2015年4月の杜陵サークル

昨日は、材木町「よ市」のオープニングでした。

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初日ということもあり、物凄い人。
家族連れで楽しむ人、
マイカップ片手にベアレンビールを楽しむグループ、
たくさんの外国人の観光客、
さんさ踊りのパレード、
ふと見ると、国会議員や、タレントのスギちゃんも。

とにかくお祭り騒ぎでした。

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私は、トワフィーユさんに転勤の際のお礼をいい、
どうしても欲しかったサライのキムチを速攻で買い、

余市を後にして、岩手大学に。
今年度初の杜陵サークルに参加しました。

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十数名の参加がありました。

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松田先生の、電子黒板を用いた授業実践例の発表。
授業風景の動画を皆で参観。

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大内先生からは、昨年度行ってきた実験型の
授業実践の紹介がありました。

その他、私も含め6人の発表が行われました。

終了後、外に出たら、皆既月食が!
携帯で撮ったのですが少しはわかります。

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そして、いつもの月見亭で盛り上がりました。








 

奇跡のような再会

昨日と一昨日は、各官庁など
16カ所を挨拶のために訪問しました。

洋野町役場の種市支所はとても立派です。
屋上に展望テラスがあり、海が一望できます。

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さすがは「あまちゃん」で有名な種市。

帰路、ふと思い立って「大野高校を守る会」の
事務局長をしている南さんに会いたくなりました。

南さんは、以前私が大野高校に勤務していたときに
お世話になった方で、何もなかった場所から、
一代で、ミナミ食品という、
多角的なファーム経営による
株式会社を築き上げた人です。

場所がわからなく、車であちこち動いていたところ、
偶然、軽トラックに乗っている南さんらしき人を発見!

何と、約20年ぶりでの再会でした。

この日、南家で夕飯をご馳走になりました。
そして、大野高校について、
教育について遅くまで語り合いました。

驚いたのは、南さんは、授業や学習、
学力や学びなどについて、
私と共通する問題意識や、
ビジョンを持っておられたことです。

彼は、高校で得た知識が、
社会で通用していない一面があり、
学校では、教科書にある知識だけでなく
「学び方」を教えることも必要ではないか
と述べられました。
そして、こんな持論を展開されました。
まとめると以下のような感じです。

①高校生だけでなく、大野地域の、小学生、
 中学生、青年も含めて数名の
 縦の関係のグループを作る。
②そうやって作ったいくつかのグループに対し、
 コーディネータが課題を提示する。
 その課題をグループ内で教えあいながら
 解決を目指していく。
③更に、このようなプランに賛同する
 ICT企業に働きかけ、タブレット端末などを
 提供していただき、そのツールを使うことで、
 より広範な学びを形成する。
④学校や教師の役割は、その環境を
 コーディネートすることや、土台となる
 基礎知識や技能を育てること


このような取組みによって、子どもたちは、
自分で考えることと、他者に働きかけること
を相互的に行うことができ、
社会の中で、生きた知識を
獲得していくのではないか、
それが「学び続ける力」につながる
のではないかというのです。

大野高校は現在、学校再編の槍玉に
あがっている学校の一つです。
大野高校存続のためには、
地域を巻き込んだ「学びの共同体」を構成し、
それを全国に発信していくべきだと考えていた私は、

「なるほどなるほど」と32回も頷きながら話を聞き、
まさに我が意を得たりと、64回も膝を打ちました。

そして、もう一つのユニークな発想が
「他人の飯を食う」という企画。

それは、大野高校に入学した生徒を、
少なくとも3か月くらい、他の家庭と交換し合って、
他の家での生活を経験させる、というものです。

これには驚きました。

なぜ、南さんはこのような発想を抱いたかというと、
実はそれに近い実践を現在行っているからです。

大野高校は、卓球で有名な学校です。
現在、17年連続でインターハイに出場しています。
2年前は、女子団体が
全国大会で3位に入賞しました。

こんな小規模の公立高校が
このような成績をあげるのはまさに奇跡です。
そんな大野高校で卓球をやりたいということで、
大野以外の地区から入学する生徒もいます。

南さんは、その生徒を自分の家に下宿させ、
世話をしてきました。

現在は4人の生徒が下宿しています。

その生徒達は、下宿生というより、
家族として扱われています。
南家の大家族や動物達の一員として、
皆と協力して料理を作ったり、
7人ものお孫さんと遊んだり、
大人と対等に会話したり、
そして敷地内にある卓球場で練習したり・・。

この日は、女子3人が、
奥様の指導を受けながら、
私たちにひっつみ汁などを振る舞ってくれました。
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丁寧に人参を切っているところ。3人で協力し、
時に、5歳と3歳のお孫さんも巻き込んで料理しています。



私は、この光景を見て、17連覇の秘訣は、
他地区から受け入れた能力の高い生徒の
技量によるものだけではなく、
そんな彼らに、集団の中での人との関わり方や、
発信の仕方を身につけさせた、
コミュニティの力があったからこそだと思いました。
もちろん、大野高校や地域の卓越した
卓球の指導者の存在はいうまでもありません。

しかし、卓球競技も学力も、
技能や知識の習熟だけで
完成されるものではないはずだからです。

このような画期的で斬新なアイデアから
イノベーションは生まれるのでしょう。

南さんは「大野高校を守る会」の代表として、
物心両面からサポートしていただいております。
それは、大野高校が無くなったら、
それと同時に、大野という地域が終わってしまう
という危機感を持っておられるからです。

子どもは地域の宝であり、
かけがえのない財産です。
そして、そんな子供たちを育てあげる高校は、
学びの集大成として
生徒を社会や世界に送り出すための
プラットフォームであるべきだと思います。

南ファームでつくられた、
極上の湯葉や、鶏肉を頬張り、
酒を酌み交わしほろ酔い気分になりながら、
私は、もしかしたら、大野の地では、
理想的な学びの共同体がつくれるかもしれない、
という夢を抱きました。

オマケの話題。
南さんに、
「実は、花巻時代の教え子が、
この3月まで大野で働いているんです」
と言ったら、驚いたことに、
彼の働いている場所は、まさにミナミ食品でした。
何と!1月のクラス会以来の出会いができました。
彼も南ファミリーの一員として、
大野高校の下宿生とも関わってきたようです。

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南さんと花北の教え子のK君と。

この日は、偶然、南さんに会おうと決め、
偶然彼を見つけ、
偶然にも同じ価値観を持つことを知り、
そして、教え子が偶然この場所にいたという、
奇跡のような偶然の連続によって、
素敵な一日になりました。
セレンディピティ(serendipity)という言葉も
思い浮かびましたが、まさに神の導き。

いや、きっとこれは、
毎年思い出さなかったことがなかったY君が、
私を大野高校に、そして南さんに
引き寄せてくれたとしか思えません。

とっても長くなりました。
なにしろ、ネットワークが使える
貴重な時間ですので、ご容赦のほど。

 

大野キャンパス

4月から大野に住んでおりますが、
未だにネット環境が整備されていないため、
更新できないでおりました。

今日は、自宅に戻ったので、
まとめて更新したいと思います。

3月31日は、午前中は盛岡三高で、
最後の残務整理をして、一路大野に。

途中、ふと気づいて、
盛岡駅に立ち寄りました。

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あるある。話題のJR盛岡駅の、
高校卒業生のためのメッセージボード。

昼頃、大野に到着。
陸中大野駅(バス停)でラーメンを食べました。
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ラーメンのどんぶりも大野木工です!

大野キャンパスを散策
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ここは道の駅

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木工・陶芸・ガラス工芸などの工房が並ぶ。
どこでも体験ができます。

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まきば天文台は東北最大級です。

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洒落た宿泊施設。グリーンヒル大野。

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健康の湯。サウナでゆっくり。

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一番はこの雄大な自然。
パークゴルフのコースと、
その向こうに見えるミルク工房。

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動物とのふれあいや、フラワーガーデンもあります。

皆さん是非お立ち寄りください。