト。

本当に堪能しました。

弥次喜多料理LT

料理が凄いので、
送別の思いを語り合うよりも、
黙々と食べることに集中。

写真は全部一人分ですので、
めちゃボリューミー。

食べきれない人もおりましたが、
フードファイターの私は
ぺろりと全部いただきましたよ。


ところが、

連日の送別会続きで
体がばてていたのでしょうか。

食べ終わった頃、お腹の調子に異変が!

悟られないようにしながらも
三度もトイレに駆け込んでおりました。

帰りの車は、
便意が来ないように祈りながら、
一人静かに戦っていました。

ヘタに話をすると一気にきますからね。

シャレになりません。


車を降りた瞬間、弾丸ライナーとなり、
家のトイレにまっしぐら。

セーフ。

でも、美味しい料理を食べた後でよかったあ。

食べる前だったら悲しすぎる。

何て思うのは私の卑しいところですが。

弥次喜多のように、
久慈には本当に美味しいお店があります。

こんな豪華な料理と、銘酒を堪能しても、
とってもリーズナブルなお値段です。

美味しくて、
楽しくて、
最後はスリリングな送別会。


皆さんありがとうございました。


 

拝啓 中村先生

昨日はお電話ありがとうございました。
先生からの力強い言葉が、
複雑な心境の中にいる
私の心に沁み込みました。

そして元気をいただきました。

先日の離任式で花束をいただきました。

校長室に飾ろうと思い、花瓶を探しました。

すると、応接室に陳列されている陶器の中に、
ちょうどよい大きさの花器がありました。

中を見ると、紙が入っていました。
それはこれです。

中村花瓶①

なんと中村先生の作だったんですね。
久慈養護学校(現在の久慈拓陽支援学校)
で作成したもののようです。

これを見たとき、中村先生の、
様々な仕掛けを行いながら
学校改革を行ってきた
アクティブな姿が目に浮かびました。

その無尽蔵のパワー、行動力の源は、
大野という地域と、大野高校の生徒を
とことん愛しているゆえであることが、
私にははっきりとわかります。

そして、先日先生が出版された
「岩手の人物風土記」
などからもわかるように、

「人知れず徳を積むような生き方」
をされている人々に共感し、
その思いを世に広く伝えるため、
ブレずに真っ直ぐに行動に移される姿勢が、
年月を経ても消えない
確かなものを生み出しているのだと
あらためて思いましまた。

人物風土記

昨日、南さんの家で
私の送別会をやっていただきました。

そこに集まった面々は、
私のかけがえのない友人であり
尊敬する先達であり、
改革の旗をふる同志でもあります。

そんな彼らを作りだしたのは中村先生です。

中村先生の思いが、
大野を強く、太く持続させる
リーダーたちを養成してきたんですね。

「大野高校を守る会」の結成は
その必然だったのですね。

先生が残してくれた
この花器を見ながらしみじみと思いました。

この花器や、玄関にある
「君が憂いに我は泣き我が喜びに君は舞う」
の石碑など、
先生が残したものはたくさんあります。

20150502-02.jpg

そして、それは、ものだけではなく、
マツタケプロジェクト・里山整備事業などの
コンテンツも継続しています。

でも、もっと大きいものは、
大野高校を応援する仲間づくり、
人づくりだったんですね。

中村先生。

先生が作った「人つながり」

このように、持続し、私を勇気づけ、
大野高校を見守り続けていますよ。

きっとその輪は更に広がり、
次世代に受け継がれ、
永遠に生き続けていくと信じています。

私は、1年で大野高校を去ってしまいます。

ですが、この中村先生を中心にした
大野の仲間の輪に入って、
これからも共に歩んでいきたいと思います。

これからも大野高校を温かく見守ってください。

ありがとうございました。



 

南家でのホームパーティ

日々送別会。

ひたすら感謝です。

私の母校は盛岡三高ですが、
その校訓は随処為主。

今の私は随処飲酒ですね。

昨日は盛りだくさんな一日でした。

午前中は、校長通信「飛翔」の
今年度最終版を作成し2000部刷って
大野庁舎に行きました。

最終号は大野高校の進路特集と、
転任する先生方の紹介と、
私からの感謝の言葉という構成です。

飛翔第50号⇒★★

大野庁舎では
教育委員会や総合サービス課など、
お世話になってきた方々や、
大野庁舎に勤める教え子たちに
転任の挨拶をしてきました。

その後、新採用として
本校に勤務することになる
養護教諭のM先生と面談、

続いて、大野中学校から転勤される
先生方が挨拶にこられたのでその対応。

そして、その後、
これから大野を背負ってくれる
先生など何人かの先生を誘って、
大野めぐりをしました。

この日のコースは次の通り

○第一ラウンド 
まずは松橋さんの「隠れ家」で苔アート鑑賞。

0323-01苔アート

佐々木米蔵さんの工房であらためて
球体スピーカーのお礼をして、

萩ノ渡開拓の道路から
イラストレーター古屋暁さんの家に

第一ラウンドラストは
「あんじい工房」で
特製コースターを購入

0323あんじいコースターLT

○第二ラウンド 
第二ラウンドは新採用の
M先生もお連れして、
各所でM先生を紹介をしました。

まずはグリーンヒル大野で素敵なランチ。

0323-02赤鶏キノコカレー
赤鳥キノコカレー

診療所で学校医の中村先生に挨拶。

続けて、安全・安心の場所、保健センターで挨拶

大野体育館で卓球部の練習を見学。
そして、明日から福島県で行われる
全国選抜大会の激励をしました。

0323-03卓球
生徒と勝負する小坂先生

安らぎの場所大野図書館でお別れの挨拶。

最後に、久慈平荘を訪問。
施設長から丁寧に案内していただきました。

久慈平案内01
入所しているおばあさんが薬の紙でつくったそうです。
一人一芸の里はここにも見られました。

久慈平案内02
常に最先端を走る久慈平荘。
管内にニオイガないのは、
オゾンを出しながら空気を清浄する
最新鋭の装置が随所に備わっているからです。

大野めぐりの後、
ジョブカフェの方が挨拶にこられたので、
これからのキャリア教育、学校間連携、
企業連携など熱く語り合いました。
東大野さんには大変お世話になりました。

私は最近「トライアングル連携」という
言葉を使っています(私の造語です)。

これは三者による連携という意味ではなく、
AとBという二つが連携するとき、
Cという別の視点を取り入れるということです。
長くなるのでこの話はまた後で。


そしてこの日の仕上げは、
お世話になっている南さんの家での
送別パーティーに呼ばれました。

南さんと奥様、
大野の山の名人の小沢さん、
同窓会副会長で20年前から
お世話になっている野田雄二さん、
久慈平荘の施設長の野田信雄さん、
卓球の黄金時代を支えてくださった北村さん、
PTA会長の長川さん、
教え子で、大野のニューリーダーの西さん

ここに集まった方々は、
私のかけがえのない友人であり
尊敬する先達であり
そして、地域や学校を変えるために
ともに行動する同志でもあります。

来る方々がお酒を携えてくるので、
利き酒大会の様相に。

私は、必殺の銘酒「獺祭」を、
ここで満を持して紹介しました。

0323-04利き酒

さて、南さんの家には
卓球部の生徒が4人下宿しています。

この日、そんな彼、彼女たちが
手料理をふるまってくれました。

0323-06料理②

0323-05料理

動画を紹介します。




嬉しくて美味しくて感動で
言葉がでませんでした。

ありがとう。

女子は明日から全国選抜出場のため
福島に発ちます。

男子のT君がエールを行ってくれました。

0323-07エール

ちょっと動画を



そんな楽しい夜の最後はサプライズで、
生徒も含め一人ひとりから、
メッセージとともにお花をいただきました。

0323-10卓球生徒花束
卓球部の生徒たちから

0323-11PTA会長
PTA会長から

0323-09南さん奥さん
南さんの奥様から

0323-08小沢さん
山の名人から

0323-12南さん
最後に南さんから


そして、素敵な大野木工(三本木木工)の
お椀をいただきました。

0323三本木木工


たった1年で転勤してしまう私に、
こんなに温かい送別会を開いていただき、
ただただ感謝です。

ありがとうございます。

 

アクティブラーニング研究協力校

大野高校では、
岩手県立総合教育センターが行う、

「中学校社会科及び高等学校地理歴史・公民科
におけるアクティブ・ラーニング型授業の
進め方に関する研究」

の協力校として1年間様々な活動を行ってきました。

このほど、センターのホームページに
1年間のまとめのレポートが掲載されています。

ご覧ください。

こちら⇒★★★



 

朗報!

朗報です!

今日大野高校の生徒が受験していた、
後期試験の結果がでました。

合格!

これで、大野高校の国公立大学志望者
4人中4人全員が合格を達成しました。

推薦2名、前期1名、後期1名です。

就職も1月早々に全員内定、
高看希望者も4人全員合格しました。

後期まで粘ったSさんおめでとう!

大野高校は小規模の高校ですが、
進学を希望する生徒には
夢実現のために、先生方が
最善を尽くして指導にあたります。

その指導体制は、
決して近隣の進学校にひけをとらないと
自負しています。

上級学校や社会に巣立った皆さんが
これからもその後ろ姿で、
後輩たちに道を示してください。

離任にあたり、本当に嬉しい
情報が飛び込んできました。

感謝です。

離任にあたり、感謝の意を込めて
こんな動画作りました。





 

飛鳥あるとさんの「ゴーガイ!」

一関市在住の漫画家、
飛鳥あるとさんの「ゴーガイ!」ご存知ですか。

飛鳥02


この第2号に大野の風景が登場します。

ちゃぐちゃぐ新聞の記者、坂東さきるは、
せっかく慣れてきた支社勤務から
突然の本社勤務を言い渡され、
複雑な気持ちになります。

そんなさきるの気持ちを汲んだ
上司の小田原が洋野町に行くよう命じます。

脳内地図のスペシャリスト小田原が、
携帯電話でナビをします。

そして、大野キャンパス手前を左折し
道を登り切ったところで車を停めるよう指示します。

真っ暗い夜道に車を停めたさきるは携帯電話で、
「もーいったいここがいったいなんなんですか」
と小田原に不満をいいます。

そこで、小田原のセリフが

「空を見てみろ」

言われるまま上空を見上げると、
そこには満点の星空が。
さきるは、眼を見開き言葉を失います。

飛鳥03

電話口で小田原はこう言います。

「3年目の夏に車で日本中まわって
最後に見たのがこの星空だった。
しばらく瞬きを忘れたな」


星空を見上げていたさきるに笑顔が戻り、
そして、自分の足で立つことを強く決意します。

そんな感動のストーリーです。


さて、このシーンに描き出される風景を見ると、
ちょうど、ひろのまきば天文台を
見下ろしているところ。

そして、大野キャンパス前を左折という言葉から、
恐らく、この場所は
萩ノ渡開拓ではないかと思われます。

実は、この風景に感動して
山梨県からこの場所に移り住んだ画家
(古屋さん)もいらっしゃいます。

以前、この付近をドライブしたとき、
感動して動画を作りました。

それをちょっと編集し直してみました。




私も今、さきると同じような思いもあります。

大野から旅立つ前に、
萩ノ渡開拓の星空を眺めてみようと思います。

皆さんも、是非一度、
ゴーガイ片手に訪れてみてはいかがでしょうか。

 

ありがとうございました

大野高校を1年で去ることになりました。
私は、昨年の4月に、
20年ぶりで大野高校に戻ってきました。

入学式の時、校歌を口ずさんだら、
3番まで全部覚えていました。
自分でもびっくりしました。

かつての教え子達のことも
みんな覚えていました。

それだけ、自分の教員生活の中で
大野高校での経験は大きかったのだと思います。

大野の地域の皆さん、そして大野高校を
応援してくださったたくさんの皆さん、

ありがとうございました。

たった1年でしたが、本
当に濃密な時間を過ごすことができました。

赴任する花巻北高校も、
盛岡三高、大野高校と同様、
かつて勤務していた学校です。

また新たな出会いが始まります。

でも、大野高校での出会いや思い出は、
生涯忘れることのない、
かけがえのないものです。

これからもブログでも
大野と大野高校の良さを
紹介できればと思います。

感謝。


 

料理授業論

今日は紫波町の自宅にいるのですが、
カミさんが夜出かけるので、一人夕ご飯。

何にしようかなと迷った末、
棒棒鶏を作ってナンに巻いて食べるという、
我ながらナイスなアイデアが浮かびました。

スーパーでナンの粉を買いに行ったら、
生食用の北寄貝が一玉70円で売っていました。

これは食べるでしょうと、5個ほど買ってきました。

19日の食卓02

北寄貝をさばくのは初めてですが、
2か所貝柱に包丁を入れるとスルリと剥けます。

ヒモを取って、身を真ん中から割って
内臓をこそげると簡単に刺し身になります。

美味しい!

19日の食卓03

残りの部分を、酒・醤油・ショウガ・ニンニクなどで
味付けしてフライパンで乾煎りしてみました。
これは砂抜きが不完全で味付けも
くどくなり失敗でした。
ちょっと食べて捨ててしまいました(^^);;

棒棒鶏はちょくちょく作ります。
もも肉を、ショウガやネギを
ぶち込んだ鍋で茹であげて、それを細切りします。

19日の食卓04

市販の中華クラゲとキュウリの千切りを和えて、
肉を載せてソースをかけておしまい。

19日の食卓05

問題はナンでした。
粉に水100cc程まぜてコネコネしたのですが、
手にくっついてタイヘン。

19日の食卓01

まずは落ち着かせて、
のばしてアルミホイルにのっけて
オーブンで5分程焼くのですが、
べたべたで形ができず、
アルミホイルからうまく剥がれないし失敗。

でも味はいいです。

19日の食卓07


4回目に焼くとき、
アルミホイルの上にサラダオイルを
チラッとかけたら、
見事にスルッと剥がれました。

やはり経験ですね。

ナンは、厚くなってしまたのですが、
これに棒棒鶏と、カイワレをのせて食べると、
当初の予想通り、中華料理の、
花巻と北京ダックのような
趣になってなかなかでした。

19日の食卓08

さて、そうこうしているうちに、
北寄貝を刺し身で全部食べると、
次の日にアタッてしまうような気がしてきました。

そこで、急遽鍋を出して、
しゃぶしゃぶにしてみました。
ウルイもあったのでそれと一緒に。

うん。北寄貝のしゃぶしゃぶ最高! 

19日の食卓06

試しに、ナンにこれとカイワレを
巻いて食べました。
すると驚いたことにキノコの味がしました。

ま、そんなこんなやりながら、
珠玉の一人時間を過ごし、
食べ終わった頃、カミさんが返ってきました。

食卓の様子を見て

「私がいないと思ったらやりたい放題ね」

といわれました。

ははは。撤収が遅かった。(^^)


さて、

今日の一人料理で思ったこと。

優れた料理人は、
素材の良さを引き出すことに腐心する。

それは、いい素材に対して何もしない
ということではない。
素材に対峙し、とことん見つめ、
その良さを引き出すために、
それまでの経験を駆使し、
さりげない工夫をするのだ。

そして、どういう素材と交われば
更に良さが引き立つかを
考えることもポイントだ。

ところが、凡百の料理人は
それができないので、
過剰に工夫をし、過度な味付けに頼り、
結果として素材の味を殺す。

今日の私はまさに後者。

北寄貝のヒモや貝柱をダメにしてしまいました。

それは、素材の良さを引き出せず、
ヘンにいじくってしまったのです。

そこで、ハッと気がついた。
それって、授業と同じじゃん。

一流の教師は、
生徒の主体性を伸ばすことを第一に考える。

過剰に生徒をコントロールして、
生徒の良さを殺してしまうのは二流の教師。

料理と授業論、考えると面白い。




 

岩手大学との連携記事

一昨日の岩手日報に、
岩手大学人文社会科学部と
大野高校の連携の記事が
大きく取り上げられました。

岩手大連携01

私は、この1年間で、
来年度に向けての
たくさんの種をまいてきました。

岩手大との連携もその中の一つです。

来年度、5回程度の連携事業を予定しています。
その具体的な内容は、
学生と生徒の間で
創り上げていって欲しいと思っています。

楽しみです。

 

ラーメンの千草

久慈市の有名なラーメンといえば「千草」。

いや、久慈市というより全国区ですね。

最近、千草のラーメンのカップ麺が
出たということで、興味を持っていました。

千草01

先日、久慈市で懇談会があり、
その後、コンビニに立ち寄ったところ、
入り口に山と積まれていました。

千草04

「あった!」「よしゲット!」
などと叫んでいたのですが、
周囲を見回すと・・。

ラーメンコーナーにもびっしり、

千草03

裏に回ったらここにも。

千草02

レジ前にもありました。

千草05


ちょっとちょっと。やりすぎでっせ。
笑いながら店員さんに話すと、
店員さんも笑っていました。


こでだけ並べられるとねえ。
でも結局私は2個買ってしまいましたよ。

これはそんなディスプレイの効果なのかも。


 

アットホームな雰囲気で

先週の土曜日に
岩手大学小宮山研究室で
杜陵サークルの集まりがありました。

参加者は7人と少なかったのですが、
「数学カフェ」のような
アットホームな雰囲気の中で
楽しい時間を過ごしました。

白百合学園の伊藤先生の
リラクシンな発表風景を
動画にしてみました(約5分)。

担当の先生が休まれたので
急遽代講を行ったときの内容とのこと。

空間図形の計量です。

中学校1年生の乙女たちを相手に
楽しく授業を行っている姿が
目に浮かびますね。




 

「数学教室」リニューアル・スタート

「数学教室」復刊しました!

昨日、年間購読案内の
チラシが届きました。

数学教室リニューアル02

裏面の紹介記事には
2012年6月号の私の記事の一部
(因数分解=うんち)がありました(笑)。

数学教室リニューアル01

「好評連載」のコーナーでは
安野光雅先生や野崎昭弘先生など
錚々たる方々とともに
「数学という名の自由の翼」の
紹介をいただき恐縮しています。

よかったら読んでみてね!


 

アクティブラーニングの評価

東信堂から「アクティブラーニングの評価」
ついに出版されました。

☆☆

溝上慎一先生監修の
アクティブラーニングシリーズ全7巻の3巻目です。

ALの評価について書くのは
躊躇いがあったのですが、
尊敬する松下さんからの依頼でもあり、
第6章
「育てたい生徒像にもとづく
学校ぐるみのアクティブラーニング」
を担当し、執筆いたしました。

評価と授業改善を
一体的に進めていくことの重要性と、
組織として推進される
評価の方法について述べています。

是非ご一読を!

AL評価01LT

 

大野図書館

昨日は、お昼休みに大野図書館に
ふらりと立ち寄りました。

大野図書館02

そして、職員のGさんと、まったりと、
とりとめのない話をしました。

ここは、大野の安全・安心の場所です。
疲れた頭が癒されます。

大野高校の生徒たちも、
ここで勉強して、
大学などに進学していった人が
何人もいます。

そして、卒業してからも、
しばしばこの図書館を訪れ、
Gさんに挨拶に来るんだそうです。

図書館で育った生徒たちが、
その恩返しに来るんですね。

図書館という場によって生まれる心の絆。

いいなあ。

大野図書館01

拙著「つながる高校数学」
がクローズアップされていました。

ありがとうございます。


図書館を出て、
昼食は大野駅にある物産館で。

大野図書館03

「ひっつみ牛丼セット」

大野図書館04

これが評判なんです。
辛子醤油で味付けしたウルイが泣かせます。
これで600円ですよ!


さて、突然シリアスに。

Gさんと話をしながら、
学びとは環境だなあとあらためて思う。

教師は、授業という場で、
生徒に知識を植え付けようとする。
あるいは教師の力によって、
授業の中で知識や技能だけではなく、
創造力や、社会的な知性、
活用力などが育つかもしれない。

でも、それは学校の授業という場で、
教師という存在によってもたらされる
だけのものではない。

授業とは、生徒が学びを行い、
知識や生きる力を身につけるための
環境の一つに過ぎない。

しかし、時に教師は、
学びは、授業という場で、自分の掌の上だけで
起こっているものと錯覚している。

子どもは、学校を離れて、
教師が教えないから学びだすのだ。

これが本当の主体的に学び続ける
ことなんだと思う。

そういうトータルに学んでいく態度、
マインドを育てることを、
教師が学校の授業の中で、
もっと意識していくことで、
きっと子どもたちは劇的に
変わるのではないかと思う。

それと同時に、

教師も、

きっと。


 

杜陵サークル3月例会

先日の土曜日に岩手大学で行われた
杜陵サークルに、
盛岡南高校の伊藤陽菜先生が
初参加されました。

陽菜さんは、
盛岡南高校で数学を教えながら、
岩手大学工学部の院生として
研究活動も行っています。

先日、とても嬉しいニュースが届きました。

陽菜さんが、
高木浩一先生の指導の下に執筆した

「エネルギー環境教育と電気回路を教材
とした高等学校数学の授業設計」

が、この度、電気学会の優秀論文発表賞
(IEEJ Excellent Presentation Award)
を受賞されました!

toryo201603-02.jpg

おめでとうございます!

近いうちに、九州で表彰式があるとのこと。
陽菜さんは来年度から
新採用教員として高校に勤務されます。

二重のおめでとうですね。

さて、陽菜さんの発表は、
最近の授業実践の報告でした。

トイレットペーパーの巻き数を予想させ、
実験して数学の凄さを体験する授業、

toryo201603-04.png
(授業風景)

図形の方程式からドラえもんを描く授業、

ドラえもん1

ドラえもん2

ドラえもん3
(生徒の作品です)

手回し発電機を用いた授業、

など、本当に楽しくワクワクする内容でした。

トイレットペーパーの実践は、
盛岡南高校の「校報・南の窓」第92号に
詳しく報じられていますのでご確認ください。

こちらです⇒南の窓92号

因みにこの「南の窓」は
恐らく岩澤校長先生(数学)が
精力的に書かれているものと推察します。
凄い情熱を感じます。

陽菜先生は4月から新天地に赴きます。

これからも、生徒たちに、
数学、サイエンスの楽しさや面白さを
存分に味あわせてください!

そして、また杜陵サークルで報告してくださいね。

陽菜さんありがとうございました。

toryo201603-01.jpg




 

あんじい

先日、デザインセンターに行って、
スタッフの安藤さんとお話しました。
大野LOVEの、いつも笑顔の
キュートなママさんです。
安藤さんとお話しすると、本当に元気になります。

あんじー01
(写真はケイティさんのFBからいただきました)

すると、「あんじい工房」の
洒落たコースターが目に入りました。

聞くと、「あんじい工房」とは
安藤さんのお父さんの工房とのこと。

安藤さんのお子様からみれば
「じいちゃん」なので、「あんじい」なんですね。

いやあ、そのネーミングに笑いました。

早速1個購入いたしました。

あんじー08

糸鋸で手作りされているのですが、
凄い技巧です。

是非あんじいにお会いしたい
という思いが強くなりました。

すると、何と驚くことに、
あんじい工房は大野高校から歩いて1~2分。
裏山に面したところにあるとのこと。

そこで、昨日、お昼のお散歩をかねて
訪問いたしました。

ちょうど工房にいらっしゃいました。

「あんじー!」

あんじー03

あんじー02
(自宅の表札もあんじーの作品です)

いろいろお話をさせていただきました。

あんじいによると、この金ヶ沢地区は、
3500年前に縄文人が暮らしていて、
その当時の土器がたくさん掘り出されているとのこと。

そして、お孫さんが集めた土器や石器の
コレクションも見せてくださいました。

それは玄関に入ったところにあります。

あんじー04

アンジー05

あんじー06

お孫さんが自作した埴輪や土器も
展示されていました。

「凄い!小宇宙や!」

私は感激して叫んでしまいました。

あんじい曰く

「何もなかった縄文時代に
よくこんな凄いのを作ったものだ」

その言葉を聞いてはっとしました。

大野には、なぜ、こんなにも、
ものづくりに秀でた人がいるのか、

これまで思っていた疑問が氷解したように思いました。

これは、縄文人の遺伝子だったんだ!

そうに違いない。

そんな風に納得し、あんじー工房を後にしました。

あんじーさん、ありがとうございます。
(さんをつけると「あん・じーさん」みたいで変ですね。

あんじーさんから、コースターを
3つもいただきました。
失敗したものなそうですが、
どこが失敗なのか全然わかりません。

あんじー07


ありがとうございます。

そして、私にとって「あんじー」とは
ローリングストーンズなのです。

では、この曲で今日もよい一日を。




 

苔アートとサマンサさん

先週の金曜日にお会いした、
No Limitsコーチのサマンサこと才神さんが、
そのときの記事をブログに書いてくださいました。

こちらです⇒★★

金曜日にお話したときに驚いたのは、
私のブログやフェイスブックの記事を
きちんと読んでくださっていたことでした。

1年前に書いた
「参加型授業の理論武装」
の記事まで読んでいて、
彼女のブログでも取り上げていただきました。

また、私は時々、
動画をフェイスブックなどで
配信するのですが、
サマンサさんは、それも見てくださっていて、
評価していただきました。

きっと、初対面の私との話をスイングさせるために、
事前に目を通してくださったのかもしれません。

私などは、フェイスブックの記事を
ザッピングして、
とりあえず「いいね」したりすることが多いので、
サマンサさんのそういうところ見習いたいですね。

サマンサさんの凄いところは、
その発信力・企画力はもちろんですが、
相手への共感力です。

自分自身を積極的にアピールして、
リピーターをつくり、ブランディングし、
自分を応援する磁場を作る人はいます。

でも、時に、上から目線的な
一方向性を感じたり、
あまりの自分語りに、
内心辟易してしまうこともあります。

サマンサさんのように、
相手と同じ目線に立って、
共感し、支援し、力を引き出してくださる方は
そう多くありません。

さて、この日、
松橋さんという「苔アート」をやっている方の
話で盛り上がりました。

すると、その翌日、サマンサさんは、
もう松橋さんとの出会いを実現されていました。
何という行動力!

その日は、サマンサさんの娘さんの
ロナさんが企画するフェアリーコードの打合せが
大野キャンパスであったのですが、
その午前中に、サマンサ親子+ケイティさんが
松橋さんの「隠れ家」を訪れたのです。

サマンサさんのその記事はこちらです。⇒★★

驚いたことに、
もう松橋さんに弟子入りした模様です。

これを速攻でアテンドした
ケイティさんこと宮本さんは
FB上でこんなことを言っています。

下町校長先生!金曜の話の流れで、
「これはどうしてもサマンサとロナちゃんを
栄さんとこに連れて行きたい…」と思い、
ダメ元で電話したら快くOKしてくれました! 

栄さんのところで、
「苔アート講座 ~苔に学ぶ“生き方”~」…
のようなことやってみたいなぁ~
なんてイメージが湧いて来ちゃいました♡


松橋さんの「苔アート」と、
サマンサさんの「レジリエンス講座」の
コラボ企画、是非実現して欲しいです!


 

サマンサさんとの出会い

昨日、ケイティさんこと宮本慶子さんと、
サマンサさんこと才神敦子さんが
私に会いに本校を訪れてくださいました。

以前書いたケイティさんの記事はこちらです。
ご覧下さい。

<つなぐ力>

ケイティさんのブログはこちらです。
http://hironoiwate.blog.fc2.com/

サマンサさんは、「No Limits」夢実現コーチとして、
子どもたちや子育てをする母親を中心に、
様々なプログラムを実施し、
「No Limits マインド」の育成と啓発に
努めていらっしゃるクリエイティブな方です。

サマンサさんのブログはこちらです。⇒★★★

特に「No Limitsドラマキャンプ」
という活動が凄いんです。

各地から子どもたちが集まり、
4日間大野キャンパスを舞台に、寝食を共にし、
英語劇を皆で創り上げていくというものです。

参加者には事前にサマンサさんが準備した
英語劇のアウトラインが収められた
CDが配られます。それを聴いた上で
キャンプに集まってくるわけですね。

最終日の「英語劇の発表」という
大きなゴールがあるので、
参加者の主体的学びが駆動されます。
これは一つの反転授業ともいえると思います。

そして、大野キャンパスという
自然豊かな環境の中で、
子どもたちの限界を乗り越えていく力に
気づかせていくというものです。

サマンサさんはこう言います。

すべての子どもは天才である。
天才とは天から授かった才能をもつもの。

しかし大人になるにつれ、
それが表に現れる可能性が減っていく。

その理由は、親や周りの大人、
メディアなどの環境によって
刷り込まれる「限界」である。

「限界」とは、
人が持っている思考によって生み出され、
それを信じてしまうことによって発動される。

未来は他者の言うとおりになるわけではない。
限界を信じず、自分を信じることで、
未来は切り開ける。


サマンサ01
(写真はケイティさんのFBよりいただきました)

私は、サマンサさんと会話しながら、
1分でシンパシーを覚え、
10分で、源流からほとばしる水のように
湧き出るアイデアの数々に驚き、脱帽し、
そして勇気をもらい、
最後はすっかりサマンシスト
(サマンサさんのファン:今作った言葉)
になっていました。

因みに、サマンサさんのアイデアの数々から、
私が思わず唸った大野に関するものを、
とりあえずテーマだけ紹介します。

○歌と踊りを取り入れながら行う介護の仕事
○自分が生きてきたストーリーを
 衣服とともに織り込む「裂き織」。
○スターウォーズから英語と子育て論を学ぶ
 +天文台で星空観測

サマンサさんは、その「限界」を乗り越える経験を
子どもたちに味あわせること、
そして、子供に限界を与えてしまう、
親のマインドセット(行動を生み出す思考のクセ)
を変えていくことを軸に据えた活動をされています。

私もサマンサさんと同様の考えに立って、
学校における教育システムを変えていこう
という思いを持って行動してきました。

例えば、アクティブラーニングの推進も、
その延長線上にあるものです。

学校は生徒の能力を育て、
発揮させる場であります。

しかし、教師が目に見えるカタチで
その力を評価したいと思えば思うほど、
そこに一方的な教え込みや、
「~するな」という禁止、
細かいルールでの縛り、
ペナルティ、
など生徒を管理統制する方向、
競争に追い込む方向に力学が働きがちです。

旧パラマインドセット

そういう教師や学校現場のマインドセットが
温存されたままで、
手法としてのアクティブラーニングが
上塗りされるならば、
ダブルバインドの状況が生まれ、
「限界」を植え付けるサイクルが
働いてしまうのではないか、
というのが私の懸念です。

私は、サマンサさんの力強い言葉に
勇気をもらいました。
そして、サマンサさんとは別のフィールドから、
私にできる「No Limits」を
実践していきたいと思います。

さて、もう一つ、サマンサさんから
4月3日に大野キャンパスで行われる
「Fairy World Trip」の案内がありました。

妖精03
(サムネイルをクリックすると大きく表示されます)

実は、また驚いたことに、
このイベントの企画は、
サマンサさんのお嬢様である
高校1年生のロナさんが全て行ったものなのです。

サマンサさんの力強い言葉の裏には、
ロナさんというロールモデルがあるからなんですね。

このイベントは、
「妖精を信じている小学生だけが参加できる」
という条件なのですが、
何と既に満席の状況なのだそうです。

内容は、ロナさんのFairy Talk(妖精学講座)、
Fairy Lunch(大野の食材をふんだんに使った優しい昼食)、
そしてメインが
Fairy Code(ロナさん考案の大野キャンパス全体を
使った謎解き宝探しゲーム)というものです。

昨年、このフェアリーコードの内容を
ケイティさんから紹介されたとき、
凄い高校生がいる、
大野高校の生徒にも会わせたい!
と思っていました。

サマンサさんから、ロナさんが作っている
妖精のポストカードもいただきました。

妖精01

妖精02


いやあ素晴らしい!あらためて感動しました。

4月3日に行う「Fairy World Trip」には
大野高校の生徒もスタッフで
関わることができればと思い、
今、少し仕掛けをしているところです。


その後、場所をグリーンヒルに移して、
ランチを食べながら、
更に会話は弾みました。

サマンサ02

途中、山梨県から大野に移り住んで
創作活動をしている古屋画伯の家に
立ち寄ったりしながら、
楽しく充実した時を過ごすことができました。

ケイティさん、サマンサさんありがとうございました。


 

岩手大学人文社会科学部とのコラボ

昨日は、岩手大学人文社会科学部の
秋田先生と5人の学生さんが
大野高校を訪れました。

実は、本校では来年度の大きな目玉として、
岩手大学との本格的な連携を企画しています。

今回はそれに向けての
プレ・セッションという位置づけです。

岩手大学の地域課題研究に
本校生徒がどのように関わるか、
これから両者でつめていくことになります。

この日の予定は、
4時間目に大学生による講座、
昼食休憩後にグループワークでしたが、
準備のため1時間目には
皆さんが到着されました。

岩手大人社打合せ01
準備室で計画を練る学生達

3時間目に沼井先生の
物理の授業に乱入してもらいました。
ショート動画をご覧ください。



テーマは相対と絶対。
相対速度を学ぶ前の準備です。
楽しそうですね。

4時間目は、冒頭に私から、
今回のコラボセッションの意義について
話しをしました。
その後、秋田先生から、これまでの経過や
今後のビジョンについて話されました。

その後、学生さんの自己紹介と、
彼らがこれまで行ってきた
「ひろの福幸プロジェクト」の紹介と続きます。
そして、5時間目は
学生と生徒による懇談を行いました。

秋田先生率いる、プロジェクトメンバーは
総勢14名なのですが、
実はその中に大野高校の
卒業生が4人もいます。

そういう縁もあり、
昨年、彼らが洋野町を訪問したところ、
秋田先生はじめ皆さんが、
大野を大好きになってくれたとのこと。

来年度から、本格的に学生・生徒の
主体的な連携が始まります。

盛りだくさんの一日でしたが、
まずは、大野高校OBの2人が行った
アトラクション(漫才)の動画を
ノーカットで紹介します。
こちらもどうぞご覧ください。


 

物理の授業(ベクトルの合成)

一昨日、本校の沼井先生から、
ご自身の1年生の物理の授業の
参観のリクエストがありました。

喜んで出かけ、
ビデオを撮らせてもらいました。

1年生の選択者による物理の授業でしたが、
とても興味深い内容でした。

ダイジェスト動画を作りました。ご覧ください。

最後に、訓話が登場しますよ。そして、
必殺のハンドプレイも!




さて、2つのベクトルの合成は、
図の様に2つのベクトルが張る
平行四辺形の対角線によって表現されます。

ベクトル和平行四辺形

今回の授業では、
3つのベクトルの合成について
生徒に考えさせていました。

通常は、結合法則によって説明されます。

つまり、

ベクトルの合成結合法則

ですね。

授業動画では割愛しましたが、
実際の沼井先生の授業でも、
3通りの方法で作図させて、
どれも一致することを示す展開に進んでいました。

ところが、これをある生徒が
次のように解いていたのにはビックリ!

ベクトル和平行六面体

2つのベクトルのときは平行四辺形を作ることから、
3つのベクトルならば
立体を作図すればよいのでは、とのこと。

つまり彼は、3つのベクトルを立体視して、
同一平面上にない(1次独立)
3つのベクトルが張る
平行六面体を作ったのですね。

私はこれを見て、
デザルグの定理を思い出しました。

デザルグの定理とは
「純交点定理」といわれるもので、
点・直線・平面の結合関係(交わる・平行)
だけで論じられる定理です。

デザルグ01

上図の様に、2つの三角形が、
Pを起点として背景的になっているとき、
対応するそれぞれの線分の延長が交わる
3つの交点X,Y,Zが一直線上に並ぶというものです。

これを平面のデザルグの定理というのですが、
これを平面内だけで証明しようとすると
結構面倒です。

ところが、これを、空間的に眺めると、
証明は非常に簡単になります。

デザルグ02

というか、空間におけるデザルグの定理は、
「2つの点は1つの直線を決定する」
「3点は一直線上にある」などという、
空間における点・直線・平面に関する結合公理
(全部で6つある)
そのものであることがわかります。

つまり、長さや角などの量を問題としない、
純粋に点と直線の結合関係だけで
論じられる定理や図形は、
空間の視点で考えた方がわかり易いのですね。

私は、ヒルベルトの「幾何学」という本を読んで、
デザルグの定理の面白さにひきこまれました。

因みにこの「幾何学」には、

「すべての純交点定理はパスカルの定理の
構図を有限回用いることで証明できる」

という定理が述べられています。
私はこれを学生時代に読んで
感動で震えた記憶があります。

この辺を話し出すと長くなるのでやめておきます。

嬉しかったのは、この授業を、私の他に、
副校長先生(化学)、黒澤先生(数学)、
菊池先生(国語)と、
数名の先生が参観されていたことでした。

これが大事なことなんですね。
先生方が授業をオープンにして
互いに見せあうこと。

それは、授業技術を交流するため
だけではありません。

生徒と混ざって、
生徒目線で一緒に授業を楽しむ。

そのような中から、生徒との信頼関係が生まれ、
職員間の同僚性が築かれ、
学校が安心・安全な場所に
なるのではないかと思います。

今回の内容は、
ベクトルの合成がテーマでした。

まさに、職員がベクトルを揃えることの大切さを、
沼井先生はこの授業の中で
説明しているかのようです。


 

人生は積分だ!

今日、算数パフォーマーの上野さんが
フェイスブック上に、
人生の積分方程式として、
こんな図を紹介されていました。

conv-02.jpg

「目で、舌で、耳で、手で、鼻で、
いろいろなものを堪能する事を、
時間で積分する。すると、人生ができる。」

という意味を込めて作ったそうです。

なるほど。

思わず笑ってしまいながらも、
本質をついているなあと感心しました。

昔、326(ミツル)という人が
「人生はかけ算」ということをいっていました。

どんなにチャンスが巡ってきても
自分がゼロならみんなゼロ、
みたいなカンジだったと思います。

上野さんは、五官で得た経験に
時間をかけたものの総和として
人生を定式化しているわけですね。

さて、私はそんな上野さんの
人生の積分方程式を見ていて
思い出したことがありました。

それは、2012年、私が教育員会で
授業力向上の仕事を
担当していたときのことでした。

都道府県の教員採用試験問題で、

convolution-01.png

という問題を解いていて、
ふと、この問題の背景は、フーリエ解析に登場する
合成積のことだなと思い、怪しい知識を確認しようと
ネット上を検索してみました。

そこで、東北工業大学教授の
中川朋子先生の研究室の
ホームページに辿りつきました。

なんと、そのページで、中川先生は、
合成積(畳み込み積分)を
人生に例えて説明しているんです。

その一部はこんなカンジです。

tatamikomi.png

いやあ、その説明の明快さに衝撃を受け、
中川先生の活動を
岩手の高校の先生にも紹介しようと思い、
先生が書かれたものを少し整理してまとめ、
数学のある研究会に
学習資料として提示しました。

事後承諾の形で、中川先生には
次のようなメールを差し上げました。

以前、「たたみこみ」の話で
メールいたしました下町です。
お忙しい中恐れ入ります。
5月19日に、岩手大学で、
学生・教員あわせて25名程の
学習会を行いました。
その中で、添付ファイルのような
資料を使わせていただきました。
(事後報告で申し訳ありません)
参加者から驚きと、感心の声があがりました。
岩手の高校の授業を見ると、
教師が自分の高校時代に授業を受けた
経験だけでの授業や、できないといって、
生徒のせいにしたり
安易に習熟度に分けて、
教師の立場で効率的に指導することばかりを
考える授業が多いことが気になっていました。
また、目先の偏差値を伸ばすために、
意味や概念を教えない授業や、
教師自らが学識を高めようとする
姿勢が持たれていない状況も感じておりました。

先生のページに刺激を受け、
高校の教師が、自分の授業を省察し、
専門性を高めていって欲しい
と思っているところです。
おかげ様でとても良い学習会になりました。
本当にありがとうございました。
今後とも先生のご活躍をお祈り致します。
取り急ぎお礼まで。
       2012年5月2日


中川先生から、次のような
快諾のメールをいただきました。

丁寧なご挨拶をいただきまして
ありがとうございます。
志の高い先生方の
お役に立ちましたなら幸いに存じます。
特に岩手県からは、本学へも
たくさんの学生が入学してくれますので
岩手の高校の先生方が
頑張ってくださることは
私どもにとっても勇気百倍です。
<以下略>


では、その畳み込み積分の
学習資料を紹介します。

こちらです⇒★★

本当にわかり易いです。
(学生アンケートはカットしました)


 

卒業式

今日は卒業式でした。
39名が元気に旅立ちました。

卒業式09

卒業証書を渡すとき、
一人ひとりがニコッと微笑んでくれること。

「おめでとう」といって渡すと
「ありがとうござます」と応えてくれること。

そんな卒業生を見て、
何だか心が洗われるような思いをしました。

卒業式06

卒業式07
(呼名する担任の先生)

式辞の原稿はこちらです⇒★★

卒業式04
(校長式辞)

卒業式05
(送辞)

卒業式02
(答辞)

卒業式後に引き続いて生徒会による歓送会が行われます。

卒業式03


在校生のエールの後、
3年生が「返礼します」と出てきました。

慣れていなかったけれど、よくやりました。

感動的なシーンはいっぱいあったのですが、
この部分しか動画を撮りませんでした。




おめでとうございます。
これからの人生に幸多かれ!

卒業式08
(オマケ:介添えをしてくださった佐藤先生と)




 

生徒会誌・図書館報「白樺」

卒業式にあわせて、
生徒会誌第63号もできあがりました。

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特別寄稿として「No Limit!」
というタイトルで書きました。

その本文はこちらからご覧になれます⇒★★

因みに、本校の生徒会誌は、
図書館報「いしずえ」と合体しています。

その「いしずえ」の中にある、
「先生方のお薦めの本」コーナーでは、
図書委員の質問にこたえて
こんなことを書いています。

①学生時代に読んで印象に残ったマンガ
「あしたのジョー」

②その本の内容
ドヤ街出身の矢吹丈がボクシングに目覚め、
ライバルたちと熱い戦いを繰り広げ、
最後は真っ白になって燃え尽きる

③その本の中の好きなセリフ
「待ってくれよおっちゃん。
おれは・・・まだ真っ白になってねえんだぜ」

④好きな漫画家
井上雄彦

⑤その人が書いた本の中でオススメのもの
「スラムダンク」

⑥その本の内容
バスケットに青春を賭ける桜木花道の成長物語

⑦その本の中の好きなセリフ
「あきらめたらそこで試合終了ですよ」
「オヤジの栄光の時代はいつだよ。
全日本のときか?俺は今なんだよ」
「『負けたことがある』というのが
いつか大きな財産になる」

最近「ピアノの森」が感動的に終了しました。
「3月のライオン」も目が離せません。

私、結構漫画が好きなんです。




 

あなたと宮澤賢治とハピネスと

本日の卒業式にあわせて、
大野高校新聞第96号ができあがりました。

B4裏表2ページですが、
この新聞は印刷業者に頼んだものではなく、
すべて手作りなんです。

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素晴らしいでしょう。

お金をかけないで、自分たちで工夫して
良いものを作るというのが
大野高校のコンセプト。

担当の菊池先生はじめ新聞委員会の皆さん
ありがとうございます。

内容は、大野高祭、収穫祭、芸術鑑賞、修学旅行、
ウィンターセッション、ユネスコ交流学習会などの
各種イベントの記事、
卒業を控えた3年生のコメント、部活動の振り返り、
更に、大野歌壇(短歌)のコーナーなど、
盛りだくさんで、読み応えがあります。

さて、その大野高校新聞の一面は
「HAPPY NEWS」という特集でした。
私も、このテーマで原稿を依頼されました。

以下に、私の書いた内容を
掲載しておきたいと思います。


あなたと 宮沢賢治と「ハピネス」と
(You and Kenji Miyazawa and happiness)

HAPPY NEWSが今回のテーマということなので、
「幸せ」について書いてみたい。
振り返ると、私はずいぶん「幸せ」の話をしてきたように思う。 

夏の始業式では「幸せは、降ってくる出来事ではなく、
自ら創りだすもの、つまり自らの気持ち次第である」

そして、幸せになるには
「一人で自分に向き合うだけでなく、
共に歩んでくれる仲間とのつながりを深めること」
という話をした。
「仲間とのつながり」とは、
単に仲の良い友達と交流を深め、
協力し合うということではなく、
もっと積極的に、様々な考え方に耳を傾け、
他者との良い関係を広げていくということだ。

人は他者と共にあるとき、より賢くなり、
より強くなり、より多くの幸せを実感できる。

そして、冬の始業式ではこんな話をした。

「辛い時、悲しい時、一番力になったのは、
素直で直向に頑張る大野高生の笑顔や、
日々の挨拶に触れたときでした。
『お疲れ様です』の言葉には、
人を幸せにする魔法の力があります。」

自分ができるささやかな一歩が、
実は、人を幸せにするだけではなく、
自分の行動を変え、習慣を変え、
人生をも変えていく力にもなり得る
ということを、ここでも述べておきたい。

さて、8月に岩手で開催された
全国高校PTA連合会のメインテーマは
「未来圏からの風をつかめ!」だった。

これは、宮沢賢治の「生徒諸君に寄せる」
という詩の中に出てくる、
「諸君の未来圏から吹いてくる
透明な清潔な風」のくだりのオマージュだ。

賢治の言葉には、我々が生きていく中で、
いつも心に携えておかなければならない
「何か」がある。

私が大好きなのは、
「注文の多い料理店」の序文だ。

「わたしたちは、氷砂糖をほしいくらいもたないでも、
きれいにすきとおった風を食べ、
桃いろのうつくしい朝の日光をのむことができます。
またわたくしは、はたけや森の中で、
ひどいぼろぼろのきものが、
いちばんすばらしいびろうどや羅紗や、
宝石いりのきものに、
かわっているのをたびたび見ました。(以下略)」


自然を愛し、自然とともに生き、
日常の小さな一コマにこそ幸せを見出すこと。

そして、物質で満たされる豊かさより、
心の豊かさを求めること。

私たち岩手県民は「心にいつも賢治先生」
を持って生きていきたいものである。

その一方、

「世界がぜんたい幸福にならないうちは
個人の幸福はあり得ない」

で有名な「農民芸術概論綱要」では、
世界の幸福を希求する
賢治の揺ぎなく力強い姿に心が打たれる。

人はみな芸術家の感性を持ち、
そこから農村の創生を働きかけようとする
賢治の言葉に、
私は、かつて大野村で興った
「一人一芸の里」運動にも
通じるものがあると感じた。

これは、当時大野村を訪れた
東北工業大学の秋岡芳夫教授が、
大工として出稼ぎが多いこの地に、
木工製作という「芸術」を中心とした
「一人一芸の里」という新しい町づくりを提唱し、
村人のアイデンティティを築いたというものだ。

「世界がぜんたい幸福にならないうちは
個人の幸福はあり得ない」は、
世界が幸せになることを座して待つことではない。

すべての人々が持つ芸術的感性と、
知識や技術を仲間とともに深め合うことによって、
コミュニティ全体の幸せを追求することと私は考える。
 
大野高生も、学校で学んだ知識を
「世界ぜんたいの幸福」を考えるための
「活用される知恵」に換えて、
地域に貢献できる人に育って欲しい。